にんにくの種類20選を一覧で!産地・大きさ・味わいなど特徴を比較して紹介!

にんにくにはどんな品種・種類があるか知っていますか?今回は、にんにくの種類20選を一覧で〈色・大きさ・旬・味〉など特徴や画像とともに紹介します。にんにくの4つの分類の仕方についても紹介するので参考にしてみてくださいね。

目次

  1. にんにくとは?どんな種類・品種があるか知りたい!
  2. にんにくの分類の仕方
  3. にんにくの栄養価・効能
  4. にんにくの種類・品種20選を一覧で!
  5. ①福地ホワイト六片
  6. ②富良野にんにく
  7. ③上海早生(しゃんはいわせ)
  8. ④壱州早生(いっしゅうわせ)
  9. ⑤沖縄早生(おきなわわせ)
  10. ⑥遠州極早生(えんしゅうごくわせ)
  11. ⑦北海道在来(ピンクにんにく)
  12. ⑧島にんにく
  13. ⑨ジャンボにんにく
  14. ⑩ぷちにんにく(一片種にんにく)
  15. ⑪平戸にんにく
  16. ⑫イタリアにんにく
  17. ⑬博多八片にんにく
  18. ⑭最上赤にんにく
  19. ⑮山東にんにく
  20. ⑯フルーティーにんにく
  21. ⑰無臭にんにく
  22. ⑱行者にんにく
  23. ⑲にんにくの芽
  24. ⑳葉にんにく
  25. にんにくの種類・品種はさまざま

にんにくとは?どんな種類・品種があるか知りたい!

にんにくは様々な料理に使う食材の1つであり、日本では通年で流通しています。ここではまず、スーパーでよく見かけるにんにくの分類方法をはじめ、その栄養成分と効能について説明します。

にんにくの分類の仕方

日本には国産だけでなく中国産やスペイン産など外国産のにんにくも多く流通しており、以下の4つの分類によって仕分けされています。

・気候
・色
・大きさ
・部位

日本においてにんにくは気候は寒地系と暖地系の2つに、色はホワイト種と呼ばれる白のほか、赤と紫に分類されます。またにんにくは市場に出回る際、S・M・L・2Lとサイズ別に分類されるのが一般的です。ほか、にんにくは球根部分である鱗茎(りんけい)を使うことが多いですが、他にも部位によって茎にんにく・葉にんにくに分類されます。

にんにくの栄養価・効能

にんにくには、以下の栄養成分が多く含まれています。

・ビタミンB6
・ビタミンB1
・マンガン
・アリシン


ビタミンB6には食事で摂取したタンパク質をアミノ酸に変換し、体内の細胞に運んでから再びタンパク質として合成する作用があります。そのため肌や髪をきれいにする効果や、ホルモンバランスを整える効果が期待できる栄養素です。

一方ビタミンB1には食べ物をエネルギーに変換したり脳や神経の働きを安定させたりする働きがあり、疲労回復や集中力の向上に役立ちます。にんにくにはミネラルの一種であるマンガンも豊富で、体内の酵素を活性化させる働きがあり、骨を丈夫にしたり月経前症候群を緩和したりてんかん発作を予防する効能もある野菜です。

また、にんにくの匂いのもとであるアリシンはビタミンB1と結合することで糖質の代謝を促す作用で知られ、疲労回復や生活習慣病の予防効果があります。

にんにくの種類・品種20選を一覧で!

にんにくといっても日本に流通しているものには様々な種類があり、味や香りが異なります。日本の居住地域によっても、流通しているにんにくには違いがあるようです。ここでは日本に流通しているにんにく20種類の色や大きさ、味わいなどの特徴を詳述します。

①福地ホワイト六片

出典:https://www.tama5ya.jp/product/756

・気候:寒地
・色:白
・大きさ:1球に4~6片ついており、一粒が大きめ
・旬と産地:7月〜8月(日本産)


寒地型にんにくの代表格である福地ホワイト六片は、肉質が詰まっていることで知られる日本を代表する品種です。青森県産が有名で鉄分やミネラルが豊富に含まれた土地で栽培され、にんにくの中でも甘味が強いことが特徴となっています。

福地ホワイト六片は他の国産にんにくと比べると栽培期間が長いことでも有名で、収穫までに10ヶ月以上もかかるのが特徴です。

②富良野にんにく

出典:https://vegibus.com/guests/item/4574

・気候:寒地
・色:白
・大きさ:1珠に6片前後つき、一粒はやや大きめ
・旬と産地:8月(日本産)


