梅酒の失敗例|味が苦い・えぐみやしわしわになる原因と防止策を正しい作り方とともに紹介!
梅酒でよくある失敗例を知っていますか?そこで今回は、梅酒の〈苦い・えぐみ・梅がしわしわ&浮く・カビる・酸っぱい〉など失敗例別に原因と対策・予防法を紹介します。失敗しない梅酒の作り方も紹介するので参考にしてみてくださいね。
・【お酒、飲酒は20 歳を過ぎてから】
・【未成年者の飲酒は法律で禁じられています】
目次
梅酒にカビが生える原因
梅酒にカビが生える原因は、以下の通りです。
・容器の消毒が徹底されていなかった
・青梅に傷がついていた
・青梅に水気が残っていた
・アルコール度数の低いお酒を使った
梅酒は長期間熟成させて作るので、容器の消毒を徹底しておかなければカビの温床になる可能性が高いです。傷がついている、あるいは洗った水気の残った青梅は傷みやすいので使うのは避けねばなりません。前述したようにアルコール度数の低いお酒に漬け込んだことで、カビが生える原因となることもあります。
梅酒にカビが生えないようにする対策・防止法
梅酒にカビが生えないようにする方法は、以下の通りです。
・蓋つき容器はガラス製のものを選び、洗ってからしっかり水気を拭き取る
・蓋つき容器はアルコールや煮沸してしっかり消毒する
・傷のついた青梅を使わない
・青梅のヘタは取り除く
・水で洗った青梅は水気をキッチンペーパーで拭き取ってから表面を乾かす
・アルコール度数が35度以上のお酒を使う
容器の消毒と青梅の下処理を徹底するだけで、カビが生える確率を下げることができます。梅酒作りに慣れていない場合は、アルコール度数が35度以上のホワイトリカーを使うとカビが生えにくいのでおすすめです。
(*梅酒が腐るとどうなるのかについて詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んでみてください。)
梅酒の失敗例④梅が浮く
梅のエキスを抽出させる熟成期間には、ホワイトリカーの中でいつまでも梅が浮いていることがあります。梅の実が沈まないことで、失敗したのではと不安になるかもしれません。ここでは梅酒の梅が浮く原因と対応策を紹介します。
梅酒の梅が浮く原因
梅酒の梅が浮く原因は、氷砂糖の量が多いことがほとんどです。氷砂糖がホワイトリカーに溶けると瓶の底に溜まり、比重の軽い梅の実が浮きあがります。時間の経過とともに梅の実に梅酒が染み込み、沈むケースがほとんどなので失敗とはいえないでしょう。
しかし、梅の実が浮いている時間が長いと、アルコールに浸かっていない部分が傷むリスクが高くなるので注意が必要です。
梅酒の梅が浮く時の対策・防止法
梅酒の梅が浮かないようにするための方法は、以下の通りです。
・氷砂糖を分量以上に入れないようにする
・梅酒の瓶をゆっくりと揺すり、お酒が梅の実にまんべんなく浸るようにする
・梅酒の容器を揺すって液体の濃度が同じになるように調整する
・1ヶ月ほど熟成させる
・1ヶ月以上経っても沈まない梅の実は取り出す
浮いた梅の実は1ヶ月ほどで沈んでくることがほとんどですが、中には時間が経っても沈まないものもあるので、その場合は取り出してしまえば問題ありません。また、ホワイトリカーと氷砂糖が混ざるように時々瓶を上下にゆするようにすると、梅の実を早く沈めることができます。
梅酒の失敗しない作り方・コツは?
梅酒を失敗せずに作るためには、手順をしっかり守ることが大切です。自家製の梅酒作りは、ひと手間を惜しむと傷む原因となることもあるので注意しましょう。ここでは、失敗しない梅酒の作り方やコツを紹介します。
材料
・青梅 1kg
・氷砂糖 1kg
・ホワイトリカー(35度のもの) 1.8L
・4L入るガラス製の蓋つき容器
・竹串
失敗しない作り方の手順・コツ
梅酒の失敗しない作り方の手順は、以下の通りです。
①ガラス製の蓋つき容器を消毒する
②青梅を水洗いする
③②を1時間ほど水に浸けてアク抜きをする
④③の青梅の水気を1つずつきれいに拭き取る
⑤竹串で青梅のヘタを取り、穴を開ける
⑥消毒した容器に氷砂糖と青梅を交互に入れる
⑦⑥にホワイトリカーをすべて注ぐ
⑧⑦の蓋を閉めて、冷暗所で半年保管する
梅酒を保管する際には、密閉できるガラス製の蓋つき容器を使うことがポイントです。また、梅酒の甘味を抑えたい時には、氷砂糖の量を7割に減らしても問題ありません。熟成期間は好みで延ばしても美味しく楽しめますが、飲み頃は半年経過したあたりがおすすめです。