あん肝とは?栄養・効能や味わいは?食べ過ぎの危険性やカロリーなども紹介!

あん肝って何?と思ったことはありませんか?どんな味がするのでしょうか?今回は、<味わい・栄養・カロリー>などあん肝の特徴に加えて、あん肝を食べ過ぎる注意点について紹介します。<ソテー・パスタ>などあん肝のアレンジレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. あん肝とは何?
  2. あん肝は「あんこう」の肝臓
  3. あん肝の味わいは濃厚でまろやか
  4. スーパーのあん肝は生臭いこともある
  5. あん肝のカロリー・糖質は?
  6. あん肝・あんこうの身のカロリー・糖質
  7. あん肝のカロリー・糖質を他の肝臓と比較
  8. あん肝の栄養と効能・効果は?
  9. ①カルシウムの吸収を促進する
  10. ②代謝を促進する
  11. ③貧血やめまいの症状を予防する
  12. あん肝を食べ過ぎると危険?どうなる?
  13. ①お腹の赤ちゃんが奇形・形態異常になる可能性がある
  14. ②中枢神経系や肝臓・骨・皮膚に異常を引き起こす可能性がある
  15. ③痛風になる可能性がある
  16. あん肝のアレンジレシピを紹介!
  17. ①あん肝のクリームパスタ
  18. ②大根の煮物とあん肝のソテー
  19. ③あん肝の和風ソテーワイン風味
  20. あん肝を食べ過ぎに注意しながら食べてみよう!

上記はあん肝と他の動物のレバーを比べた表です。あん肝の糖質量は、他のレバーと比べてもそれほど多くはなく、平均的な印象を受けます。しかし、あんこうとは違って陸上の動物は肝臓に脂肪を豊富に貯えておく必要がないため、脂質の含有量があん肝に比べて低く、カロリーも低くなります。

あん肝の栄養と効能・効果は?

100gあたり あん肝
鉄分 1mg
1mg
レチノール 8300μg
ビタミンD 110μg
ビタミンE 14mg
ビタミンB2 0.4mg
ビタミンB12 39μg
ビオチン 13μg

あん肝に豊富に含まれる栄養素はどのようなものがあるでしょうか。あん肝はただカロリーが高いわけではなくさまざまな栄養素も豊富に含まれているので、不足しがちな栄養があるなら食べてみましょう。

①カルシウムの吸収を促進する

あん肝に含まれるビタミンDは、カルシウムの吸収を促進してくれる栄養素です。あん肝に含まれるビタミンDは、同じく豊富であると言われている鮭よりも多いとされており、およそ3倍近くの差があります。

カルシウムは3か月ごとに骨に含まれる古いカルシウムと、血中に含まれる新しいカルシウムが入れ替わるようになっています。年齢を重ねると上手くサイクルが回らなくなり、古いカルシウムが骨から出ていくことが増えていき、骨粗しょう症の原因になるのが実情です。そのためカルシウムの吸収を促すビタミンDは、特に高齢者には重要な栄養と言えるでしょう。

②代謝を促進する

ビタミンB2は補酵素として体内で使われており、すべての栄養素の代謝に関わります。エネルギー代謝を高めてくれることから、疲労回復には大いに役立ってくれるでしょう。また、ビオチンも糖質やアミノ酸、脂質などの代謝に関わりビタミンB2と一緒にエネルギー代謝を高める働きがあります。

しかし、あん肝はカロリーが高めなので、代謝を高めるためにダイエット目的であん肝を大量に食べることはおすすめできません。

③貧血やめまいの症状を予防する

牛や豚などの肝臓は鉄分が豊富なことで知られていますが、あんこうの肝臓であるあん肝も同様に鉄分が豊富で、他にも銅などのミネラルも含まれています。鉄分は赤血球の原料となるため不足すると貧血を起こす恐れがあります。また、銅も血液を作るのにかかわっており、貧血予防には欠かせない栄養素です。

あん肝にはそのほかにもビタミンB12など、血液に関わる栄養が豊富に含まれています。あん肝はカロリーが高いため女性には避けられがちですが、女性の方が貧血を起こしやすいため過剰摂取に気を付けながら、貧血予防としてあん肝を取り入れるのも良いでしょう。

あん肝を食べ過ぎると危険?どうなる?

あん肝は栄養豊富であるもののカロリーは他のレバーに比べて高く、肥満やメタボリックシンドロームの観点からも食べ過ぎには気をつけたいものです。しかし、他にもあん肝を食べ過ぎることによる危険性があるので紹介します。

①お腹の赤ちゃんが奇形・形態異常になる可能性がある

あん肝に豊富に含まれるレチノールは、ビタミンAの一種です。ビタミンAは脂溶性のビタミンで、あん肝には多く含まれています。ビタミンAは皮膚や粘膜の健康維持に役立つため、人間の体にはとても重要な栄養ではありますが、妊娠中の過剰摂取は赤ちゃんに悪影響を及ぼす可能性があります。

特に脳や神経、心臓などを作る妊娠初期は、摂取し過ぎると赤ちゃんの形態異常や奇形の可能性が高くなるので、妊娠中にあん肝を食べるのは避けた方が良いでしょう。基本的に妊娠中は動物性ビタミンAの摂取は避けた方が良いと言われており、他にはうなぎやマグロが避けた方が良い食品として挙げられることがあります。

②中枢神経系や肝臓・骨・皮膚に異常を引き起こす可能性がある

レチノールの過剰摂取の影響は赤ちゃんだけではなく、大人にも影響を及ぼすことがあります。基本的にビタミンAは過剰摂取が続くとめまいや頭痛、吐き気を及ぼすことがあります。長期間ビタミンAの過剰摂取が続くことで、中枢神経や骨、肝臓、皮膚、視覚などに異常をきたすことがあるため、あん肝の食べ過ぎには注意しましょう。

③痛風になる可能性がある

あん肝はおつまみとして食べられることが多いですが、プリン体も多いため痛風になるリスクが高めです。プリン体は体内で代謝されて尿酸に変化しますが、血中に含まれる尿酸が多い状態が続くと、尿酸が結晶化して関節に溜まることで炎症が起きて痛風を発症します。

すでに持病に痛風を持っている人や、尿酸値が高いと診断されている場合は、あん肝も含めプリン体の摂取のしすぎに注意しましょう。

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