マジパンとはどんなお菓子?味はまずい?意味や食べ方・使い方なども紹介!
マジパンを知っていますか?どこで使われているお菓子なのでしょうか?今回は、マジパンの意味・語源に加え、<まずい・美味しい>など味わいを口コミとともに紹介します。マジパンの食べ方・使い方も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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マジパンとは?どんなお菓子?
その名前からパンの一種と誤解されがちなものにマジパンがあり、お菓子の一種です。ここでは、マジパンとはどんなお菓子かについて説明します。
マジパンは砂糖とアーモンドを練ったお菓子
マジパンとは砂糖とアーモンドを練って作るお菓子のことで、ドイツやスペインの名物として知られています。画像は砂糖とアーモンドでできたマジパンペーストですが、そのカロリーは100gで400kcalもあります。マジパンを大量に食べることはなくても、1つでもそれなりにカロリーがありそうです。
マジパンには2種類ある
マジパンには2種類あり、もう一つはローマジパンと呼ばれるものです。マジパンとは、アーモンドと砂糖を1対1の割合で練って作ったお菓子です。これは後で着色するなど加工がしやすいように、加熱したシロップを加えるなどしてペースト状にしています。
一方のローマジパンのアーモンドと砂糖の割合は2対1で、ドイツのシュトーレンに練り込んで使うことが知られています。アーモンドの粒が感じられる仕上がりで、卵白を加えてから生の状態でペーストにしているものです。
マジパンという名称から小麦を使用していると勘違いする人もいるようですが、一切使われていません。マジパンパンではなく洋菓子に分類されるので、覚えておきましょう。
マジパンの意味・語源は?
マジパンの名前は、パンでもないのになぜマジパンと呼ばれるようになったのかが気になるところです。ここではマジパンの意味と、その語源について説明します。
マジパンの意味・語源は2つ説がある
マジパンの意味並びに語源の1つにドイツのマルツィパン(Marzipan)があります。1407年にドイツのリューベリック市が敵に包囲され兵糧攻めにあった際に、市民に対し倉庫に残っていたアーモンドと砂糖でパンを作るようお触れが出されました。
そこでパン職人が作ったマジパンを聖マルコの日に配ったことで、Marci Panis(マルコのパン)と呼ばれたことが語源という説が一つです。
もう一つの説として、マジパンは同時期に中東でも作られていたことがわかっており、アラビア語で倉庫を意味するmanthábanが語源とする説もあるようです。欧米や中東の地域によって意味や語源が異なるので、調べてみるのも面白いかもしれません。
「マジパン」は英語の「marzipan」が由来とされている
日本でマジパンの名称が定着したのは、英語の「marzipan(マージパン)」が由来とされています。前述したドイツのMarzipan(マルツィパン)だけでなく、国によって呼び方が変わるのです。イタリア語ではmarzapane(マルツァパーネ)、フランス語ではmassepain(マスパン)またはpâte d’amande(パトダマンド)と呼ばれています。
またスペインなどで用いられるポルトガル語では、maçapão(マサパン)と名付けられています。呼び方は似ているもののマジパンを名物としているドイツとスペインでは食感や風味に多少の違いはあるようです。
マジパンの味わいは?まずい?
マジパンとはどんなお菓子かがわかったものの、実際に食べてみたことがなければその味が気になることでしょう。アーモンドと砂糖だけで作るならまずいかもしれないと、不安に思うひともいそうです。ここでは、マジパンはどんな味がするのかについて説明します。
マジパンはとても甘くアーモンドの風味がする
マジパンの原料は砂糖とアーモンドなので、その味はとても甘いです。マジパンの食感は求肥に似ており、アーモンド風味のお菓子を連想すると味が想像しやすいでしょう。一方のローマジパンはシュトーレンなどのケーキ生地に使われ、噛んだ時にホロホロと崩れるような食感としっとりとした舌触りが両立した味わいです。