スプラウトにんにくとは?栄養価・効能が豊富?栽培法や食べ方のおすすめも紹介!
スプラウトにんにく(ガーリックスプラウト)を知っていますか?臭いが少なく気軽に食べられます。今回は、<栄養・効果・効能>などスプラウトにんにくの特徴に加え、栽培方法・育て方を紹介します。<素揚げ・レンジ>などスプラウトにんにくの食べ方・レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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スプラウトにんにく(ガーリックスプラウト)とは?
スーパーの青果コーナーで、スプラウトにんにくまたはガーリックスプラウトと呼ばれる野菜が売られていることがあります。スプラウトにんにくはにんにくに似ていますが、どのような野菜なのでしょうか。スプラウトにんにくの正体と値段について解説します。
スプラウトにんにくは新芽が成長したにんにく
スプラウトにんにくとは新芽が10cmから15cmほどの長さまで伸びたにんにくのことで、ガーリックスプラウトや芽子(めご)にんにく、発芽にんにくなどの別名をもっています。スプラウトとは芽が出てすぐの新芽を意味する言葉で、芽が伸びた野菜をスプラウト野菜と呼んでおり、スプラウトにんにくもスプラウト野菜の一種です。
なお、市販のスプラウトにんにくの中には、芽がさらに伸びて葉になるまで成長したものもあります。
スプラウトにんにくの値段・価格
スプラウトにんにくはスーパーや道の駅などで取り扱いがあり、一袋8本入りのものが200円から300円ほどの値段で販売されています。スプラウトにんにくは通販でも取り扱われており、その場合は20本の容量で1000円、50本で2200円、60本で3600円ほどの値段が相場です。
スプラウトにんにくの1本あたりの価格相場は、スーパーでは25円から40円弱、通販においては40円から60円なので、通販よりもスーパーのほうが安く購入できるようです。
(*にんにくの種類について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
スプラウトにんにくの特徴は?
スプラウトにんにくは、普通のにんにくとは違って芽が出ているのでどこまで食べて良いのか迷う人もいるでしょう。また、にんにくと同様ににおいがある野菜なのでしょうか。ここではスプラウトにんにくの可食部位の範囲や栄養価、においなどの特徴について解説します。
①新芽から根っこまで食べられる
スプラウトにんにくはりん片から芽が伸びた状態で収穫するのが特徴で、りん片をはじめ新芽や葉、根の部分まで全てが可食部位となります。さらにスプラウトにんにくは、りん片についた皮も取り除かずにそのまま食べることができます。なお、にんにくは風味付けとして使われることが多いですが、スプラウトにんにくは野菜として料理に使われることがほとんどです。
スプラウトにんにくの芽の部分や根はシャキシャキとした歯ごたえがあり、りん片はほっくりとした食感が楽しめます。
②栄養価が高く効果・効能をより期待できる
スプラウトにんにくは芽の部分に以下のような栄養素が豊富に含まれているため、にんにくよりも高い効果や効能が期待できます。
・鉄分
・アルギニン
・GABA(ギャバ)
・亜鉛
・カルシウム
スプラウトにんにくの鉄分の含有量はにんにくの9倍、アルギニンは20倍にも及びます。鉄分は酸素を体中に運搬するヘモグロビンの構成成分となって貧血を防ぎ、アルギニンは代謝や免疫力を高める働きがあるのが特徴です。GABAは脳内に存在する成分の1つで、適宜摂取することで緊張を緩和して寝付きを良くしたり、血圧を低下させたりする作用があります。
また、スプラウトにんにくは鉄分だけでなく亜鉛やカルシウムなどのミネラルも豊富な野菜です。亜鉛には味覚や皮膚、粘膜や髪の毛を健やかに保つ作用が、カルシウムには歯や骨の構成成分となるほか筋肉の収縮運動を促す作用があります。
③にんにくのにおいが少ない
スプラウトにんにくは発芽することでにんにく特有の香りが少なくなるため、食べても口臭が残りにくいのが特徴です。一般的なにんにくは食べた後に口臭がきつくなりますが、スプラウトにんにくは口臭を気にせずに食べることができるので、エチケットが気になる場面でもおすすめの野菜です。