鈴かぼちゃとは?旬の時期や産地は?どこで売ってるかや人気レシピも紹介!
かぼちゃの品種「鈴かぼちゃ」を知っていますか?コリンキーのように生のまま食べるのが特徴の品種です。今回は、「鈴かぼちゃ」の〈味わい・食感・見た目〉など特徴や、旬・収穫時期や産地なども紹介します。〈サラダ・浅漬け・漬物・グラタン・ピクルス〉など「鈴かぼちゃ」の食べ方・レシピや<通販・販売店>等どこで売ってるのかも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
鈴かぼちゃの特徴は?どんなかぼちゃの品種?

鈴かぼちゃはその名前からかぼちゃであることは分かりますが、どのような特徴を持っているのでしょうか。まずは、鈴かぼちゃの見た目や味・食感などの特徴について見ていきましょう。また、鈴かぼちゃと普通のかぼちゃの違いも併せて紹介するので、参考にして下さい。
鈴かぼちゃは成熟前の栗かぼちゃ
鈴かぼちゃとは、成熟前の栗かぼちゃのことを言います。鈴かぼちゃは正式には品種の名前ではなく、未熟な状態で収穫された栗かぼちゃが鈴かぼちゃと呼ばれます。一般的なかぼちゃは1~2kg程度の重さがありますが、鈴かぼちゃは500〜600gと軽く、手のひらに乗るほど小さいサイズなのが特徴です。
普通のかぼちゃや栗かぼちゃは成熟すると果肉がオレンジ色になりますが、鈴かぼちゃは果肉がレモンのような鮮やかな黄色をしています。また、鈴かぼちゃの種は白く、皮も普通のかぼちゃより緑がかっている点が特徴です。なお、鈴かぼちゃは種や皮が柔らかいため、女性や高齢者でも簡単に切ることができるとも言われています。
鈴かぼちゃはコリンキーのように生のまま食べるのが特徴
普通のかぼちゃは皮が硬く、生のまま食べることができないため、火を通して皮を柔らかくしてから食べるのが一般的です。一方、鈴かぼちゃは皮が柔らかいため、コリンキーのように生のままサラダなどに使って食べることができます。また、鈴かぼちゃは皮だけでなく種まで丸ごと食べられます。
なお、コリンキーと鈴かぼちゃは食感や大きさもよく似ていますが、両者の違いは成熟の度合いです。前述の通り、鈴かぼちゃは完全に成長する前の未熟な状態のかぼちゃですが、コリンキーは成熟しても小さい見た目が特徴の品種です。また、コリンキーは皮がオレンジ色や黄色をしている点や、見た目が方錐型をしている点も鈴かぼちゃとの違いでしょう。
(*コリンキーについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
鈴かぼちゃの味わい・食感
鈴かぼちゃを生で食べると、コリンキーのようにシャキッとした歯ごたえが楽しめます。また、同じ瓜科のきゅうりと風味や食感が似ているとも言われています。鈴かぼちゃは生で食べても臭みやえぐみはほとんどなく、ほのかな甘みを感じることができるので、生野菜が苦手な人や味覚の敏感な子どもでも食べやすいでしょう。
なお、鈴かぼちゃは水分量が多いので、普通のかぼちゃのように煮物などに調理すると食感が損なわれると言われています。鈴かぼちゃの食感を楽しむためには、サラダや浅漬けなどの生食調理に活用しましょう。また、食感を損なわない程度に軽く火を通して、炒め物やグリルなどにするのもおすすめです。
(*かぼちゃの種類について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
#ぬか漬け #変わり種 #鈴かぼちゃ
— でーーーーーい (@dNnFf9mWxicp0Xu) June 19, 2020
生食もできるという「鈴かぼちゃ」のぬか漬け。
種は固い場合もあるそうなのでワタはとり、皮はまだらにむきました。
シャキシャキでぬかが甘みを引き立てて、これはおいしい(^^)
そのままサラダとしてよりこっちの方が好き💕(あくまで個人の感想です笑) pic.twitter.com/2yIUEqrlJy
今日は鈴かぼちゃがたくさん売れたなぁ。このこはなんと、生で食べれるかぼちゃなのです。食感はきゅうりみたいな感じでみずみずしくておいしい!サラダに入ってるとかわいい^^きゅうりみたいだけどきゅうりくささがなくて、お子さまにも食べやすいですよ! http://t.co/dPT19gj
— 坂ノ途中 soil (@soil_saka) September 12, 2011
鈴かぼちゃの旬・収穫時期や産地は?

