アイスランド料理「ハカール」とは?臭い・味わいの特徴は?日本の販売情報も紹介!
ハカールとはどんな食べ物か知っていますか?臭さが有名な食べ物ですが、どんな臭いなのでしょうか?今回は、ハカールの臭さの例えや臭い理由である「作り方」について紹介します。ハカールの味わいや日本での販売情報も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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ハカールとは?どんな食べ物?
出典: @allgodschillun
強烈な臭いとその作り方で有名なハカールですが、日本では見かけることがほとんどないため、その存在を知らない人も多いかもしれません。ここではハカールがどんな食べ物なのか、どこでよく食べられているのかを紹介します。
ハカールはサメ肉を発酵させたアイスランドの伝統食
ハカールはアイスランドの伝統食で、オンデンザメというサメを発酵させ、吊るして乾燥させたものです。数ヶ月乾燥させた後に角切りにし、チーズのような形にして販売されています。アイスランドではスーパーで売られているほか、レストランなどでも食べることができる伝統食で、お酒のつまみとしてよく食べられている食品です。
他の食品とは比べ物にならないほどの高濃度のアンモニアを含み、初めて食べる時はアンモニアを吸い込むことで自然と吐き気を催すほどといわれています。
(*世界のゲテモノ料理について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
ハカールの特徴は「臭さ」!
出典: @guerrinomacori
日本人になじみの深い発酵食品ですが、発酵食品には臭いはつきものです。ハカールもサメを発酵させた発酵食品と聞くと、いかにも臭いがしそうな感じがしますが、どんな臭いなのでしょうか。ここではハカールの臭いと、臭いが生まれる理由について紹介します。
ハカールの臭いを例えると?
ハカールの臭いは例えると、以下のようなものです。
・腐った魚
・アンモニア
・洗剤
ハカールはサメを発酵させたものなので腐った魚の臭いがしますが、もっとも特徴的なのがアンモニアの臭いがかなり強烈であることです。人によっては公園の古い公衆便所を想像するほどの臭いともいわれています。多量のアンモニアを含んでいるため、洗剤のような臭いを感じることもあるようです。
Twitterの口コミ
昼に食べたハカール、サメの肉を発酵させてサイコロ状に切った酒のアテなんだけど、控えめに言ってアンモニア臭がキツすぎる
Twitterの口コミ
そういや昨日職場に「友達がアイスランド行ったらしくて、お土産貰ったんですけど」つってハカール持ってきた社員がいて、課長が開けたもんだからフロアが大惨事になりました🥶🥶🥶🥶🥶
どんだけ臭いかと言うと、世界第6位レベルで焼き立てくさやの次点っていう臭さ🥶🥶🥶🥶🥶
正にスメハラ🥶🥶🥶🥶
ハカールが臭い理由は「作り方」にある
ハカールが臭くなる原因は、その作り方にあります。ハカールはサメを発酵させたものを、そのまま干して水分を抜いていきます。サメは元々アンモニア臭が強いうえに、発酵の際に生じた臭いをそのまま干すことでさらに凝縮させており、強烈な臭いを生じるようになってしまうのです。
広義の意味ではハカールも魚の干物なので日本人の感覚としてはおいしそうに思えるかもしれません。しかし、サメのような軟骨魚は干物には向いていないため、干しているうちに臭いが強くなってしまうのです。
(*臭い食べ物について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ハカールの味わいは?美味しい?
出典: @Drfootenfrance
気になるハカールの味ですが、アンモニア臭が強すぎて味が分からないという方が多いようです。サメ独特の味のようなものを感じることはなく、噛むごとにアンモニア臭が口に広がります。鼻をつまんで食べる方法もありますが、臭いを感じなくなる一方、味も分からなくなるためしっかりと味わいたい人には不向きです。
干している時は肉のようにも見えますが、販売する際には角切りに加工するため、チーズのような見た目になります。食感は弾力を抑えたゴムに近く、臭いやアンモニアによる自然な吐き気によってなかなか飲み込むことができない癖のある食べ物です。