梅酒が腐るとどうなる?カビと澱の見分け方は?正しい保存方法も紹介!

梅酒が腐るとどうなるか知っていますか?カビが生えるのでしょうか?今回は、梅酒が腐った時の特徴やカビと似た「濁り」との見分け方にくわえ、カビが生えても飲めるのかを紹介します。腐った梅酒を飲んだ時の対処法や、カビ防止の保存方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。

目次

  1. 梅酒が腐ったかも…?
  2. 正しく保存すれば梅酒が腐ることは少ない
  3. 梅酒が腐る場合の原因
  4. 梅酒が腐るとどうなる?見分け方は?カビが生える?【画像】
  5. ①見た目
  6. ②味わい
  7. ③臭い
  8. 梅酒のカビではなく「濁り・澱」の場合も?
  9. 梅酒はカビが生えても飲めるの?腐ったのを飲んだ時の対処法は?
  10. カビが生えた梅酒は加熱しても飲めない
  11. ただカビが生えて腐った梅酒を飲んでしまっても食中毒になることは少ない
  12. カビが生えた梅酒を飲んで注意すべき場合
  13. 梅酒が腐りにくいカビ防止の保存方法は?
  14. ①手作りの場合は梅の実を抜く
  15. ②冷暗所で保存する
  16. ③火入れして殺菌する
  17. ④容器の口を清潔な状態にしておく
  18. 梅酒が腐らないように正しく保存しよう

梅酒が腐ったかも…?

梅酒はアルコール度数が高いので、自家製でも腐ることはないと考えている人も少なくないようです。10年ものの梅酒なども販売されているものの、自宅で長期間保存していると異変を感じることがあるかもしれません。ここでは、梅酒は腐ることがあるのか説明します。

正しく保存すれば梅酒が腐ることは少ない

賞味期限 未開封 開封後
梅酒(紙パック) 約2年 6ヶ月~10ヶ月
梅酒(瓶) 約2年 1~2年
梅酒(手作り) 30年 約2年

アルコール度数の高いホワイトリカーを使っている梅酒は、市販品や手作り品でも賞味期限が長いことがわかります。市販の梅酒は賞味期限や消費期限が記載する必要のないアルコール飲料ですが、開封したものに関しては上記の表を参考にしてください。自家製の梅酒であっても、正しく保存すれば30年前のものでも飲むことは可能です。

(*梅酒の賞味期限について詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んでみてください。)

梅酒の賞味期限はいつまで?未開封だと長持ち?日持ちする保存法など紹介!

梅酒が腐る場合の原因

梅酒が腐る場合の原因は、以下の通りです。

・梅酒の溶菌に雑菌が付着していた
・梅に汚れがついたままだった
・梅のヘタをとりきっていなかった
・洗った梅や容器の水分をとりきれていなかった
・容器の消毒をしていなかった
・容器のフタをしっかり閉めていなかった
・保存場所に問題があった
・仕込みの際に梅とアルコールと砂糖の比率がずれた


上記のように梅酒を入れる容器や材料の扱い失敗すると、腐る原因となるので注意が必要です。特に梅とアルコールと砂糖の失敗しにくい比率は、1:2:0.5が基本となります。正しい材料や手順で作り、保存場所にも配慮すれば梅酒は腐ることの少ないアルコール類です。

梅酒が腐るとどうなる?見分け方は?カビが生える?【画像】

自家製の梅酒は、作り方や保存に失敗したことが原因で腐る可能性はあります。梅酒が腐ったときの特徴を知っておくと、飲めるかどうかが見極めやすくなるでしょう。ここでは、腐った梅酒の見分け方を説明します。

①見た目

出典:http://zassoutengoku.blog76.fc2.com/blog-entry-724.html

梅酒が腐ると見た目に以下のような特徴があらわれます。

・梅酒の表面に白い膜がはる
・梅にカビが生えている
・容器の内側に黒いカビが付着している


自家製の梅酒にカビが発生した時は、容器の消毒や梅に雑菌がついていたことが失敗の原因として挙げられます。アルコール度数の高いホワイトリカーを使っても、カビの原因菌を殺菌することはできないので、瓶の煮沸消毒に失敗しないように配慮が必要です。またアルコール度数が35℃以下のものを使うと傷みやすいので、注意しましょう。

