梅酒の失敗例|味が苦い・えぐみやしわしわになる原因と防止策を正しい作り方とともに紹介!
梅酒でよくある失敗例を知っていますか?そこで今回は、梅酒の〈苦い・えぐみ・梅がしわしわ&浮く・カビる・酸っぱい〉など失敗例別に原因と対策・予防法を紹介します。失敗しない梅酒の作り方も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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目次
梅酒作りのよくある失敗例は?
梅酒を作るのが初夏の恒例行事になっている家庭は、案外多いようです。しかし毎年同じように作っていても、失敗してしまうことも珍しくありません。失敗の理由は氷砂糖やはちみつなど、材料によるものの可能性もあります。ここでは梅酒作りでよく見られる失敗例とその原因、防止策について説明します。
梅酒の失敗例①味が苦い・えぐみがある・酸っぱい
完成した梅酒を味見した際に苦味やえぐみを感じた時は、失敗したと言えるでしょう。その原因を知っておくと、翌年から失敗がない作り方を徹底できます。ここでは梅酒の味が苦い場合やえぐみがある原因と、その防止策を紹介します。
梅酒の味が苦い・えぐみがある原因
梅酒の味が苦いあるいはえぐみがある原因は、以下の通りです。
・ホワイトリカーの量が多い
・砂糖が足りない
・熟成している間も梅の実を入れっぱなしにしている
梅酒はアルコール度数の高いホワイトリカーと氷砂糖を使い、青梅を浸けるのが一般的ですが分量を間違うと苦味やえぐみを感じてしまうので注意が必要です。また梅酒を熟成させている期間に梅の実を取り出しておかないと、種から大量のタンニンが溶け出して苦くなります。
失敗するとお酒に抽出された梅の香りが台無しになってしまうので、しっかりと計量を行い梅の実は熟成したら早めに取り出しましょう。
梅酒の味が苦い・えぐみがある時の対策・防止法
梅酒の味が苦い時やえぐみを感じた際の対策や防止法には、以下のものがあります。
・ホワイトリカーの量に合わせて青梅と砂糖を足す
・砂糖を加える
・梅酒を2~3ヶ月寝かせたら実を取り出す
梅酒を作る分量に問題がある場合は、足りない青梅や砂糖を加えることでエキスや甘味の調節ができるので美味しく作り直すことが可能です。しかし梅の種からタンニンが出てしまうと、苦みやえぐみを取り除くことはできません。
しかし、梅酒は半年ほど熟成させるとまろやかになるので、梅の実を取り出してから寝かせておくと苦みやえぐみが和らぐことはあります。
梅酒の失敗例②梅がしわしわになる
梅酒作りの失敗として多いものに、梅がしわしわになることがあげられます。梅酒を飲む際に梅の実も一緒に食べたい人には、避けたい失敗かもしれません。ここでは、梅がしわしわになる原因と予防策について説明します。
梅がしわしわになる原因
梅がしわしわになる原因として、以下のものがあげられます。
・梅のエキスが実から急激に抽出された
・氷砂糖の量が多い
・長期間漬け込んでいる
・使っているお酒のアルコール度数が低い
梅がしわしわになってしまった原因として、お酒の中に梅のエキスが溶けだしたことがあげられます。また、漬け込み過ぎや氷砂糖の入れ過ぎによる浸透圧により、梅がしわしわになることもあります。
梅酒の味わいにはまったく問題ありませんが、グラスに梅の実を入れて楽しみたいなら、見た目も美しく仕上げたいところです。アルコール度数が低いお酒を使うと梅の実がしわしわになるだけでなく、梅酒が傷みやすいリスクも生じるので注意しましょう。
梅がしわしわにならないようにする対策・防止法
梅がしわしわにならないようにする対策として、以下のことが考えられます。
・竹串などで梅の実に複数の穴を開ける
・冷凍した梅の実を使う
・アルコール度数の高いお酒で作る
・氷砂糖の量を少なめにする
・梅酒を熟成する過程で梅の実だけを取り出す
梅の実に穴を開けたり冷凍したりするのは、細胞壁を壊してエキスがじわじわと溶けだすようにするためです。またホワイトリカーのようにアルコール度数が高いお酒を使うと、梅の実がしわしわになりにくくなるといいます。
甘めの梅酒が好みの人も氷砂糖の量は分量通りに作った方が梅の実がしわしわにならないので、飲む際に甘いサイダーで割って飲むなどしましょう。熟成期間も梅の実が少ししぼんだと感じた時点で、エキスは十分に抽出されているので取り出すことをおすすめします。
梅酒の失敗例③カビが生えている
苦労して作った梅酒にカビが生えていることに気づいて、気落ちした経験がある人もいることでしょう。その場合は梅酒を作る過程で失敗している可能性があり、カビが生えた時点でもう飲むことはできません。ここでは梅酒にカビが生える原因と、その予防策を説明します。