安納芋はどんなさつまいも?味・糖度・カロリーなど特徴は?食べ方・レシピも紹介!

さつまいもの品種「安納芋」を知っていますか?今回は、「安納芋」の品種別に〈味わい・糖度・カロリー〉など特徴や、旬の時期・産地なども紹介します。保存方法や、〈焼き芋〉など「安納芋」の美味しい食べ方・レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。

(このページにはPRリンクが含まれています)

目次

  1. 安納芋(あんのういも)とは?どんなさつまいも?
  2. 安納芋の産地
  3. 安納芋の旬・収穫時期
  4. 安納芋のカロリー
  5. 安納芋の品種は?味わい・食感など特徴を比較!
  6. ①安納こがね
  7. ②安納紅
  8. ③灯籠蜜いも
  9. ④フルーツこがね
  10. 安納芋の美味しい食べ方・レシピのおすすめは?
  11. ①焼き芋
  12. ②アイス
  13. ③天ぷら
  14. ④芋羊羹
  15. ⓹スイートポテト
  16. 安納芋の保存方法・期間は?
  17. 安納芋をお取り寄せして食べてみよう

安納芋(あんのういも)とは?どんなさつまいも?

さつまいもにはさまざまな種類がありますが、安納芋もその一つで、読み方は「あんのういも」です。一時期ブームとなり他のさつまいもに比べて値段が高価であるにもかかわらず、売り切れが続出したこともありました。まずは安納芋について産地やカロリーなどの基本的な情報を見てみましょう。

安納芋の産地

安納芋は一時期の流行をきっかけにさまざまな場所で生産されていますが、主な産地は鹿児島県の種子島です。現在は種子島の在来種として扱われますが、元々は第二次世界大戦でスマトラ島北部のセルダンに渡った日本兵が日本に持ち帰ったのが始まりとされています。

冬でも温暖で土壌の排水性が良くミネラルがふんだんである種子島は、安納芋に適した環境だったようです。安納芋と言う名前は、種子島の安納地域と呼ばれる場所で栽培が始まったことから名付けられました。

安納芋の旬・収穫時期

安納芋は、9月から11月にかけて収穫され、スーパーには10月中旬から1月ごろに出回ります。なぜ収穫からに期間が開くのかと言うと、安納芋は収穫してから2週間から3週間経過してからの方が甘みが増すためで、倉庫で寝かせてから出荷するからです。

価格は他のさつまいもに比べて高いですが、人気のさつまいもである分売り切れるのも早いので、見かけたら買ってみると良いでしょう。ちなみに安納芋の選び方は、大きすぎず小さすぎないもので丸みのあるものを選ぶのがおすすめです。

安納芋のカロリー

カロリー 糖質
142kcal 31g

※100gあたりの数値です。

安納芋は一個あたり約200gあるため、1個分は上記のカロリーの2倍であると考えてください。すべて食べればおやつにするには高カロリーではあるものの、半分にして食べたり小ぶりのものを選べば問題なく食べられます。

甘みが強く蜜が多いので食感も独特ですが、カリウムや食物繊維が豊富であるためダイエット中にご飯の置き換えとして朝食に取り入れる人もいます。

(*さつまいもの種類について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

さつまいもの種類・品種25こ!ホクホク・ねっとりなどタイプ毎に特徴を紹介!

安納芋の品種は?味わい・食感など特徴を比較!

安納芋はさらに細かい品種に分けることができます。ここでは4つほど品種を紹介しますが、食感や皮の特徴などはそれぞれどのようになっているでしょうか。

①安納こがね

一般的には安納芋は赤紫色の皮が特徴で、元々は後述する安納紅が多く栽培されていました。しかし、やがて白っぽい皮の安納芋が生まれ、それを育成していったのが安納こがねです。食感はねっとりとしていてスプーンで食べられるほどで、生の状態でも糖度が16度あります。

おすすめの食べ方は焼き芋となっており、焼くことで糖度が上がり40度にもなることで人気になりました。

②安納紅

安納紅は、皮が赤紫色に茶色がかった色をしており、中身は黄色いのが特徴です。比較的多く出回っており、甘みが強くねっとりとした食感が人気でさつまいもの蜜がたっぷり入っています。安納こがねと安納紅は平成25年までは種子島でしか栽培できないものでしたが、現在では種子島以外の地域でも栽培が可能となっています。

③灯籠蜜いも

灯籠蜜いもと書いて「とろみついも」と読み、2010年ごろから出回り始めました。灯籠蜜いもは種子島ではなく熊本で栽培されている安納芋の品種で、断面は円形に近い形になっており色は安納紅と大きな差はなくオレンジ色をしています。食感も安納紅と同じくねっとりと甘く、焼き芋にするのがおすすめです。

通常安納芋は種子島以外では甘みが強く出ないと言われていましたが、改良して育てたことで、今では種子島の安納芋よりも甘みが強いと謳われるブランド品種となっています。

関連する記事