エビの背わたとは?ない場合も?取る意味・理由や正しい取り方を紹介!
エビの背わたとは何か知っていますか?取らないとどうなるでしょうか?今回は、エビの背わたを取る意味・理由や取り方を〈殻付き・むきエビ〉別に紹介します。背わたのないエビがいる理由や、腹わたもあるのかなど紹介するので参考にしてみてくださいね。
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エビの背わたとは?取らないのもあり?
エビを使った料理を作るときに下処理として背わたを取ることになりますが、数が多いときは少し手間に感じることもあります。エビの背わたはなぜ取らなければいけないのでしょうか。背わたとはえびのどの器官にあたるものなのかも知っておきましょう。
エビの背わたの正体は「腸管」
エビの背わたは腸管と呼ばれる気管で、人間でいう腸にあたる役割をしています。食べたものや砂を飲みこんで黒く見えますが、数日間、何も食べていないエビの背わたは透明で、一見すると背わたがないように見えます。
エビの背わたを取る意味・理由は?取らないとどうなる?
エビの下処理として背わたを取る理由はさまざまで、理由があります。
・臭みを取る
・食感をよくする
・見た目をよくする
エビの腸である背わたは、エビが食べた餌を消化していますが、そのまま食べると臭みがあり食べにくくなってしまいます。エビは砂に潜る習性があるため、砂を飲みこんでいることもあります。そのため、食べたときに砂の食感を感じることがあるため、調理前に背わたは取った方が確実です。
エビには背わたのないエビもいるの?
昔は冷凍むきエビなら背わたがありませんでしたが、最近では冷凍ではなくてもエビの背わたがない場合が増えており、商品として主流となっているようです。
・養殖の場合は餌止めしている
・天然の場合は出荷の段階で背わたを取っている
養殖の場合、出荷の1週間ほど前から餌を与えずに絶食させることがあるようです。そのため消化器官である背わた部分に餌などは何も残っておらず、背わたはあっても目立たず臭みも感じにくくなっています。天然の場合でも、出荷の時にピンセットなどで背わたを取り、消費者が手間がかからないようになっています。
エビの背わたの取り方は?
エビの背わたの取り方は、具体的にはどうすればよいでしょうか。料理によっては殻付きのまま加熱したほうが美味しくできる場合もあるため、殻付きのエビとむきエビの背わたの取り方の両方を説明していきます。
①殻付きエビの背わたの取り方
殻付きのエビの背わたの取り方は、以下の方法で取っていきます。
1.冷凍の場合は冷水にあてて解凍させる
2.頭から一つ目と二つ目の節に竹串を深く差し込む
3.竹串を引き上げ背わたを引き出す
4.背わたをつまんでゆっくり引っ張る
殻付きのエビであっても節と節の間に隙間が開いているため、開いている部分を探して竹串を差し込みます。背わたは切れやすいのでつまんだらゆっくり引っ張るようにしてください。包丁が必要なく、竹串でできるため子供のお手伝いとしてもおすすめです。
②むきエビの背わたの取り方
むきエビの背わたの取り方は殻付きのエビと基本は同じですが、少し取りやすくなります。
1.冷凍の場合は解凍し、殻を剥いてむきエビにする
2.むきエビの背の部分に竹串で簡単に切れ目を入れる
3.背わたが見えるので竹串を差し込んで引っ張り上げる
4.指でつまんで背わたを取る
むきエビの場合は殻がない分、背の部分に少しだけ切れ目を入れることで背わたを簡単に見つけられます。あまり切れ目長く入れると見た目が良くないため、頭の部分にごく少し目立たない程度に入れてください。