北海道富良野市で栽培されている寒地型で、鮮やかな赤紫色の皮を剥くと白い実が顔を出す品種です。生のまま食べるとにんにく特有の辛味を感じるものの、加熱すると甘味とホクホクした食感が引き出されます。香りもよいので、丸ごと食べるのに適した国産にんにくといえるでしょう。富良野にんにくは葉にんにくや茎にんにくとしても重宝されています。

③上海早生(しゃんはいわせ)

出典:https://chunk.jp/garlic/saibai/

・気候:暖地
・色:白
・大きさ:1珠に12編前後つき、一粒は小さめ
・旬と産地:6月(日本産)


上海早生は中国が原産のにんにくですが、日本で流通しているものの大半は九州や四国で栽培された国産のものです。次章で詳述する壱州早生(いっしゅうわせ)より熟期が早いため、栽培しているにんにく農家も多いです。見た目は福地ホワイト六片に似ているものの、にんにくの匂いや辛味を感じないマイルドな味わいの品種といえます。

④壱州早生(いっしゅうわせ)

出典:http://agrieee.com/%E5%A3%B1%E5%B7%9E%E6%97%A9%E7%94%9F%EF%BC%88%E3%81%84%E3%81%A3%E3%81%97%E3%82%85%E3%81%86%E3%82%8F%E3%81%9B%EF%BC%89/

・気候:暖地
・色:白
・大きさ:1珠に12片前後で、一粒は小さめ
・旬と産地:5月(日本産)


1925年頃に朝鮮半島から長崎県壱岐市に伝わったことが、その名の由来となっている国産にんにくです。見た目は他の国産種と変わりませんが、匂いも味も穏やかなことが特徴です。薬味としてより、料理の具材として活用しやすい品種といえます。粒が小さくて使いやすいので、見かけたら味わってみてほしい品種です。

⑤沖縄早生(おきなわわせ)

出典:https://xn--pckvca3n111r2nu.com/tag/%E6%B2%96%E7%B8%84%E6%97%A9%E7%94%9F

・気候:暖地
・色:赤
・大きさ:1珠に12編前後で、一粒は小さめ
・旬と産地:3月〜4月(日本産)

その名の通り沖縄県で栽培されている、薄い赤紫色からピンク色の皮が特徴的な国産種です。寒地型あるいは他の暖地型の品種とは異なり、休眠期間がありません。そのため、国産にんにくの中でも収穫期が早い特徴を持ちます。

皮の鮮やかさとは違い実は真っ白で一粒は小さく匂いも辛味もマイルドなにんにくなので、料理の食材として使うのに適しています。

⑥遠州極早生(えんしゅうごくわせ)

出典:https://agrieee.com/%E9%81%A0%E5%B7%9E%E6%A5%B5%E6%97%A9%E7%94%9F%EF%BC%88%E3%81%88%E3%82%93%E3%81%97%E3%82%85%E3%81%86%E3%81%94%E3%81%8F%E3%82%8F%E3%81%9B%EF%BC%89/

・気候:暖地
・色:白
・大きさ:1球50g程度で実が12片ほどついており、一粒は小さめ
・旬と産地:5月(日本産)


見た目が似ている中国産のにんにくが輸入されているため混同されがちですが、こちらの遠州極早生はれっきとした国産品です。茶色っぽい皮を剥くと白い実があらわれ、匂いも辛味もマイルドなことが特徴です。一般的なにんにくと違ってあっさりした味わいなので、生のまま薬味にしても食べやすい品種といえます。

⑦北海道在来(ピンクにんにく)

出典:https://www.tabechoku.com/products/11779

・気候:寒地
・色:ピンク色
・大きさ:1球50〜70g前後
・旬と産地:9月〜10月(日本産)


ピンクにんにくの名称で知られる国産種で、北海道の開拓期から受け継がれている在来種です。北海道のにんにく農家の多くが白いにんにくを栽培していることから、近年は希少種とされているものの、ウイルスや病気に強い丈夫な品種です。

ほとんど品種改良されていないため原種に近く、にんにく特有の匂いと辛味が強いうえ、フラボノイドを豊富に含んでいるなど栄養価が高いことでも知られています。

⑧島にんにく

出典:https://gurusuguri.com/shop/tamaseika/SNI-1/?sc_cid=ski_gpla_1344619&utm_id=gsg_2102_pcsp_gssc_dsp&gclid=CjwKCAjwjuqDBhAGEiwAdX2cj6VoJ5LN91PFsuALBghKCta99QyHYw7w1I5ypKzKIQ1RHrwAUEuHdxoCqtgQAvD_BwE&__ngt__=TT11b85621b005ac1e4ae1438Uyis4F-_L9eBIAf0ozlzR

