えびすかぼちゃの特徴|北海道が特産地?味わい・収穫時期やレシピのおすすめなど紹介!
【三常農園監修】かぼちゃの品種「えびすかぼちゃ」を知っていますか?日本のシェアのほとんどを占める品種です。今回は、「えびすかぼちゃ」の〈味わい・食感・見た目〉など特徴や、旬・収穫時期や産地のほか、栗かぼちゃとの違いも紹介します。〈煮物〉など「えびすかぼちゃ」の食べ方・レシピのおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
えびすかぼちゃは特産地として北海道の恵庭市が有名ですが、現在は全国で生産されており特に関西地方で高い人気を誇っています。恵庭市は昭和39年に京都で開発、発売されたえびすかぼちゃの栽培に一早く取り組みました。
その後「恵庭のえびす」と呼ばれるブランドかぼちゃとして積極的に販売を行ったことから、今では全国的に栽培されるまでに広まったようです。
朝日晃
三常農園
えびすかぼちゃは寒さに強いので当初北国で育てられていました。現在全国に広がった所以は、寒さに加えて暑さや病害虫にも強いところにあるでしょう。当園のある茨城県日立市でも、更に乾燥や多湿にも耐え、毎年元気に育っていますよ。
えびすかぼちゃの旬・収穫時期は9月〜12月ごろ
えびすかぼちゃの収穫時期は6月〜9月頃で、9月〜12月頃に旬を迎えます。かぼちゃは収穫されてすぐは水分が多く甘みが少ないので、乾燥させて甘みを出すための追熟期間が必要です。そのため、かぼちゃの収穫時期と旬の時期に違いがあります。
9月〜12月頃に出回っているえびすかぼちゃは、一番美味しく食べることができます。えびすかぼちゃは年中販売されていますが、旬の時期はより糖度も高く安い値段で購入することができるのでおすすめです。
朝日晃
三常農園
収穫したかぼちゃは、最低でも2週間熟成期間を設けましょう。かぼちゃの追熟は、基本風通しのよい室内で常温保存するのみで構いません。追熟は切らずに丸いかぼちゃのまま行ってください。
北海道の恵庭産のえびすかぼちゃの特徴は?
北海道の恵庭市で栽培されている、えびすかぼちゃの特徴はどのようなものなのでしょうか。ここでは、恵庭産のえびすかぼちゃの糖度や粘度について紹介します。
①非常に糖度が高く甘い
恵庭で栽培されているブランドのえびすかぼちゃは、糖度が非常に高く甘いのが特徴です。料理として使われるだけでなく「恵みの庭のかぼちゃプリン」や「恵みの庭のカボチャパイ」などえびすかぼちゃの甘味を活かして数多くのスイーツも発売されています。
②粘度が高くて煮崩れしにくい
恵庭で栽培されているえびすかぼちゃは、糖度が高いだけでなく粘度が高い特徴もあります。かぼちゃの定番料理である煮物は、煮崩れしやすく面取りなど工夫が必要です。恵庭産のえびすかぼちゃは煮崩れしにくいので、煮物なども綺麗に作ることができおすすめです。
えびすかぼちゃの美味しい食べ方・レシピのおすすめは?
甘みが強いえびすかぼちゃですが、どのような食べ方をされているのでしょうか。ここでは、えびすかぼちゃを使ったおすすめのレシピを紹介します。
①煮物
砂糖を使わずに、えびすかぼちゃの甘みだけで作るかぼちゃの煮物です。白だしで簡単に味を決めることができるので、初心者でも挑戦しやすいレシピになっています。出来上がったら時間を置いて、味を染み込ませると美味しくなるので試してみてください。