油揚げの原料は?何を揚げたもの?卵は入ってるかや歴史・作り方なども紹介!
油揚げの原料は何か知っていますか?何を揚げたものなのでしょうか?今回は、油揚げの正体に加え、原材料表示や<大豆・卵>などアレルギー物質が含まれているのかを紹介します。油揚げの歴史や作り方・レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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油揚げは何を揚げたもの?原料は?
日本人にはなじみ深い油揚げの原料が大豆であることは、誰もが知っていることでしょう。しかし油揚げは何を揚げたものかと聞かれたら、即答できる人は少数かもしれません。ここでは、油揚げとは何かについて説明します。
油揚げは薄切りにした『豆腐』を揚げたもの
油揚げとは、豆腐を薄切りにして伸ばしてから油で揚げたものをさします。似たような食品である厚揚げと差別化するために薄揚げと呼んだり、いなり揚げやキツネ揚げなどと呼んだりすることもあります。近年は1枚の油揚げだけでなく、細く刻んだ状態の油揚げや最初から味付けされた油揚げも商品化されているようです。
油揚げの原材料表示
油揚げの原材料として、以下のものがあげられます。
・大豆
・植物油脂
・凝固剤(硫酸カルシウム等)
・消泡剤(グリセリン脂肪酸エステル等)
油揚げの主原料は豆腐の原料でもある大豆で、豆腐の加工の際に添加物として使われる凝固剤や消泡材なども原料に含まれます。また、油で揚げているため植物油脂も原材料の1つとなり、多くの場合は菜種油が使用されているようです。
なお、大豆は遺伝子組み換えが行われていることが問題になっていますが、日本で油揚げを製造しているメーカーの多くが遺伝子組み換えではない大豆を使用しています。
アレルギー物質は大豆のみ
油揚げにはアレルギー物質の1つである大豆が使われており、大豆アレルギーがある人は、アレルギー症状が起こるリスクが高いので食べてはいけません。少量でも重篤な症状があらわれるリスクがあるので、安易に食べないことをおすすめします。ただし、卵は使用していないので、卵アレルギーの人でも安心して食べることができる食材です。
油揚げの歴史とは?いつからある?
油揚げは精進料理にも使われているので、昔から食べられていたと予想されます。油揚げの歴史がどれほど長いものか、興味がある人もいることでしょう。ここでは油揚げがいつからあるかも含めて、その歴史を解説します。
油揚げの歴史は室町時代まで遡る
油揚げの歴史は室町時代まで遡れるといわれており、その歴史は誕生から500年以上にもなるようです。発祥の理由は次章で説明しますが、油揚げはだしを吸い込みやすく、袋状になっていることから他の食材を包めることもあり様々な料理に使われるようになりました。現在でもいなり寿司や煮物、味噌汁、おでん、きつねそばなど幅広く活用されています。
油揚げはお坊さんが肉の代わりに食べていた
油揚げはかつて、お坊さんが肉の代わりに食べるのが一般的でした。殺生が禁じられていたお坊さんは肉を食べることができなかったため、代用品として豆腐を肉に近づけようとして油揚げが生まれたのです。豆腐に重しをのせて水を切り、低温と高温の二度揚げをすることで外がカリカリで中がふわふわの油揚げを作ったとされています。
油揚げと厚揚げの違いは?
油揚げと厚揚げは一緒に販売されていることも多く、少し似た見た目をしていますが何が違うのでしょうか。ここでは、油揚げと厚揚げの違いについて説明します。