スーパーの生牡蠣(生食用)の食べ方は?味はまずい?安全性や下ごしらえ方なども紹介!
スーパーに生牡蠣(生食用)が売っていると知っていますか?味はまずいのでしょうか?今回は、スーパーに売っている生牡蠣(生食用)の〈味わい・値段・販売時期〉など特徴や、あたることはないのか安全性についても紹介します。生牡蠣を生食する際の下ごしらえや美味しいレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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スーパーに生牡蠣(生食用)は売ってる?味わいなど品質は?
生食用の生牡蠣はスーパーでも手に入ります。スーパーで売られている生牡蠣の種類や販売時期、加熱用との違いや、味わいなどの品質も紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
スーパーに売ってる生牡蠣の種類や販売時期
牡蠣は、真牡蠣と岩牡蠣の2種類に分類され、スーパー等の小売店で売られているのは、ほとんどが真牡蠣です。冬が旬の真牡蠣がスーパーで売られるのは、10月の半ばくらいから3月の終わりまでです。生食用の牡蠣は1パック400円程度が相場ですが、時期や産地によって値段や量は異なります。
真牡蠣は冷凍加工も盛んなことから、1年を通して食べることもできます。一方で、夏が旬の岩牡蠣は生産量が少なく、地域にもよりますが、スーパーでは売っていません。
生牡蠣の生食用と加熱用の違い
生牡蠣の生食用と加熱用の違いは、鮮度の差ではなく、採れる海域です。生食用として販売されるのは、各県の保健所が指定した、ウイルスや細菌を取り込む可能性が低い海域で採れた生牡蠣です。それ以外の海域で採れた生牡蠣は、菌やウイルスを取り込む可能性があるため、加熱用として販売されています。
ただし、県によっては指定海域を設けていない場合があります。その場合は、殺菌処理をした牡蠣が生食用として出荷できる規格基準(厚生労働省)に適合している必要があるそうです。
スーパーの生牡蠣の味わいは?まずい?
スーパーで売られている生食用の牡蠣は、クリーミーな味わいが特徴です。のどごしもよく、加熱用では味わえない食感が楽しめます。
ただし、加熱用の牡蠣と比べると、生食用は痩せ細っているように見えます。その理由は、生食用の牡蠣は減菌や殺菌処理をした海水で数日間浄化され、砂や細菌を吐き出すことで、身が小さくなるからです。元から身が小さいからまずいわけではないので、品質が低いわけではないと誤解しないようにしましょう。
名産地だけあって、スーパーでちょっと高く売ってる牡蠣でも最高……
最近ずーーーーっと牡蠣が食べたくて仕方なくて、今日ようやく!!スーパーで半額シールの付いた牡蠣を買いました
ポン酢とタバスコで食べる
スーパーの生牡蠣(生食用)の安全性は?あたることも?
生牡蠣による食中毒は発症すると、激しい下痢や嘔吐などの症状が数時間~数日間続くため、あたる心配をする方もいるでしょう。ここでは、スーパーの生牡蠣(生食用)の安全性やあたりにくくする食べ方・ポイントを紹介します。
【前提】100%安全な生牡蠣はない
生食用の牡蠣は、保健所から許可が下りた海域で採られて、その後に減菌・殺菌処理されています。生食用にするための処理を徹底していても、100%安全な生牡蠣であるとは言えません。
生食用として出荷される牡蠣は、減菌・殺菌処理後に食品衛生法上のルールにもとづいた基準により、検査されています。その基準には、牡蠣にあたる原因の1位であるノロウイルスの基準は含まれていません。
そのため生食用の検査をしているが「生食用の牡蠣にはノロウイルスが全く存在しない」とは言い切れないそうです。体調が悪く、抵抗力が落ちているときやお腹が弱い方は、牡蠣の生食は控えて加熱調理をしてから食べることをおすすめします。
生牡蠣であたりにくくする食べ方・ポイント
生牡蠣であたりにくくする食べ方とポイントは以下の通りです。
・Rのつく月に食べる
・消費期限の切れた牡蠣は食べない
・鮮度の良い牡蠣を選ぶ
牡蠣はRのつく月に食べるとあたりにくいと言われています。12ヶ月それぞれを英語にしたときに「R」が含まれている月は、9月から4月です。「R」のつかない月である夏は、海水温が上がり貝毒、ノロウイルス、腸炎ビブリオといった細菌やウイルスによる食中毒のリスクが高まります。
また、消費期限が過ぎている、鮮度が悪い牡蠣であれば、腸炎ビブリオという菌が繁殖している可能性があります。期限内でも臭いや風味が変だと感じた場合は食べないようにしましょう。生食用の牡蠣を食べるときは、汚れ・ぬめりを落とすために塩で軽く洗うなどの下処理も忘れないようにしてください。
(*牡蠣にあたる原因について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
(*牡蠣のあたりにくくするための加熱時間について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)