割れたゆで卵は食べられる?ひびが入る原因・対処法や日持ちの注意点など紹介!
ゆで卵が割れた場合、食べても大丈夫か不安ですよね?基本的に食べても問題ありません。今回は、ゆで卵がひび割れる原因や割れないように茹でる方法を紹介します。ゆで卵が途中でひび割れした際の対処法や、割れた際の日持ち・賞味期限についても紹介するので参考にしてみてくださいね。
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ゆで卵が割れた…中身がでてるけど大丈夫?
低カロリーで完全栄養食品として注目されているゆで卵ですが、調理中に殻が割れて中から白身が飛び出ることがあります。ゆで卵は、殻ごと茹でる調理法であることから衛生面で不安を感じることもありますが、体内に入れても問題はないのでしょうか。
ゆで卵が茹でてひび割れしても食べて大丈夫
卵の殻にはサルモネラ菌が付着していますが、調理途中にひび割れた場合は食べても大丈夫です。サルモネラ菌は、10℃以上の温度になると増殖しやすくなりますが熱抵抗には弱い性質です。65℃以上のお湯で加熱を続ければ菌は死滅するので、食べても問題はありません。
しかし、調理前から殻がひび割れている場合には注意が必要で、特に中身がすでに漏れている状態の物をゆで卵にするのは危険です。白身がほんの少し殻に触れている場合でも、付着したサルモネラ菌が中身に入り込み増殖を始めます。もったいないですが、ひび割れた生卵は調理せずにそのまま廃棄しましょう。
ゆで卵が途中でひび割れする原因は?
ゆで卵の完成形は綺麗な卵型が理想的ですが、なかなかうまく作れないことが多いです。なぜ卵を茹でる前に、殻がひび割れてしまうのでしょうか。ここでは、ゆで卵を作る途中でひび割れする原因を解説します。
①卵を入れる時の衝撃
卵の殻はとても繊細で、少しの衝撃でもひびが入ります。卵パックの構造が特殊なことからも、繊細な食材ということが分かります。お湯を張った鍋にどれだけ静かに入れてもひびが入ることがあるため、先に卵を鍋に入れてから水を張るなど、手順に工夫が必要です。
②急激な温度変化
卵は温度変化にとても敏感で、少しの環境の変化でも殻に結露が発生する食材です。このような特性があるため沸騰したお湯にそのまま入れると、殻の内側が一気に温まり中身が急速に膨張し始めます。このような急激な温度変化に対応できない卵の殻は、耐性の限界を迎えるため茹で終わる前にひびが入るのです。
③卵にガスが多く含まれていた
卵には、二酸化炭素を基調としたガスが含まれています。ゆで卵にする際に卵の温度が上がることによって、このガスを排出する作用が働きます。ガスが多いほど作用する力も大きくなるので、卵の殻はその力に耐えきれず、ひび割れる確率が高くなってしまうのです。
ゆで卵がひび割れないよう茹でる方法は?
卵の殻が途中でひび割れる原因を解説しましたが、ひび割れないようゆで卵を作るにはどうすればいいのでしょうか。ここでは、卵がひび割れない調理方法を紹介するので、ゆで卵を作る際の参考にしてみてください。
①一気に多くの卵を茹でない
一度にたくさんの卵を茹でると、狭い空間で卵同士が衝突し合い、ひびが入ってしまいます。最初に静かに入れても、お湯が沸騰してきたときの振動で卵が動くため、容量の大きな鍋で少ない個数の卵を茹でた方がひびが入る確率が低くなります。