白首大根とは?どんな品種ある?味・食べ方の特徴や青首大根との違いも紹介!
大根の品種「白首大根」を知っていますか?全体が白くて辛味・苦味が強いのが特徴の品種です。今回は、「白首大根」の〈味わい・食感・見た目〉など特徴や、旬・収穫時期や産地なども紹介します。〈漬物〉など「白首大根」の食べ方・レシピのおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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白首大根とは?青首大根との違いは?
スーパーの店頭には通年で大根が並んでいますが、その種類は青首大根だけではありません。白首大根が流通している地域も多く、味にも違いがあります。ここでは白首大根とは何かについて、青首大根と比較しながら説明します。
白首大根を品種改良して青首大根が作られた
白首大根は栽培時に根が地中に潜る性質を持つため、葉の根元まで白いまま成長する品種です。かつての日本では白首大根が主流でしたが、辛味や苦味があったことから、品種改良によって青色大根が作られました。そのため一時は白首大根の生産量が減りましたが、近年は伝統野菜として注目を集め生産農家が増えているようです。
①見た目の違い
白首大根の見た目の特徴は、以下の通りです。
・大根全体が白色
・1本の重さが4kg程度と大きめ
・首の中央部分が丸く膨らむ
日本で多く流通している青首大根は栽培時に根の一部が土から出るため、上部が薄い緑色になります。大根の葉の根元の色を比較するとその違いは明白です。また大きさは青首大根より白首大根の方が大きいものが多く、首の中央が膨らむため重量感があることも違いといえるでしょう。
②味わい・食感の違い
白首大根は苦みや辛味を感じやすい品種ですが、青首大根と比べると緻密な肉質をしており、煮崩れしにくいことに定評があります。辛味があるので青首大根に比べると甘味は劣ってしまうものの、柔らかい食感の煮物になります。身がしまっているので漬物として活用されるケースも多く、大根おろしとしてその辛味を楽しむ人も数多くいます。
Twitterの口コミ
今朝の冷え込みは、本格的な冬でした。霜柱がザクザク、薄氷も張っていました。今日は道の駅八王子に、練馬大根系の白首大根を出荷しました。タクアン漬けにする大根ですが、肉質が青首大根よりしっかりしているので、煮物や、おろし大根がおいしいと、声をかけていただきます。冬限定の味ですね。
③値段・価格の違い
スーパーでよく見かける青首大根は、重さにもよりますが1本98円から198円程度の値段で販売されているのが一般的です。白首大根は様々な種類があり価格も異なりますが三浦大根の場合、旬の時期には産地の地域で150~350円ほどで販売されています。
他地域の人はECサイトで購入することができるので、利用すると良いでしょう。三浦大根1本で1700円の値がつくこともあるようですが、重量で考えると青首大根と大きな値段の違いはないと予想されます。
(*大根の種類や青首大根について詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んでみてください。)
白首大根にはどんな品種がある?
前述したように白首大根にも様々な種類があり、見た目や重さ、味の特徴が異なります。居住している地域によっても、流通する白首大根は違うようです。ここでは、白首大根にはどんな品種があるかを紹介します。
白首大根の品種を一覧で紹介!
白首大根の品種として、以下のものがあげられます。
・三浦大根
・白首夏大根
・健白大根
・亀戸大根
・練馬大根
・山田ねずみ大根
現在の日本では青首大根を生産する農家の方が多く、白首大根の中には伝統野菜として栽培されているものも少なくありません。白首大根の品種によって見た目も味も食感も違うため、山田ねずみ大根のように漬物づくりに特化して栽培されているものもあります。旬の時期にはECサイトで販売されることも多いので、チェックしてみましょう。