ペコロスとは?小さい玉ねぎ?旬の時期・栄養など特徴や食べ方のおすすめを紹介!
玉ねぎの品種「ペコロス」を知っていますか?フランス語で「小玉ねぎ」の意味を持つ品種です。今回は、「ペコロス」の〈栄養・味わい・食感・見た目〉など特徴や普通の玉ねぎとの違いに加え、旬・収穫時期や産地なども紹介します。「ペコロス」の食べ方・レシピや通販商品のおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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ペコロス(小玉ねぎ)とは?普通の玉ねぎと違いは?
スーパーでサイズの小さい玉ねぎを見かけたら、それはペコロスかもしれません。しかし小玉ねぎと呼ばれることもあるペコロスは、普通の玉ねぎと何が違うのかが気になるところです。ここでは、ペコロスと普通の玉ねぎの違いを説明します。
ペコロスはフランス語で「小玉ねぎ」の意味を持つ
ペコロスは小さな玉ねぎを意味するフランス語がその名前の由来で、直訳して小玉ねぎの別名で呼ばれることもあります。ペコロスは、直径3cmほどに小さくなるように黄玉ねぎを過密状態にして生産する特殊な栽培方法によって育てられるのが一般的ですが、小玉ねぎ専用の品種を栽培している農家もあります。
ペコロスの味わい・食感・糖度
ペコロスはサイズこそ小さいものの糖度は高く、甘味の強い品種です。一般的な玉ねぎの糖度は8度ほどですが、ペコロスは11度もあります。この糖度はスイカに匹敵する高さとなっており、料理に使ってもその甘味を楽しむことができます。
Twitterの口コミ
今週のぬか漬けはペコロス。ちょっとらっきょうみたいな味。かわいい。
ペコロスの値段・価格
ペコロスは通年で流通している品種で、スーパーでは10個程度入ったものが100円前後で販売されているのが一般的です。ECサイトではkg単位で販売されており、産地にもよりますが2kgで4800円前後、10kgで8600円ほどで購入可能とされています。
(*玉ねぎの種類や旬の時期について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ペコロスの栄養や効果・効能は?
サイズが小さい品種のペコロスですが、一般的な玉ねぎと同じ栄養成分が含まれており、玉ねぎ同様に健康効果も期待できるのです。ここでは、ペコロスに含まれている栄養成分とその効果を紹介します。
①アリシン
ペコロスに含まれているアリシンには、以下の効果があるとされています。
・代謝促進
・疲労回復
・体力増進
・生活習慣病の予防
・血糖値の上昇抑制
・血流の改善
・抗菌並びに抗ウイルス作用
・食欲増進
アリシンは香気成分で、匂いの強い硫黄化合物の1種であり、玉ねぎやにんにくに含まれています。ペコロスや玉ねぎを切ったりすりおろしたりすることで生じる、アリインと呼ばれる成分が分解されて発生する成分です。アリインがアリシンに変換されて初めて、上記の健康効果が生まれます。
②ケルセチン
ペコロスは小さな玉ねぎであるため、玉ねぎ同様に以下の効果を持つケルセチンも含まれています。
・細胞の修復と保護
・抗酸化作用
・炎症の抑制
・免疫力の向上
・脂肪燃焼サポート
・コレステロール値を正常に維持する
・アレルギーの緩和
ケルセチンとは果物や野菜に含有されているポリフェノールの中でも、黄色い色素を持つフラボノイドの1種です。玉ねぎ以外ではブロッコリーや絹さや、りんご、クランベリーなどに含まれています。健康だけでなく、脂肪燃焼によるダイエット効果も期待できる栄養成分です。