割れたゆで卵は食べられる?ひびが入る原因・対処法や日持ちの注意点など紹介!
ゆで卵が割れた場合、食べても大丈夫か不安ですよね?基本的に食べても問題ありません。今回は、ゆで卵がひび割れる原因や割れないように茹でる方法を紹介します。ゆで卵が途中でひび割れした際の対処法や、割れた際の日持ち・賞味期限についても紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
ゆで卵を作るときは水の状態から開始した方が、ひび割れが起きにくくなります。お湯の状態から作り始めると、急激な温度の変化に卵の殻が耐えられなくなり、ひびが入ってしまいます。水から茹でた場合でも、一気に火を入れるとひび割れるため、火加減に気を配りながら作りましょう。
③卵を室温に戻す
温度変化に弱い卵は、水との温度の差を縮めておくことが大切です。ゆで卵を作るときは、生卵を冷蔵庫から出したあと、約30分~1時間程度常温の空間に放置しましょう。また、45℃~50℃ほどのお湯に卵が人肌ぐらいの温かさになるまでつけて置くと、時間短縮になります。
④新鮮すぎる卵を使わない
賞味期限までまだ余裕のある卵の殻の中には、二酸化炭素を基調とした多くのガスが充満しています。ガスが多いほど、ゆで卵にする過程でガスを外に排出しようとする力が大きく作用し、殻はその力に耐えられずにひびが入ります。
一方で採卵日から約1週間経過した卵は中に溜まったガスが少ない状態のため、ガスを排出しようとする力も弱く、比較的ひび割れしづらいです。賞味期限が迫っている卵ほど、ゆで卵には向いています。
⑤卵の底に小さな穴を開ける
事前に卵の底に1カ所穴を開けておくと、元から入っているガスがそこから泡状態で抜けていきます。ガスが減少したことにより、ひび割れが少ないゆで卵ができやすくなります。
穴を開けるには画鋲を使った方法がありますが、失敗しないで綺麗な穴をあけたい場合は卵専用の穴あけ器を使いましょう。卵専用の穴あけ器は100円均一でも販売しており、簡単に手に入るためおすすめです。
ゆで卵が途中でひび割れした際の対処法は?
これまでに挙げたゆで卵のひび割れを防ぐ方法をすべて実行しても、ひび割れを起こすことがあります。ここでは、ゆで卵が途中で割れてしまった際の対処法を紹介します。
お湯に塩・お酢を少量入れる
卵の白身にはたんぱく質が含まれていて、塩と酢にはその成分を固める効果があります。途中で卵が割れて中身が出てきそうな場合は、塩か酢のどちらかを加えて、白身の広がりを抑えましょう。
やり方は、水1リットルあたり塩であればひとつまみ、酢であれば大さじ1を鍋に加えます。この方法は沸騰したお湯と水どちらでも有効で、卵の味が変化することはありません。しかし適量以上入れてしまうと、仕上がりに影響が出るため注意しましょう。
ゆで卵が割れた時に注意すべきことは?日持ちしない?
ひび割れたゆで卵ができあがった場合に、注意することはあるのでしょうか。また、ひび割れたゆで卵の賞味期限はどのくらいなのでしょうか。ここではひび割れたゆで卵ができた際の注意点や、賞味期限を解説します。
ひび割れのゆで卵は日持ちしないので当日中に食べ切る
ゆで卵は殻付きだと品質が保たれますが、ひびがあるゆで卵の場合は、保存に向いていないうえに日持ちもしません。また、リゾチームという抗菌作用が含まれている生卵の方が、賞味期限は長いです。
ゆで卵は熱が加わるとリゾチームが変質して抗菌作用がなくなり、雑菌が繁殖しやすい環境になります。そのためひび割れた状態のゆで卵は、作った当日中に食べきりましょう。
(*ゆで卵の賞味期限について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)