フランとは?フランス語での意味は?名前の語源など発祥の歴史とともに紹介!

フランとはどんなお菓子か知っていますか?どのような材料で作るお菓子なのでしょうか。今回は、フランの意味・語源を、フランの発祥の歴史から紹介します。フランとプリンの違いや、国別のフランの作り方も紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. フランとは?フランス語?
  2. フランは卵・砂糖・牛乳を使ったお菓子を指す
  3. フランス・スペインなど国によってフランは違う
  4. フランの意味・語源を発祥の歴史から見てみよう
  5. フランの起源はローマにあり
  6. その後フランス・スペインで作られるようになる
  7. 航海時代にアメリカ大陸へ伝わる
  8. フランとプリンは別物?同じ?
  9. プリンの発祥はイギリス
  10. 国別のフランの作り方は?
  11. ①フランスのフランの作り方・レシピ
  12. ②スペインのフランの作り方・レシピ
  13. フランは国によって違う

フランとプリンは材料も見た目も似ていますが、発祥の地や誕生した時代が異なる別物のお菓子です。プリンの原型であるプディングが初めて作られたのはイギリスで、元々はイギリスの船員が船上で肉や野菜を加えた卵液を蒸して作ったものでした。

18世紀から19世紀ごろになると、フランスで現在のプリンに近いカスタードプディングが作られるようになったと言われています。江戸時代以降にはカスタードプリンが日本に伝わり、その時にプディングの名前が変化して日本の造語でプリンと呼ばれるようになりました。

国別のフランの作り方は?

先述したとおり、同じフランでもフランスとスペインでは材料や作り方が異なります。ここからは国別のフランの材料や作り方を、ポイントを交えながら紹介します。

①フランスのフランの作り方・レシピ

出典: https://cookpad.com/recipe/6255899

フランスのフランの材料や作り方は、以下の通りです。

【材料】
<タルト生地>
・室温に戻したバター:80g
・砂糖:30g
・卵黄:1個
・牛乳:大さじ2杯
・薄力粉:150g


<プリン液>
・牛乳:325㏄
・生クリーム:200cc
・水:130cc
・卵:3個
・卵黄:3個分
・砂糖:120gから160g
・コーンスターチ:60g
・バニラエッセンスやバニラシュガー:各適量


【作り方】
1.砂糖とバターを混ぜた後に卵黄、牛乳を入れてさらに混ぜ、薄力粉を加えてヘラを使って生地をまとめる
2.生地を冷蔵庫で1時間以上冷やし、30分ほど室温に置いてから生地を型と同じくらいの大きさに伸ばす
3.型に生地を敷き込みフォークなどで数か所穴を開け、180℃で予熱設定したオーブンで10分空焼きした後に冷ましてタルト生地の完成
4.鍋に水、生クリーム、牛乳を入れて弱火で加熱する
5.ボウルに卵と卵黄、砂糖を加えて混ぜ、バニラエッセンス、コーンスターチも加えてその都度よく混ぜる
6.鍋で温めたものをボウルに少しずつ入れてよく混ぜる
7.プリン液を鍋に移し、弱火で温めながらとろみがつくまで休まずに混ぜる
8.ボウルにプリン液を戻し入れ、ラップをかけて冷ます
9.タルト生地にプリン液を流し込み、表面を平らにする
10.200℃に予熱設定したオーブンに入れて10分加熱後オーブンの温度を180℃に変更し、再度30分焼いて完成


プリン液に使用する砂糖の量を120gに減らすと、甘さが控えめのフランが作れます。タルト生地を歯ごたえのある食感に仕上げたい場合は、空焼きして冷ましたタルト生地の表面に卵黄を塗ってから再度オーブンで5分程度焼いてください。プリン液を冷ます前にザルなどを使って濾すと、なめらかな口当たりになります。

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②スペインのフランの作り方・レシピ

出典: https://cookpad.com/recipe/6096815

スペイン式のフランの材料および作り方の手順は、以下の通りです。

【材料】
・卵:4個
・コンデンスミルク:500g
・エバミルクまたは生クリーム:340cc
・砂糖:65g
・バニラ:適量


【作り方】
1.鍋に砂糖を入れて弱火にかけて溶かし、キャラメルのような色になるまで煮詰めてカラメルソースを作る
2.耐熱性の型にカラメルソースを流し入れる
3.ボウルに卵を入れて混ぜ、卵と砂糖以外の材料を加えて都度よく混ぜる
4.カラメルソースを入れた型に卵液を注ぎ入れる
5.型の口をアルミホイルで覆い、全ての型が入る容量の耐熱容器に入れる
6.耐熱容器に型の半分くらいの高さまで水を入れる
7.175℃に予熱設定したオーブンで35分から45分程度焼いて完成


カラメルソースを作るのが苦手な人は、市販のガムシロップやシロップを鍋で煮詰めると成功しやすいでしょう。完成したフランの荒熱が取れたら冷蔵庫で冷やし、型から外して盛り付けてください。フランの上にホイップクリームやラズベリーなどをトッピングすると、華やかな見た目に仕上がります。

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フランは国によって違う

フランはローマ時代から作られている歴史の長いお菓子で、現在でも様々な国で愛され続けています。フランはフランスやスペイン、メキシコなどでも作られていますが、国によって材料や作り方が違うため味や食感も異なります。現地へ足を運んだ際には、各国のフランを食べてみましょう。

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