深谷ねぎとは?品種ではない?旬の時期・産地など特徴や食べ方のおすすめも紹介!
「深谷ねぎ」を知っていますか?柔らかい食感や高糖度が特徴のねぎです。今回は、「深谷ねぎ」の〈味わい・食感・見た目・栄養・効果・効能〉など特徴や、旬・収穫時期・産地や生産量なども紹介します。〈餃子、鍋、スープ〉など「深谷ねぎ」の食べ方・レシピや通販商品のおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
深谷ねぎの生産地である埼玉県深谷市は、日本一のねぎの生産量を誇る地域です。深谷市が生産しているねぎのなかでも特に形が美しく太くて白い深谷ねぎは、一定の基準を合格した「少し贅沢深谷ねぎ」と称してブランド化しており、特別なロゴマークがつけられてスーパーや百貨店におろされています。
また、埼玉県深谷市では深谷ねぎにまつわる深谷ねぎまつりも開催されています。これは、JR深谷駅に近い瀧宮(たきのみや)神社で毎年一月に実施されている祭りで、生産者による深谷ねぎの奉納や数量限定の福ねぎの無料配布も行われているようです。
また、埼玉県深谷市には深谷ねぎをモチーフにしたふっかちゃんと呼ばれるゆるキャラが存在し、深谷ねぎのPRを行っています。これは、深谷ねぎの角を持ち「ふ」の字が書かれた帽子をかぶったゆるキャラで、2014年のゆるキャラまつりで準グランプリも受賞しています。
深谷ねぎの生産量は年間約6万トン
埼玉県は日本でも有数のねぎの生産地で、特に深谷市近辺の地域では深谷ねぎの栽培が盛んに行われています。1年で春ねぎ、夏ねぎ、秋冬ねぎはそれぞれ約2万トンずつ出荷されており、年間を通じて約6万トンものねぎが出荷されています。これは埼玉県の各市町村で最も多い出荷量で、旬の時期の秋冬ねぎの生産量は日本でもトップクラスです。
深谷ねぎの栄養や効果・効能は?
深谷ねぎに含まれている主な栄養素は以下の通りです。
・アリシン
・ビタミンB1
深谷ねぎに豊富に含まれているアリシンは、殺菌効果が高く、疲労回復の効能もある栄養素です。アリシンは一般的なねぎにも多く含まれている物質で、血行を促進するほか疲労物質の蓄積を防いで肩こりの解消にも役立ちます。
また、アリシン以外にもビタミンB1が含まれているので、消化を促進するうえに病気に対する抵抗力を高める効果が期待できるでしょう。ビタミンB1には発汗を促す効能もあり、体を温めるアリシンとともに病気になりにくい体づくりや風邪の予防にもよい働きをします。
深谷ねぎの料理レシピや食べ方のおすすめを紹介!
糖度が高くアリシンなどの栄養も豊富な深谷ねぎですが、どのように調理すればおいしく食べられるのでしょうか。ここでは、深谷ねぎの甘みを引き出すおすすめの活用レシピを紹介します。
①深谷ねぎのねぎ餃子
深谷ねぎを使った焼き餃子のレシピで、深谷ねぎのほかに青い部分がおいしい九条ねぎも使っています。白い部分の糖度が高い深谷ねぎと、青い部分の旨味が強い九条ねぎの両方を使うことで、ねぎのおいしさを丸ごと味わえる贅沢な餃子が作れるでしょう。
②里芋と深谷ねぎのミルクスープ
糖度の高い深谷ねぎのおいしさを活かしたコクのあるミルクスープのレシピです。深谷ねぎを焼くことで、より甘みを引き出します。深谷ねぎと里芋はどちらも体を温める作用のある食材なので、冷え性の人におすすめのスープです。
③深谷ねぎと鶏団子のスープ
深谷ねぎは生のまま薬味に使っても良いですが、アリシンなどの栄養を丸ごと取り入れられる体にもよい鍋料理もおすすめです。深谷ねぎを加熱することで甘みが増して、より美味しくいただけます。