ウグイの味はまずい?臭みが気にならない捌き方や食べ方・料理のおすすめを紹介!

ウグイという魚を知っていますか?まずいと言われますが本当でしょうか?今回は、ウグイの味わいはまずいと言われる理由や、臭みが取れる下処理・捌き方にくわえて、〈唐揚げ・塩焼き〉など美味しい食べ方・レシピを紹介します。寄生虫などウグイを生刺身で食べる際の注意点も紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. ウグイとは?どんな魚?
  2. ウグイの生態・見た目など特徴
  3. ウグイの名前の由来と別名
  4. ウグイの味はまずいの?捨てるのが普通?
  5. ウグイがまずいと言われる理由は臭みにある
  6. 旬の冬のウグイは美味しいとされる
  7. ウグイの臭みをとる下処理・捌き方
  8. ウグイの美味しい食べ方・レシピは?【臭みが気にならない
  9. ①ウグイの唐揚げ
  10. ②ウグイの洗い(刺身)
  11. ③ウグイの塩焼き
  12. ④ウグイの甘露煮
  13. ⑤ウグイの焼き煮付け
  14. ウグイを食べる際の注意点
  15. 生刺身で食べる際は寄生虫に要注意
  16. ウグイの寄生虫の対策
  17. ウグイを食べてみよう

ウグイとは?どんな魚?

ウグイは日本各地で見られる淡水魚ですが、釣っても食べずに放流されることが多い魚の一つです。ここでは、ウグイとはどんな魚かについて説明します。

ウグイの生態・見た目など特徴

ウグイは北海道で多く見られる淡水魚で、川の上流から下流まで幅広く生息しています。陸封型と呼ばれる一生を川で終えるウグイと、川を下って海に出る降海型の2つの種類に分類されることが特徴です。降海型のウグイは産まれて1年から数年経つと海に下って栄養を蓄え、産卵期になると群れをつくり、浅瀬の川底に卵を産むために川をさかのぼります。

成魚になったウグイの大きさは20~45cm程度で、海に出たウグイには体長が50cmまで成長する個体もいます。ウグイの寿命は10年ほどで、生まれてから3年で成魚となり体全体が茶系の銀色と変化し、側面に縦の黒い帯があるのが特徴です。この模様は変化し、雌雄ともに3~5月の繁殖期になると体の側面に朱色の平行な直線が3本見られます。

ウグイと他の川魚を見分けるポイントとしては、鱗の数が37枚以下で尻びれが内側にへこみ、背びれと腹びれが同じ位置から始まっていることも特徴です。また、ウグイは昆虫や小魚・幼虫・藻・コケなどをエサとする雑食性で、汚染の進んだ川にも生息できます。このように環境適応能力が高いウグイは、飼育しやすく観賞用にも適した魚です。

ウグイの名前の由来と別名

ウグイの名前の由来は、幣(ぬさ)と呼ばれる祭りの際に神前に供える布をかける斎杭(いくい)とされています。これは、斎杭とウグイのスマートで細い体つきが良く似ていたからです。

ウグイが最も多く見られるのは北海道ですが、本州や四国、九州にも生息し様々な名前で呼ばれます。ウグイの別名として有名なのはアカハラとハヤですが、この他にもアイソやクキなど地域によって10種類以上の名前で親しまれています。

ウグイの味はまずいの?捨てるのが普通?

渓流で釣れることの多いウグイですが、食べずに放流する人も珍しくありません。その理由は、ウグイがまずいと思っている人が多いからだと考えられます。ここでは、ウグイの味が本当にまずいのかについて詳しく見ていきましょう。

ウグイがまずいと言われる理由は臭みにある

ウグイがまずいといわれる理由は、臭いが強いからだと言われています。しかし、すべてのウグイが臭いわけではなく、生育している川や海の汚染の影響を受けて特有の泥臭さが出ることが特徴です。きれいな水質で育ったウグイは、臭みがなく白身魚特有のたんぱくな味わいを楽しめます。

またウグイをはじめとする川魚は小さいものが多いので、内臓をとり除くことなくそのまま調理することが多いです。内臓には苦味があるので、まずいと感じる人も多いのかもしれません。しかし、ウグイを味噌煮や甘露煮にすることで、内臓の苦味は気にならなくなります。

また、ウグイはコイ科に分類される小骨が多い魚でもあり、それが原因で敬遠する人も珍しくありません。これはウグイを細かく切ったりできる限り骨をとったり、あるいは骨ごと食べられる方法で調理することで解消されます。

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ちなみに夏のウグイは猫でも食わんと言われるくらい夏のウグイはまずいらしい。(そうでもなかったが……)

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そういえば
釣りの動画で見て思い出したけど
ドブ川で釣ったウグイ食ってみたことあるけどまじで川とおんなじ味したクソまずい

旬の冬のウグイは美味しいとされる

臭いと言われることが多いウグイですが、旬を迎える冬は美味しいことで知られます。ウグイは味はあっさりとしていて刺身にしても美味しく、火を通して食べる場合は味噌と相性の良い魚です。しかし、鮮度が落ちやすいため刺身で食べる際には生きたものを購入すると良いでしょう。近年は養殖したウグイを生きたまま販売している店も見られます。

ウグイの臭いは内臓と皮が特に強いので、しっかりと下処理をすることで美味しく食べられます。ウグイは春から夏にかけて泥臭くなることが多いので、食べてみるなら旬の冬に挑戦してみましょう。その際は、きれいな水で知られる川に生息しているものを選ぶと、より美味しいウグイが手に入ります。

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ウグイのムニエル

ちゃんと料理してあげればちゃんとおいしい魚なので、陸に捨てて帰ったりしないようにしようね。

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フナは骨が固くてしっかり除去しないといけない。ウグイは骨が柔くて食べやすい!どちらも臭みも癖もありませんでしたおいしい

ウグイの臭みをとる下処理・捌き方

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