にんにくの種類20選を一覧で!産地・大きさ・味わいなど特徴を比較して紹介!
にんにくにはどんな品種・種類があるか知っていますか?今回は、にんにくの種類20選を一覧で〈色・大きさ・旬・味〉など特徴や画像とともに紹介します。にんにくの4つの分類の仕方についても紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
・気候:暖地
・色:白
・大きさ:1珠に12編前後つき、一粒は小さめ
・旬と産地:6月(日本産)
上海早生は中国が原産のにんにくですが、日本で流通しているものの大半は九州や四国で栽培された国産のものです。次章で詳述する壱州早生(いっしゅうわせ)より熟期が早いため、栽培しているにんにく農家も多いです。見た目は福地ホワイト六片に似ているものの、にんにくの匂いや辛味を感じないマイルドな味わいの品種といえます。
④壱州早生(いっしゅうわせ)
・気候:暖地
・色:白
・大きさ:1珠に12片前後で、一粒は小さめ
・旬と産地:5月(日本産)
1925年頃に朝鮮半島から長崎県壱岐市に伝わったことが、その名の由来となっている国産にんにくです。見た目は他の国産種と変わりませんが、匂いも味も穏やかなことが特徴です。薬味としてより、料理の具材として活用しやすい品種といえます。粒が小さくて使いやすいので、見かけたら味わってみてほしい品種です。
⑤沖縄早生(おきなわわせ)
・気候:暖地
・色:赤
・大きさ:1珠に12編前後で、一粒は小さめ
・旬と産地:3月〜4月(日本産)
その名の通り沖縄県で栽培されている、薄い赤紫色からピンク色の皮が特徴的な国産種です。寒地型あるいは他の暖地型の品種とは異なり、休眠期間がありません。そのため、国産にんにくの中でも収穫期が早い特徴を持ちます。
皮の鮮やかさとは違い実は真っ白で一粒は小さく匂いも辛味もマイルドなにんにくなので、料理の食材として使うのに適しています。
⑥遠州極早生(えんしゅうごくわせ)
・気候:暖地
・色:白
・大きさ:1球50g程度で実が12片ほどついており、一粒は小さめ
・旬と産地:5月(日本産)
見た目が似ている中国産のにんにくが輸入されているため混同されがちですが、こちらの遠州極早生はれっきとした国産品です。茶色っぽい皮を剥くと白い実があらわれ、匂いも辛味もマイルドなことが特徴です。一般的なにんにくと違ってあっさりした味わいなので、生のまま薬味にしても食べやすい品種といえます。
⑦北海道在来(ピンクにんにく)
・気候:寒地
・色:ピンク色
・大きさ:1球50〜70g前後
・旬と産地:9月〜10月(日本産)
ピンクにんにくの名称で知られる国産種で、北海道の開拓期から受け継がれている在来種です。北海道のにんにく農家の多くが白いにんにくを栽培していることから、近年は希少種とされているものの、ウイルスや病気に強い丈夫な品種です。
ほとんど品種改良されていないため原種に近く、にんにく特有の匂いと辛味が強いうえ、フラボノイドを豊富に含んでいるなど栄養価が高いことでも知られています。
⑧島にんにく
・気候:暖地
・色:白
・大きさ:1球に15~20片の鱗片がつき、一粒は小さめ
・旬と産地:3月〜4月(日本産)
国産にんにくである島にんにくは主に沖縄県で栽培されている品種で、赤紫色からピンク色の皮が特徴です。皮を剥くと実は白く、にんにくの強い匂いが漂います。にんにくの中でも辛味が強いので、濃い味の料理に適しているといえるでしょう。片鱗は小粒ながらにんにくの旨味が凝縮されており、干すことで保存期間を延ばすことができます。
(*島にんにくについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)