スーパーや市場などで見かけることの少ない鈴かぼちゃですが、どのような地域で栽培されているのでしょうか。ここでは、鈴かぼちゃを栽培している主な産地や、鈴かぼちゃを美味しく食べられる旬・収穫時期について紹介します。
鈴かぼちゃは北海道のきなうすファームで栽培されている
鈴かぼちゃは、安心で新鮮な野菜の提供を目的とした会社であるアグリジャパンと契約した生産者のみに栽培が許可されている野菜です。鈴かぼちゃの栽培は北海道から沖縄県まで全国的に可能ですが、一般の農家や家庭菜園などでは栽培ができないため、実際は限定的にしか鈴かぼちゃの栽培は行われていません。
なお、鈴かぼちゃの主な生産者は、契約生産者である北海道のきなうすファームです。きなうすファームは、北海道の田園風景や米栽培の歴史を守るために立ち上げられ、鈴かぼちゃの他にも米や野菜の栽培を行っています。また、きなうすファームの他には、沖縄県・大分県・三重県などの契約生産者によって鈴かぼちゃの栽培が行われています。
鈴かぼちゃの旬・収穫時期は7月〜10月ごろ
北海道のきなうすファームで栽培される鈴かぼちゃの旬・収穫時期は、7月中旬から10月下旬ごろです。この時期に収穫された鈴かぼちゃは、8月上旬から10月下旬にかけて主に北海道内のスーパーや市場などに出回ります。一方、沖縄県で栽培される鈴かぼちゃは北海道とは収穫時期がずれており、11月から6月の上旬にかけて収穫・出荷されています。
また、大分県や三重県では5月から9月にかけて鈴かぼちゃが収穫・出荷されているようです。このように、鈴かぼちゃの収穫時期は産地によって大きく差があり、ほぼ年間を通して収穫や出荷が行われています。
鈴かぼちゃはどこで売ってる?値段・価格は?

鈴かぼちゃは、栽培を許可されている農家の数が少ないため、一般に流通する量も少ないのが特徴のかぼちゃです。そんな鈴かぼちゃを購入するには、どうすれば良いのでしょうか。ここでは、鈴かぼちゃの購入方法やその価格について紹介します。
鈴かぼちゃは通販で買うのがおすすめ

鈴かぼちゃは、旬の時期である7月から10月にかけて北海道内のスーパーに出回りますが、本州以南のスーパーにはほとんど出回ることがないようです。鈴かぼちゃを購入したい場合は、通販を利用するのがおすすめです。鈴かぼちゃを通販で購入する場合は、楽天市場や、アグリジャパンの公式サイトで紹介されているネットショップから注文することができます。
なお、鈴かぼちゃは通販でも購入できる時期や販売個数が限られているので、確実に入手するためにはこまめに販売ページをチェックしましょう。特に、北海道産の鈴かぼちゃは収穫時期や出回る期間が短いので、旬を迎えたら早めに注文するのがおすすめです。
鈴かぼちゃの値段・価格
鈴かぼちゃは、北海道内のスーパーや直売所の場合は1個あたり200円前後で売られています。一方、ネットショップなどで販売されている鈴かぼちゃは、1個あたり400円から700円前後が相場のようです。鈴かぼちゃの価格は1kgあたりに換算すると普通のかぼちゃに比べて高値ですが、コリンキーや栗かぼちゃとは同程度の価格になります。
なお、ネットショップでは1個から鈴かぼちゃを購入することができますが、送料を考えると多めに注文して複数人で分け合う方法がおすすめです。
鈴かぼちゃの美味しい食べ方・レシピのおすすめは?
鈴かぼちゃを美味しく食べるためには、どのように調理すると良いのでしょうか。ここでは、鈴かぼちゃを使ったおすすめのレシピを紹介します。サラダや漬物など、鈴かぼちゃの食感を生かしたレシピが多いので参考にして下さい。
①鈴かぼちゃの和風サラダ
鈴かぼちゃを皮ごとピーラーで薄切りにして、かつお節や醤油を使って味付けする手軽な和風サラダのレシピです。このレシピでは種を除いていますが、鈴かぼちゃは種も食べることができるので、丸ごとサラダに入れるのもおすすめです。
②鈴かぼちゃの浅漬け
鈴かぼちゃを浅漬けにすると、シャキッとした食感が際立ち美味しく食べることができます。浅漬けの素に鈴かぼちゃを浸したらキッチンペーパーをかけ、全体に味が浸みるまで半日以上おくのがポイントです。なお、輪切りの唐辛子を加えても美味しく仕上がるようです。
③鈴かぼちゃの漬物
自家製のぬか床を持っている人は、鈴かぼちゃを漬物にするのもおすすめです。ぬか床に入れる際は、腐敗を防ぐために鈴かぼちゃの水分をしっかり拭き取りましょう。なお、鈴かぼちゃを薄くスライスした場合は、1日から1日半ほどの漬け時間で食べることができます。
④鈴かぼちゃのグラタン
鈴かぼちゃを器代わりにして作る、丸ごとかぼちゃグラタンのレシピです。鈴かぼちゃはラップに包んでレンジで加熱し、種とわたをくり抜いて使いましょう。ホワイトソースやチーズと鈴かぼちゃの甘みがよく合い、子どもも喜んで食べる一品です。
⑤鈴かぼちゃのピクルス
鈴かぼちゃをピクルスにすると、作り置きに便利な一品になります。パプリカやレンコンなどの野菜と合わせると、食感の違いを楽しめるでしょう。なお、鈴かぼちゃが手に入らない時は、代わりにコリンキーを使っても美味しく作ることができます。
鈴かぼちゃを通販でお取り寄せして食べてみよう
鈴かぼちゃは種や皮が柔らかく、丸ごと食べられるのが特徴のかぼちゃです。また、コリンキーのように生のままサラダや漬物にすると、シャキッとした食感を生かして美味しく食べることができます。なお、鈴かぼちゃは北海道以外のスーパーにはほとんど出回らないため、気になる人は通販でお取り寄せして食べてみましょう。