・気候:暖地
・色:白
・大きさ:1球に15~20片の鱗片がつき、一粒は小さめ
・旬と産地:3月〜4月(日本産)


国産にんにくである島にんにくは主に沖縄県で栽培されている品種で、赤紫色からピンク色の皮が特徴です。皮を剥くと実は白く、にんにくの強い匂いが漂います。にんにくの中でも辛味が強いので、濃い味の料理に適しているといえるでしょう。片鱗は小粒ながらにんにくの旨味が凝縮されており、干すことで保存期間を延ばすことができます。

(*島にんにくについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)

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⑨ジャンボにんにく

出典:https://www.tabechoku.com/products/59609

・気候:暖地
・色:白
・大きさ:200~800g
・旬と産地:7月〜8月(日本産)


ジャンボにんにくはジャンボリーキまたはエレファントガーリックとも呼ばれ、普通のにんにくと同じくヒガンバナ科ネギ属に属しますが、植物の分類上は別種です。

ジャンボにんにくの鱗片は、一般的なにんにくの1球分ほどの大きさで、一般的なにんにくと比べると匂いが少なく生のまま食べるとネギのような苦味を感じます。甘味を引き出すために、加熱調理に用いる品種です。

(*ジャンボにんにくについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

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⑩ぷちにんにく(一片種にんにく)

出典:https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/yorunoyaoyasan/cabinet/gazou3/s310-0652-00-000.jpg?_ex=200x200&s=0&r=1

・色:白
・大きさ:直径3cm程度
・旬と産地:通年(中国産)


ぷちにんにくは分球しないため1珠あたり一片しか実がつかない品種で、日本では中国をはじめとする外国産のものしか流通していません。大きさは一般的なにんにくの半分程度で、品種によって皮の色は白から赤紫まで様々ですが、皮を剥くとすべて白色です。国産のにんにくと比較すると、風味は柔らかくなっています。

⑪平戸にんにく

出典:http://nikkoseed.com/shopdetail/000000000052/

・気候:暖地
・色:白
・大きさ:100~150g
・旬と産地:5月(日本産)


国産のにんにくは寒地型のものが有名ですが、平戸にんにくは暖地型の中でも大きめの品種として知られているほか、葉にんにくとしても栽培されています。皮を剥くと一般的なにんにくよりも黄色みがかった実が顔を出します。実を食べるとにんにくの風味が強く、すりおろして薬味として使われることも多い品種です。

(*平戸にんにくについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)

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⑫イタリアにんにく

出典:https://media.moneyforward.com/articles/3142

・色:白や赤紫など様々
・大きさ:1珠の直径は45~60mm程度
・旬と産地:6月(イタリア産)


イタリア料理に欠かせない食材であるイタリアにんにくは、国産のものと比べると刺激的な味わいです。日本に輸入されるイタリアにんにくの多くは、赤にんにくに分類される品種です。匂いも辛味も強いので、料理にひとかけら入れるだけでも、本格的な味わいに変化します。自宅で使う時には、一度にたくさん入れないことをおすすめします。

(*イタリアにんにくについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)

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⑬博多八片にんにく

出典:https://aucview.aucfan.com/yahoo/e142916017/

・気候:暖地
・色:白
・大きさ:1珠に8片程度つき、一粒は小さめ
・旬と産地:8月(日本産)


主に福岡県で栽培されている国産品で、そのルーツは嘉定と呼ばれる鱗片が小粒の暖地型にんにくです。そのため小さめでもにんにくの匂いや辛味は強く、料理だけでなく薬味としても重宝されている品種です。生のまま食べても加熱しても美味しく、馬刺しやカツオのたたきの薬味としても使われています。

⑭最上赤にんにく

出典:http://nmai.org/traditional_vegetables/y07_mogamiaka.html

・気候:寒地
・色:赤
・大きさ:1珠に6~8片付き、一粒は標準的
・旬と産地:6月下旬〜7月(日本産)


主に山形県で栽培されている国産種で赤い表皮が特徴となっており、皮を剥くと真っ白な実が出てきます。一般的なにんにくより大粒で、生のままでは辛味がたちますが加熱すると甘味があらわれ、ホクホクした食感に変わります。料理の具材として使うと、その美味しさが引き出される品種です。

