ビールの賞味期限切れはいつまで飲める？1年前は無理？捨てずに活用する方法も紹介！

箱買いしたりお中元などで届くことの多いビールですが、賞味期限はどのくらいなのでしょうか。ここではビールの賞味期限について解説していきます。

ビールは出来立てが最も美味しいとされ、日が経つごとにその風味が失われていきます。そのため、日本のビールメーカーは賞味期限を製造から9ヶ月と統一しています。期限内であれば美味しく飲めますが、直射日光に当たっていたり、強い衝撃が与えれたりすると賞味期限に関係なく味が劣化することもあるようです。

また、大手ビールメーカー以外の醸造所が作るようなクラフトビールには、無濾過や無殺菌の商品が多くあります。中には30日や100日などと賞味期限が短いものがあるので、購入前に確認しましょう。

製造から9ヶ月と賞味期限が統一されているビールですが、賞味期限が切れてからはいつまで飲めるのでしょうか。賞味期限切れのビールの様子や、保存容器毎に異なる「美味しく飲める期限」を見ていきます。

賞味期限は、食品製造メーカーが「商品を美味しく食べられる期限」として表示します。日本では本来の賞味期限に0.8以上1未満の安全係数をかけることが推奨されていて、製造メーカーが提示した期限よりも短く商品に表示することが一般的です。そのため、賞味期限が表示されている多くの商品は、多少賞味期限を過ぎても美味しく食べることができます。（※1）

また、食品製造メーカーが表示する「未開封で保存した状態で安全に食べられる期限」が消費期限です。消費期限は賞味期限と違い、この期限を超えると商品の品質が落ちたり、変異が起きる可能性があります。製造メーカーは、消費期限を超えた商品を食べたことで体調不良を起こしても保証はできないので、消費期限を超えた商品は食べないことが無難です。（※2、3）

大手ビールメーカーのアサヒの公式ホームページを確認すると、賞味期限が過ぎても容器が未開封であれば飲めるようです。そのため、賞味期限が切れてからビールがすぐに傷んだり、腐ったりすることもないようですが、一定期間賞味期限の切れたビールは一般的には泡立ちが悪くなったり、強い酸味を感じたりするので、美味しく飲むことはできないでしょう。

きちんと保存していても賞味期限以降は劣化がどんどん進むので、できるだけ早く飲みきるのがおすすめです。

どれも9ヶ月の賞味期限があるのに対して、美味しく飲める期限は保存容器によって大きく差があることがわかります。最も期限が長いのは缶ビールで6ヶ月、最も短いのはビール樽で3日〜1週間程度と、約半年ほど差があります。しかし、ビール樽の期限は開封してからのもので、未開封のまま保存をしておけば、美味しく飲める期限は缶ビールと変わりはありません。

開封後はどの保存容器も賞味期限に関わらず劣化が早いので、早めに飲み切りましょう。

ビールは賞味期限が過ぎてもすぐに傷むことはないようですが、賞味期限が切れてから放置を続けるとどのような変化が起こるのでしょうか。ここからは賞味期限の切れた未開封のビールを時間経過別に体験談を踏まえながら紹介していきます。