糠塚きゅうりの特徴とは?青森の伝統野菜?食べ方・レシピのおすすめを紹介!
品種「糠塚(ぬかづか)きゅうり」を知っていますか?太い見た目が特徴の品種です。今回は、「糠塚きゅうり」の〈味わい・食感・名前の由来〉など特徴や、旬・収穫時期や産地なども紹介します。〈漬物〉など「糠塚きゅうり」の食べ方・レシピや通販商品のおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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糠塚きゅうりの特徴は?どんな品種?
みずみずしく、歯応えの良いきゅうりにはさまざまな種類があります。糠塚きゅうりもきゅうりの一種で、その読み方は「ぬかづかきゅうり」です。今回は、糠塚きゅうりの由来や味わいなど特徴を紹介します。
糠塚きゅうりは「糠塚村」で植えられたことが名前の由来
糠塚きゅうりの歴史は長く、江戸時代から八戸市糠塚地区で作られている伝統的な野菜です。藩政時代に、参勤交代で持ち帰ったきゅうりの種子を青森県の「糠塚村」で植えていたことが名前の由来になっています。
かつて、青森県の八戸市では糠塚きゅうりの生産が非常に盛んでしたが、料理に使いやすい白いぼ系きゅうりの流通が増えたことで糠塚きゅうりの生産者が減少したと言われています。白いぼ系きゅうりの普及により、一時期は糠塚きゅうりが絶滅の危機に陥っていたようです。
しかし、伝統野菜の糠塚きゅうりを残すために八戸市の生産者たちが声をあげ「八戸伝統野菜糠塚きゅうり生産伝承会」を設立したことで、現在でも糠塚きゅうりの伝統が受け継がれています。
糠塚きゅうりの味わい・食感や見た目の特徴
糠塚きゅうりは普通のきゅうりと比べると、少し渋く苦いのが特徴です。また、普通のきゅうりは皮も食べますが、糠塚きゅうりは皮が固いので食べるときは皮を剥いて使います。縦に切ると中に種が詰まっているので、中のワタをスプーンでくり抜いてから料理に使われることが多いようです。
また、普通のきゅうりに比べて糠塚きゅうりは大きくてみずみずしく、きゅうりのパリパリとした食感をより一層楽しむことができます。ただし、収穫すると、翌日には皮の色が変色してしまう特徴もあります。
Twitterの口コミ
糖塚きゅうり、皮むいて種くり抜いて、そこに味噌入れてかぶりついた。パリパリと歯応えあり瑞々しさもある。太いところにはゴーヤ的な独特の苦味がある。
Twitterの口コミ
今日の夜ご飯。このきゅうりは糠塚きゅうりという太くて少し苦さもあるきゅうり。夏が来たなあ、、、
糠塚きゅうりの値段・価格
糠塚きゅうりは、1本あたり約100円〜140円程と普通のきゅうりに比べて高い値段がつけられています。これは、糠塚きゅうりの栽培箇所が限られているなど収穫数が少なく希少価値が高いためです。また、スーパーなどで販売されていることも少なくなってきており、直売所などでの購入がおすすめです。
糠塚きゅうりは通販サイトでも購入することができますが、さらに高い値段での販売になります。
(*きゅうりの種類について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
糠塚きゅうりの旬・収穫時期や産地は?
出典: @pecoli_na
糠塚きゅうりは、どのくらいの時期に収穫されているのでしょうか。ここでは、糠塚きゅうりを栽培している産地と併せて紹介します。
糠塚きゅうりの産地は青森
糠塚きゅうりは青森県八戸市で作られている伝統的な野菜と説明してきましたが、現在も青森県を中心に生産されています。糠塚きゅうりを求めて青森県に訪れる人がいるなど、糠塚きゅうりの人気が伺えます。流通量が少ないため、青森県以外で糠塚きゅうりを購入することは中々難しいようです。
糠塚きゅうりの種などは購入することもできるので、家庭菜園で育ててみるのも楽しいかもしれません。
糠塚きゅうりの旬・収穫時期は7月〜8月ごろ
糠塚きゅうりは、6月の下旬頃から収穫されはじめ8月頃まで収穫されています。旬の時期は7月〜8月となっており、糠塚きゅうりを一番美味しく食べることのできる時期です。一般的なきゅうりの旬は7月〜9月なので、糠塚きゅうりの旬は少し短く青森県では糠塚きゅうりを夏の風物詩として扱っているようです。