⑮山東にんにく

出典:https://mylovefarm.shop-pro.jp/?pid=132712143

・色:白
・大きさ:品種によって異なる
・旬と産地:8月(中国産)


山東にんにくは中国の山東省蒼山産のものと、金郷産の2種類に大別されます。蒼山産は鱗片は小さめながら匂いと辛みは強く、中国料理に適した品種です。一方の金郷産は鱗片はやや大きめで匂いも味もマイルドなので、イタリアンや日本料理に合うとされています。

このように産地によって特徴が異なるので、購入する際にはどの地域で栽培されたのか、しっかりチェックしましょう。

⑯フルーティーにんにく

出典:https://ninnic.stores.jp/items/5174bc70a95dcbdc1c000645

・色:黒
・大きさ:加工前のにんにくの品種による
・旬と産地:通年(日本産)


フルーティーにんにくの別名は黒にんにくで、加工品種に分類されます。様々な品種の白にんにくを約1ヶ月ほど、高温多湿の場所で熟成発酵させて作ります。その過程で糖度が増し、ドライフルーツのような甘味を感じるようになるのです。にんにく特有の匂いや辛味がないので、老若男女問わず食べやすいです。

(*黒にんにくについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)

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⑰無臭にんにく

出典:http://www.fukuiseeds.co.jp/lineup/detail.php?no=41

・気候:暖地
・色:白
・大きさ:200~600g
・旬と産地:7月〜8月(日本産)


無臭にんにくはジャンボにんにくの中でも、特に匂いが少ない品種をさします。ジャンボにんにくより小ぶりで、一般的なにんにくの14分の1程度の匂いしか感じません。辛味もマイルドなので、炒めたり揚げたりしても美味しく食べられます。にんにくではなく、玉ねぎに近い風味と感じる人も少なくないようです。

⑱行者にんにく

出典:https://www.amazon.co.jp/%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93%E7%94%A3-%E5%B1%B1%E8%8F%9C-%E5%A4%A9%E7%84%B6-%E8%A1%8C%E8%80%85%E3%81%AB%E3%82%93%E3%81%AB%E3%81%8F-1kg%E5%85%A5%E3%82%8A/dp/B01AXPVP4Q

・気候:寒地
・色:根元は白く葉先は緑色
・大きさ10~20cm程度
・旬と産地:1月〜6月(日本産)


行者にんにくは北海道で採れるヒガンバナ科ネギ属の山菜として有名ですが、日本で栽培する際には5年以上の時間がかかります。強い臭いが特徴で、にんにくの風味を残しつつも葉物野菜のように食べられます。北海道では醤油漬けにして食べるのが一般的です。近年は北海道でも天然物が激減しています。

⑲にんにくの芽

出典:https://www.tabechoku.com/products/79114?gclid=CjwKCAjwjuqDBhAGEiwAdX2cj3lCW_s-XOj2jSkTg7avY8aIcauuzN6vPG-qk0cBENsWqoJeC06xFRoCsHcQAvD_BwE

・色:緑色
・大きさ:10~20cm程度
・旬と産地:5月〜6月(日本産)


にんにくの芽は加工品種に分類され、球根部を食べるにんにくの養分を使わないように、花が咲いてから刈り取られる花茎部分のことです。現在日本に流通しているにんにくの芽の大半は中国産で、国産で流通しているのは青森県産のものが多いです。食品としては緑黄色野菜に分類され、にんにくより匂いが穏やかなので餃子の具材などに使われます。

⑳葉にんにく

出典:https://www.niconico-farm.com/SHOP/YT-N20-ZZ002.html

・色:根元は白く葉先は緑色
・大きさ:15~20cm
・旬と産地:1月〜2月(日本産)


葉にんにくとはにんにくを栽培する過程で生える若葉のことで、ネギに似た形状です。国内では高知県で加工品種として作られています。にんにくの芽は花が咲いてから採取しますが、葉にんにくはそれ以前に収穫します。

傷みやすいこともあり、高知県外に流通することはほどんどないようです。にんにくの風味は残っているものの、匂いも辛味も抑えられており、甘みを含んださわやかな味わいです。

(*葉にんにくについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

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にんにくの種類・品種はさまざま

今回はにんにくの種類20選を一覧にして、特徴や画像とともに紹介しました。日本には国産や中国産の様々なにんにくが流通しており、その匂いや味にも違いがあります。生で食べられるものや加熱調理に向いているものなど、それぞれのにんにくの特徴を理解して、日々の料理に活用してみることをおすすめします。

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