はるかじゃがいもとは？どんな特徴の品種？旬の時期や食べ方・レシピも紹介！

じゃがいもで有名な品種として男爵やメークインがありますが、実は他にもたくさんあります。その中ではるかは、じゃがいもの品種に詳しい人には人気がある品種です。ここでははるかの特徴などを説明します。

はるかは、加熱調理が基本の他のじゃがいもと違い、生食できることが一番の特徴です。生のサラダにすると、でんぷん量が少ないためサクサクとした歯ごたえのある食感が楽しめます。加熱調理する場合は煮崩れしにくく、この点はメークインに近いとされています。

はるかは甘い味わいであるのも特徴で、これはデンプンが糖に変わることで甘味が強く出てくるからです。病害虫に抵抗性があるほか、腐敗に強いことも特徴の一つになります。

はるかの見た目は形が卵形で皮は白っぽく、芽の部分がうっすらとピンク色をしています。ピンク色の芽ははるかの品種の特性ですが、芽の部分はソラニンという有毒物質を含み、食べると腹痛などの食中毒症状を起こすことがあるのでしっかりと取るようにしましょう。

じゃがいもは、スーパーで500gほどのものが150円前後と比較的安く買える野菜です。はるかの場合も同様で、生産地ではスーパーでも購入しやすくなっています。しかし、男爵やメークインほどの生産高がないため、買えるスーパーは限られているでしょう。近隣の店舗で取り扱いが無い場合は、ネット通販であれば1kgあたり200円～300円ほどで購入できます。

（＊じゃがいもの種類について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。）

じゃがいもは年中購入できますが、新じゃがとされる旬に出回るものは美味しいです。はるかにも旬の時期はあると想定されますが、ここでははるかの旬や主産地について解説します。

じゃがいもと言えば北海道が産地として有名ですが、実ははるかは1994年に長崎県で生まれたのちに、北海道の農業機関で育成されて2009年に品種登録されたじゃがいもです。そのため、現在でも主産地は長崎県と北海道の2道県となっています。

はるかの旬は9月から翌年の5月までと長めですが、収穫期間は地域によって異なるものの9月から11月です。はるかは収穫後に氷温熟成させることで甘みが増すことから、あえて収穫したての状態で出荷しないケースも多いことが、旬の時期が長くなる理由です。春先に一番甘味が強くなるので、甘さを感じたいなら時期を考慮して購入すると良いでしょう。