赤い魚「ハチビキ」とは?食べ方は刺身が一番?味わいや人気レシピを紹介!

ハチビキを知っていますか?刺身が美味しい魚です。今回は、ハチビキの〈旬・味〉など特徴や捌き方のほか、〈湯引き・炙り〉など刺身の皮付きで美味しい食べ方を紹介します。〈煮付け・ムニエル〉など人気レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. ハチビキとは?どんな魚?
  2. ハチビキの見た目・生態の特徴
  3. ハチビキの名前の由来
  4. ハチビキの味わいは?まずいの?
  5. ハチビキの旬の時期や産地は?
  6. ハチビキの旬の時期
  7. ハチビキの産地
  8. ハチビキの捌き方は?
  9. ハチビキの食べ方は刺身が一番?食べる際の注意点は?
  10. ハチビキの刺身は湯引き・炙りで皮ごとがおすすめ!
  11. 生刺身はアニサキスなど寄生虫に注意
  12. ハチビキの人気レシピのおすすめ
  13. ①煮付け
  14. ②ムニエル
  15. ③唐揚げ
  16. ハチビキを食べてみよう

ハチビキとは?どんな魚?

出典:https://fishai.jp/766

ハチビキと言う魚を初めて聞く人も多いかもしれませんが、どのような魚でしょうか。ここではハチビキの食べ方や旬、産地について紹介していくので、まずはハチビキの生態や名前の由来について詳しく説明します。

ハチビキの見た目・生態の特徴

ハチビキはスズキ目にあたり、鯖と同じ仲間ですがヒメダイのような色の赤い魚です。形は細長い紡錘形をしており、大きさは70センチ前後まで成長します。白身魚ではあるものの、捌くとマグロのような赤い身をしていることから関東では赤鯖と呼ばれています。

赤身のマグロはおめでたい場面で使えるものの、ハチビキは白身魚であるうえ「葉血引」と書き血を引くという意味で縁起が悪いことから、武家社会である関東地方では敬遠される名前でした。そのため、元々は関西で広く食べられていたとされています。

現在でもそれほど知られた魚ではありませんが、温暖化が進み水揚げ量が増えていることもあり注目されている魚です。値段も少しずつ上がってきているため、気になっているのであれば早めに食べることをおすすめします。

ハチビキの名前の由来

ハチビキは和歌山県田辺市周辺で使われていた呼び方で、元々は単にチビキと呼ばれており身が血のように赤いことからそのように呼ばれていました。しかし、ヒメダイは本チビキと呼ばれており、次第にチビキはヒメダイに当てられるようになりました。そのため、本魚を半端なチビキという意味でハチビキと呼ばれるようになったのが名前の由来です。

関東では赤鯖と呼ばれることが多いため、関東で探すときには赤鯖という名前で探すと見つけやすくなります。

ハチビキの味わいは?まずいの?

白身魚のハチビキは大きなものほど旨味が強く、マグロのように脂がのって美味しくなります。小ぶりの個体は脂の乗りが悪くなることから、購入するときはできるだけ新鮮で大きなハチビキを選ぶのがポイントです。頭や骨からは良い出汁がとれるため、アラ汁などにすると無駄なく食べられます。

Twitterの口コミ

ハチビキの炙り刺
脂ギトギトでかなり旨いと思うんだな

ハチビキの旬の時期や産地は?

出典:https://funabashi-ichiba.jp/ononews/15734/

赤鯖と呼ばれる、ハチビキの旬の時期や産地はどこでしょうか。昔は評判の良くなかった魚でしたが、現在は人気になってきていることから、機会があればぜひ食べてみてください。旬と産地を知っておくことで、より美味しく食べられることから覚えておくと便利です。

ハチビキの旬の時期

ハチビキの旬は冬から夏にかけてで、マグロのような脂の乗りが特徴であることからたっぷり脂肪を貯える寒い季節のものが美味しいと言われています。かなり旬の時期が広いように感じるかもしれませんが、流通が少なく水揚げも少ないためはっきりしないというのが理由です。

しかし、まだあまり知られていない魚のため、旬であっても比較的安く購入できる可能性があることから見かけたらぜひ購入してみましょう。

ハチビキの産地

ハチビキが獲れる地域は広く分布していますが、主な産地は長崎県や静岡県が挙げられます。主に西日本で摂れることが多く、おおよそ東日本と西日本の境目に位置する静岡県沼津市では、干物にして販売されることもあるようです。

ハチビキの捌き方は?

ハチビキの捌き方は以下の通りです。

1.洗い流しながら鱗を取る
2.顎から腹にかけて切って開く
3.ワタとえらを外す
4.背中に少しずつ切れ込みを入れていき、腹骨を切ったら身を外す
5.反対側も同じように外す
6.腹骨を切り取り身に残った骨を骨抜きで抜く
7.熱湯をかけて氷水で冷やし身を締める
8.刺身の場合は皮を引く


ハチビキに限らず、魚をおろすときは必ず包丁は研いでおきましょう。また、魚を刺身にするときにしか使わない道具もありますが、別の物で代用するときれいな刺身にならないことからホームセンターなどのあらかじめそろえておくのがおすすめです。

鱗は鱗取りがあると便利ですが、飛び散りやすく家庭用の排水溝の場合は詰まることがあるため三角コーナー用のネットをかけておくのが良い方法です。えらを外すときは包丁を立てて断ち切るようにすると、きれいに取れます。パチンというような音がするので、しっかり音を聞きながら作業を行いましょう。

背中から3枚におろしていくときも、少しずつゆっくり包丁を入れていき背骨にあたるようなカリカリとしたような音が聞こえていればきれいに切れています。皮を引くときは包丁はあまり動かさずに、皮を引っ張るような感覚で引いていくのがコツです。炙りや湯引きにする時は皮を引く必要はありませんが、そのまま刺身で食べる場合は皮は必ず引きましょう。

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