青首大根の特徴とは?旬の時期・産地は?食べ方・レシピのおすすめも紹介!
【國吉農園監修】青首大根はどんな大根の品種か知っていますか?今回は、青首大根の〈歴史・旬・産地〉など特徴や、新鮮な青首大根の選び方を紹介します。青首大根の食べ方・レシピのおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。青首大根を普段の食事づくりに活用してみましょう。
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青首大根とは?
青首大根と聞いても、すぐにどんな大根かを連想できる人は少ないかもしれません。しかし、実はスーパーの店頭などで青首大根を目にする機会はとても多いです。ここでは青首大根とは何かについて、詳しく説明します。
青首大根は大根の品種の1つ
日本で流通している大根には、以下の種類があります。
・青首大根
・単形大根(三太郎)
・間引き大根
・源助大根
・三浦大根
・亀戸大根
・大蔵大根
・桜島大根
・聖護院大根(丸大根)
・祝だいこん
・山田ねずみ大根
・赤筋大根
・ミニ大根
・青大根
一般的な白みの大根だけでも上記の種類があり、青首大根もその1つです。青首大根は地表から出ている根の上位の部位が、緑色になっている特徴があります。根の部分が緑色になるのは、日光が当たることで葉緑体ができるからです。そして青首大根は他の大根と比較するとやわらかく、みずみずしい甘さを感じる味です。
(*大根の種類について詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んでみてください。)
青首大根が普及した歴史
青首大根は江戸時代から西日本で栽培されてきた、「宮重」と呼ばれる品種がルーツといわれています。宮重は病気に弱い品種で昭和30年代に一時減産になりますが、昭和49年に品種改良されてから増産されるようになりました。品種改良された青首大根が栽培しやすかったため、全国各地に普及したとされています。
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國吉農園
青首大根は味が良く、輸送中でも割れにくいので青果用の定番です。青首大根以外の品種は青果用で美味しい品種もありますが、漬物などの加工用に栽培されることが多いです。うちでも青首大根を1番多く栽培します。
青首大根の旬の時期・産地は?
日本で最も流通している青首大根は、通年で購入することが可能です。しかし青首大根にも旬があり、様々な地域で栽培されています。ここでは、青首大根の旬の時期と主な産地を紹介します。
青首大根の旬は11月〜2月頃
青首大根は冬野菜に分類され、旬は11月から2月です。品種改良が進んだことで現在では通年で青首大根が流通してますが、時期によって味が変わります。春から夏に流通する青首大根は辛味が強いですが、旬の冬の時期に採れるものは甘味とみずみずしさを感じます。
青首大根の主産地
青首大根の主な産地は以下の通りです。
・北海道
・千葉県
・青森県
品種改良された青首大根は全国各地で栽培されていますが、主産地は上記の3つです。産地によって収穫時期が異なり、北海道や青森県は7月から9月、千葉県は10月から翌年の6月までとなっています。スーパーで青首大根を購入する際には、産地もチェックしてみることをおすすめします。
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鳥取県大山のうちの農園でも、大根は旬の11-2月と3-4月に栽培しています。大山は雪が積もるので、1月〜2月は寒さにあたって梨のように甘くみずみずしくなります。3ー4月は温度が上がり辛みのある大根になります。
青首大根の選び方は?
青首大根を購入する際に新鮮なものを選ぶためには、鮮度の見分け方を知っておく必要があるでしょう。ここでは新鮮な青首大根の選び方を、具体的に紹介します。