ながさき黄金の特徴は？どんなじゃがいも？旬・味わいや食べ方のおすすめも紹介！

ながさき黄金という言葉を聞いて、じゃがいもを思い浮かべる人は少ないのではないでしょうか。日本には様々なじゃがいもの品種がありますが、今回はその中からながさき黄金を紹介します。どのような特徴のあるじゃがいもであるか詳しく説明するので、参考にしてください。

ながさき黄金は、甘味が強く近年人気のあるインカのめざめと呼ばれる品種の欠点を改良して作られたじゃがいもです。インカのめざめの欠点はサイズも小さく収穫量も多い品種ではないことが挙げられます。また、インカのめざめの害虫に弱いところも改良がされ、栽培しやすい新品種として完成しました。

ながさき黄金の見た目は男爵いものようなごつごつとした形ですが、黄金とうたわれるように果肉は濃い黄金色をしています。

黄金色をしている理由として、他のじゃがいもには少ないゼアキサンチンやルテインといった高カロテノイドの抗酸化作用をもつ成分を多く含んでいるためです。ゼアキサンチンやルテインには、疲労の軽減や老眼対策に効果があるといわれています。

ながさき黄金は非常に甘味の強い品種で、シンプルに塩だけの味付けでも美味しく食べられることが特徴です。これは、一般的に流通している男爵いもの糖度が5度程度なのに対し、ながさき黄金は7度前後あるからだと言えます。

ながさき黄金はメークインなどのようなしっとりとしたじゃがいもとは違い、ホクホクとした食感が楽しめます。また、栗やナッツのような濃厚でクリーミーな味わいがあるのも特徴です。

ながさき黄金はスーパーや青果店で6個入り150円前後で販売されているので、一般的なじゃがいも同様の価格帯だと言えるでしょう。ながさき黄金が見つからない時は、ネットスーパーでは3kg2000円前後で流通されていることが多いため、こちらを活用するのもおすすめです。

（＊じゃがいもの種類について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。）

ながさき黄金は特徴的な名前をしていますが、一部の地域でしか生産されていないのでしょうか。ここではながさき黄金の旬や収穫時期、主な産地を詳しく紹介するので参考にしてください。

ながさき黄金は2015年に品種登録をされたばかりの新しい品種のじゃがいもで、名前の通り長崎県で栽培されています。比較的新しい品種ということもあり、長崎県以外の地域ではほとんど栽培されていない貴重な品種です。収穫がされる長崎県内で消費されることが多く、他の地域では出回ることが珍しいといえます。