自家製オリーブオイルの簡単な作り方｜搾油で失敗しないコツを解説！

まずはオリーブの実の下準備から始めます。

・オリーブの実を水洗いする
・傷んだオリーブの実を取り除く
・木の枝やゴミも目で見て取り除く

収穫したままのオリーブの実はそのまま使わず、軽く水洗いして汚れを落としておくと良いでしょう。傷んだオリーブの実は、傷んだ所から腐りだすので取り除くようにしてください。水洗いしても取り除けなかった木の枝やゴミも、良く目で見て丁寧に取っておきます。

次にオリーブの実をビニール袋などに入れ、以下のポイントを守って実を揉んで潰してください。

・一粒ずつ潰す
・約1時間程根気よく潰す

10分程揉み続けるとオリーブの実から水分が出てきて、約20分後には水分と実で膨れ上がります。約1時間程揉んで潰すと水分とオイルが分離してくれるので、根気よく潰しましょう。潰す時間がない時は、予め実の塊が少し残る程度までミキサーにかけておくと時短になりおすすめです。

オリーブが潰れたら、以下の手順で漉し搾ります。

1、ガーゼ（布巾）または台所用ネットをドリッパーにかける
2、ドリッパーの下に容器をセットする
3、ドリッパーの中に潰れたオリーブの実を搾り入れる

オリーブの実の量が少ない場合はキッチンペーパーでも代用できますが、ガーゼ（布巾）や台所用ネットを使うと破れにくいのでおすすめです。

ドリッパーの中に潰れたオリーブの実をゆっくりと搾り入れると、漉されたオリーブの実の水分とオイルが混ざったものが、ドリッパーの下の容器へと入っていきます。ドリッパーの下の容器は大きめのものを用意しておきましょう。

次は、オリーブの実の水分とオイルが混ざったものをしばらく寝かせます。その際は以下のポイントを守りましょう。

・ドリッパーの下にセットした容器のまま1日寝かせる
・常温で寝かせる

別の容器に移し替えなくても1日寝かせるだけで、上がオイルで下が果汁に分かれて分離します。冷蔵庫に入れて寝かせてしまうとオイルが固まってしまったり風味が落ちてしまったりするので、注意してください。

最後は、オイルを抽出して漉して完成です。

1、分離した上澄みのオイルだけ抽出する
2、ドリッパーにコーヒーフィルターをセットする
3、コーヒーフィルターにオイルを入れる

この手順で大切なのは、オイル成分である上澄みだけを丁寧に取ることです。下にある果汁が入ってしまうとエグミがでてしまうので、注意してください。オイル成分をコーヒーフィルターで濾して不純物を取り除けば、オリーブオイルが完成します。