「グラタン」と「ドリア」の違いとは?材料・作り方など比較して紹介!
「グラタン」と「ドリア」の違いを知っていますか?今回は、「グラタン」と「ドリア」について〈意味・具材・種類〉など特徴の違いをそれぞれ比較して紹介します。「ドリア」と「グラタン」の作り方・レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
「グラタン」と「ドリア」って何が違う?
グラタンとドリアは耐熱皿にホワイトソースやチーズをのせて、オーブンなどで焼き上げる点は共通しているので、見た目にはその違いがわからない場合もあります。ここではグラタンとドリアがどう違うのかについて、発祥地や種類も含めて詳述します。
「グラタン」とは
老若男女問わず人気のグラタンは、フランスのドーフィネ地方が発祥地といわれています。そして日本とフランスでは、グラタンとして認識されている料理に違いがあるようです。ここではグラタンの意味と特徴、その種類について説明します。
グラタンの意味
グラタンの語源は、フランス語で削り取るを意味するgratter(グラッター)です。グラタンは調理の過程で具材が皿や鍋にこびりついてしまうので、それをこそげとることが多く、その様子からグラタンという名前が付けられ定着していったとされています。
グラタンの特徴と種類
フランスにおけるグラタンの特徴はオーブンなどに入れて、料理の表面が焦げるくらいまで加熱調理するものを指します。グラタンの種類として、以下のものがあげられます。
・グラタン・ドフィノワ(じゃがいものグラタン)
・マッケンチーズ(マカロニとチーズのグラタン)
・ムサカ(茄子とミートソースのグラタン)
・ヤンソンさんの誘惑(アンチョビ入りのグラタン)
・コテージパイ(ミートソースのグラタン)
日本ではホワイトソースをベースに、チーズやパン粉をかけて焼き上げるものがグラタンと認識されているようです。しかし世界各国のグラタンには様々なソースや具材が用いられており、日本とは少し認識が違っています。またフランスではオーブンで焼き上げるデザートを、グラタンと呼ぶことがあります。
(*グラタンについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
「ドリア」とは
海外でグラタンを頼むことはできても、ドリアはメニューにないのが一般的です。その理由はドリアの発祥地と関係があるので、覚えておくと便利です。ここではドリアの発祥地と歴史、特徴、種類について説明します。
ドリア発祥の歴史
ドリアが発祥したのは日本の横浜で、1930年にホテルニューグランドの初代総料理長を務めたサリー・ワイル氏が作ったのが始まりとされています。体調が悪かった客人に対し、米を使ったシーフードドリアを提供したことがきっかけで、その後定番のメニューとして作られるようになっていきました。
ドリアの特徴と種類
ドリアは具材やソースによって、様々な種類に分かれます。
・シーフードドリア
・ミートドリア
・カレードリア
ドリアに使われる米もチキンライスだけでなく、バターライスやピラフ、ドライカレーなど様々です。米とソースの組み合わせによって、バリエーションも豊富です。またドリアのオリジナルレシピを売り物にしている店も少なくありません。