高級魚「ホウボウ」とは?値段・味わいの特徴は?美味しい食べ方も紹介!

ホウボウはどんな魚か知っていますか?今回は、ホウボウの旬の時期・季節や、値段・味わいなど特徴にくわえ、刺身用の捌き方なども紹介します。寄生虫の注意点や、刺身・塩焼きなど食べ方のおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. ホウボウはどんな魚?
  2. ホウボウの生態・見た目など特徴
  3. ホウボウの名前の由来と地域別の名前
  4. ホウボウの味わい
  5. ホウボウの旬の時期・季節や産地は?
  6. ホウボウの旬の時期は冬(12~2月)あたり
  7. ホウボウの名産地
  8. 高級魚「ホウボウ」の値段は?高い?
  9. ホウボウは1kgあたり約4000円と高い
  10. ホウボウの刺身用の捌き方|寄生虫に注意?
  11. ホウボウの刺身用の捌き方
  12. ホウボウを捌く際の寄生虫の対処法
  13. ホウボウの美味しい食べ方は?刺身が一番?
  14. ①ホウボウの生刺身
  15. ②ホウボウの煮付け
  16. ③ホウボウのアクアパッツァ
  17. ④ホウボウの唐揚げ
  18. ⑤ホウボウは出汁取りにも使える
  19. ホウボウを食べてみよう

ホウボウはどんな魚?

ホウボウは地域によってはスーパーで刺身などを見かけることがありますが、あまり出回らない地域では食べたことがない人もいるかもしれません。ここでは釣りをする人には馴染みのあるホウボウの生態・見た目の特徴・名前の由来・味わいなどを紹介します。

ホウボウの生態・見た目など特徴

ホウボウは北海道南部から南シナ海に至るまでの水深100m~200mの砂底に多く生息しています。カサゴ目ホウボウ科に属しており日本近海に生息するホウボウの中では最大のサイズで、体長は30cm以上に成長します。ホウボウは海底でエビやカニ、小魚を大きな口で捕食する肉食の魚です。

ホウボウの見た目はアジやイワシと異なり、大きな頭に尻すぼまりの胴体が付いていて円錐を横にしたような形で体は褐色です。ヒレに大きな特徴があり、大きな胸ビレは光沢のある青緑色で外敵を驚かせる時に翼のように開きます。腹ビレの一部が足のように進化し海底を歩くように泳ぎながらエサを探す変わった魚です。

ホウボウの名前の由来と地域別の名前

ホウボウは地域によって下記のように呼ばれています。

①青森県 キミオ
②山形県 ウヅムギ
③九州  ホコノウオ
④秋田県 ドコ


上記からも分かる通りホウボウには地域によって実に様々な呼び方があります。ホウボウという名前は、体内に浮袋を持っていて釣り上げた時に低い声でボーボー、ホーボーなどと鳴くことが由来になったとする説があります。

ホウボウの味わい

ホウボウは上質な白身魚ですが身はピンクがかっていて歯ごたえがあり、タイやヒラメと同じくらい旨みのある魚として知られています。肉質が柔らかい割にしっかりしていてクセがなく、噛むほどに旨みが感じられる味わいです。

内臓・肝・浮袋は珍味として、アラは旨みの強い出汁として昔から重宝されていますが、サイズの割に可食部が少ないので歩留まりの悪い魚とされています。

ホウボウの旬の時期・季節や産地は?

ホウボウは美味しい魚だと分かりましたが、どのあたりに主な産地があるのでしょうか。旨みが増して美味しくなる旬の時期や季節も併せて紹介します。

ホウボウの旬の時期は冬(12~2月)あたり

ホウボウの旬の時期は12月から2月の冬の季節で、春の産卵に向けて脂を蓄えた身は濃厚な旨みを楽しめます。一年中流通している魚ではありますが、手に入れるなら冬がおすすめです。刺し網漁、定置網漁の他、底引き網漁でカレイやヒラメなどと一緒に獲れることもあります。

ホウボウの名産地

ホウボウは日本では北海道南部から沖縄までの沿岸部で獲れる魚ですが、特に関東地方では春先に群れを作るホウボウを専門に釣る漁船があるほど親しまれています。昔から殿様など位の高い人が食べる魚の定番であったことから高級魚とされていますが、漁獲量は比較的安定しています。

タイや金目鯛などの赤い魚は、昔から日本各地でお祝いの席で出される定番の魚ですが、ホウボウもその一つです。ホウボウはお食い初めなどの子供のお祝いによく使われるのが特徴的で、それは硬い骨を持ち頑丈な頭をしていることが理由ではないかと言われています。

高級魚「ホウボウ」の値段は?高い?

冬に旬を迎える高級魚のホウボウはスーパーでも売られているのでしょうか。サイズや締め方によっても変わる値段を解説するので参考にして下さい。

ホウボウは1kgあたり約4000円と高い

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