「ファストフード」と「ファーストフード」の違いは?どっちが正しい?定義や歴史なども紹介!
ファストフード(fast food)の意味・定義を知っていますか?日本にはいつからあるのでしょうか?今回は、ファストフードとファーストフードの違い・どっちが正しいのかや、ファストフードにあたる料理の例を一覧で紹介します。ファストフードの歴史や近年のファストフードの変化も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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ファストフードとは?どんな意味?
忙しい日々を送る人たちの食事スタイルとして、ファストフードが定着しています。ファストフードというと何となくハンバーガーやフライドポテトを思い浮かべますが、今回はファストフードの意味や定義を解説していきます。
ファストフード(fast food)の意味・定義と名前の由来
ファストフードは、短時間で調理できてすぐに提供できる料理や、それを提供する店を指す言葉です。ファストは英語で速いを表すfastからファストフードと名づけられており、注文してからそれほど待たずに提供されることに由来しています。
ファストフードにあたる料理の例
私たちの身近にある料理で、ファストフードにあたるものは以下のようなものがあります。
・マクドナルドのハンバーガー
・ケンタッキーフライドチキンのフライドチキン
・サブウェイのサンドイッチ
・吉野家の牛丼
ファストフードは、いずれも注文後すぐに提供されることに加え、低価格で手軽に食べられるという特徴があります。立ち食いそば・うどんなどもファストフードと言えるでしょう。
ファストフードとファーストフードの違いは?どっちが正しい?
マクドナルドやケンタッキーのことをファーストフードと呼ぶ人も多いですが、ファストフードという呼び名も存在しています。ファストフードとファーストフードはどちらが正しいのかや、両者の違いを解説していきます。
アメリカ英語とイギリス英語の読み方の違いで意味は同じ
ファストフードとファーストフードの違いは、発音がアメリカ式かイギリス式かという点のみで、意味は同じです。ファストフードのfastはアメリカ英語ではファストと発音されますが、イギリス英語にはaを伸ばして発音するという特徴があるので、fastはファーストと発音されます。
日本でファーストフードの呼び名が定着しているのは、1970年代にケンタッキーやマクドナルドが上陸した際にファーストフードと紹介されたためです。しかし近年、イタリアで起こったスローフードの対義語としてファストフードが用いられる機会が増えてきています。
ファストフードの歴史|日本はいつから?
ファストフードはアメリカで誕生した
ファストフードの起源は1930年代のアメリカです。1937年、マクドナルド兄弟は自身が開店したカリフォル州の小さなハンバーガーショップで、ハンバーガーを待つ客が駐車場に長い行列を作っているのを目撃しました。
マクドナルド兄弟はこの出来事がきっかけでハンバーガーの提供スピードを重視するようになり、素早く調理できるシステムを考案したのがファストフードの始まりと言われています。
ファストフードの日本における歴史
日本のファストフードとしては江戸時代から寿司やそばなど、手軽に食事が取れる屋台が多く存在していました。それらは明治以降も、庶民向けの大衆食堂としてファストフードが受け継がれていきます。
戦後の1970年には大阪万博に外国のファストフードとしてケンタッキーフライドチキンが日本で初めて出店し、翌1971年にはマクドナルド1号店が開店しました。このことから1970年はファストフード外食産業元年と呼ばれています。