エビの腹わたは取る?取らない?背わたとの違いや取り方も動画で解説!
エビの腹わたは取っていますか?お腹側にある背わたみたいで取る必要がありそうですが、基本取らないで問題ないです。今回は、エビの腹わたの正体や取る必要がない理由のほか、取る場合の取り方も紹介します。背わたすら取る必要がないエビが増えている理由も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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エビの腹わたは取る?取らない?
エビはプリプリとした歯ごたえが美味しく、子供から大人まで人気の食材です。一般的にエビを調理する前には背わたを取り除く下ごしらえが必要ですが、お腹側にある腹わたは取るべきなのでしょうか。まずはエビの背わたの正体と取り除く理由について解説します。
そもそもエビの背わたの正体と取る理由って?
エビの背わたである背の黒い筋の正体は消化管の腸管で、エビの腸管は背中側にあるため背わたと呼ばれています。この背わたにはエビが捕食したものや消化されたもののほか、砂が混じっていることもあるため、エビの背わたには悪臭がしたり食べると嫌な食感を感じたりします。
エビの背わたを取るのは、エビの臭みを抑えて食感をよくするほか、料理の見た目をよくするためです。背わたがついたままの状態でエビを調理すると、臭いや食感が損なわれるだけでなく見栄えも悪くなります。
(*エビの背わたについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
エビの腹わたを取る必要は基本ない!
エビの背わたは下ごしらえの段階で取り除いてから調理しなければいけませんが、腹わたは基本的に取る必要はありません。エビの腹わたを取らなくてもよい理由について解説します。
エビの腹わたの正体は「神経」で味に影響しないため
エビのお腹側を見ると、背わたのように黒い筋や緑色、半透明などの色をした筋があります。この腹部にある筋は見た目が背わたに似ていますが、腸ではなく神経です。
エビの神経である腹わたは、取り除かないで調理しても問題ありません。これは、エビの腹わたには背わたのような臭みや味がなく、除去しなくても料理の味に影響を与えることがないためです。
見た目が気になる場合は腹わたをとってもOK
エビの腹わたは取り除かなくても味に影響しませんが、ピンク色のエビに黒い筋が入っていることで見栄えが悪くなると感じる人もいます。特に、サラダやグラタン、スープなどの淡い色合いの料理に腹わたがついたエビを使うと、黒い筋が目立ってしまいます。黒い腹わたが入ったエビの見た目が気になる場合は、腹わたを取り除いてから調理してください。
エビの腹わたの取り方
エビの腹わたの取り方は、以下の通りです。
【やり方】
1.小さい包丁でお腹側の腹わたに沿うように包丁を入れる
2.爪楊枝で腹わたを取り除いて完了
エビのお腹に包丁を入れる際には、包丁の刃を軽く身に当ててなで下ろすようにして行ってください。エビのお腹に包丁で深く切れ込みを入れると、身が崩れやすくなります。エビのお腹に包丁を入れた後は、爪楊枝を使って丁寧に腹わたを取り除きましょう。
揚げ物に使うエビの下ごしらえをする際には、エビの腹わたを取り除いた後に包丁でお腹に数か所斜めに切れ目を入れ、背中側を指で押してください。こうすることで、お腹側にある神経が切断されてエビを真っすぐに伸ばすことができます。