②味わい

梅酒が腐ると味わいに以下のような特徴がみられます。

・酸味を感じる
・舌がしびれる


自家製の梅酒はアルコール度数の高いお酒を使っていても、作り方や容器の消毒を失敗すると腐って味わいに変化があらわれます。仮に自家製の梅酒を口にして、上記のような味わいを感じたら飲むのはやめておきましょう。ただし氷砂糖を少なめにして梅酒を作ると酸味が強くなるので、その場合は見た目や臭いも合わせて傷んでいるのか判断してください。

③臭い

梅酒が腐ると臭いに以下のような特徴があらわれます。

・酸味臭がある
・刺激臭がある


梅酒が腐ると上記のような鼻にツンとくる刺激臭が発生するので、このような時は飲むのは控えるようにしてください。いつもの梅酒の香りとは違うと感じたら少し舐めてみて判断することもできますが、なるべく口にせずに処分する方が安心です。

梅酒のカビではなく「濁り・澱」の場合も?

出典:https://twitter.com/makkyo2/status/414064491274706944?s=20

梅酒のカビと、濁りや澱(おり)を見分けるポイントは以下の通りです。

・白い濁りがみられる場所
・刺激の強い酸味臭の有無
・味に違和感を感じるかどうか


カビは酸素がないと繁殖できないため、梅酒の空気に面した場所に生える特徴があります。このため、白い濁りが容器の底にみられる場合は、梅の実のペクチンによる濁りや澱の可能性が高いと言えるでしょう。

ペクチンの含有量が多い完熟した梅や、半熟の梅を使って梅酒を作った際にも濁りや澱が出やすくなります。梅酒に青梅を使うのが一般的なのは、皮の表面が固くて濁りにくいからです。また、氷砂糖の代わりにはちみつや黒砂糖を使うとミネラル分によって濁りが出やすく、特有の風味や見た目が楽しまれることもあります。

梅酒はカビが生えても飲めるの?腐ったのを飲んだ時の対処法は?

梅酒の保存に失敗して容器の内部にカビが生えた場合、もう飲むことはできないのでしょうか。ここでは、カビの生えた梅酒は飲めるのかどうかや、腐ったものを飲んでしまった時に対処法について説明します。

カビが生えた梅酒は加熱しても飲めない

カビが生えた梅酒はその部分を取り除けば飲めると考える人もいるようですが、毒素が容器全体に回っているので加熱をしても飲むことは出来ません。このためカビの生えた梅酒は、飲まずに処分することをおすすめします。カビの生えた梅酒は、ガーデニングや家庭菜園の肥料として活用することもできます。

ただカビが生えて腐った梅酒を飲んでしまっても食中毒になることは少ない

食中毒の症状として、以下のものがあげられます。

・腹痛
・下痢
・吐き気
・嘔吐
・発熱


カビが生えた梅酒を飲んでも上記のような症状を発症する例は少なく、軽い腹痛や悪心を感じる程度で済む可能性が高いです。しかし上記のような症状が見られる場合や、水分補給が出来ない時は病院で診察を受けることをおすすめします。

カビが生えた梅酒を飲んで注意すべき場合

カビが生えた梅酒を飲んで注意すべき場合は、以下の通りです。

・腹痛がある
・胃痛がする
・下痢をする


免疫力が低い高齢者や持病のある人などが誤ってカビの生えた梅酒を飲むと、上記のような症状があらわれるリスクが高いと言えます。また、赤ちゃんや幼児が誤飲することがないよう、気をつけて保存しましょう。

梅酒が腐りにくいカビ防止の保存方法は?

梅酒を腐ることなく保存するためには作る時から消毒などの対策を取っておくのが大切ですが、正しい保存方法を守ることも重要なポイントです。ここでは梅酒のカビを防ぎ、腐りにくくなる保存方法を説明します。

①手作りの場合は梅の実を抜く

自家製の梅酒にカビが生えないようにする方法の1つに、梅の実を抜くことがあげられます。これは完熟梅を使っていたり梅に汚れが残っていたりすると、カビが生える原因となるからです。梅酒を仕込んでから2~3ヶ月経てば香りや風味は十分に出るので、梅の実を取り除いても問題ありません。

アルコール度数の高いお酒を使い正しく保存している場合は、梅酒に含まれた梅の実を1年入れておいても腐らないケースもあります。しかし1年を超えた梅酒は、梅の実が傷む前に容器から抜いておくのがおすすめです。

②冷暗所で保存する

自家製の梅酒に限らず市販品のものも、冷暗所で保存するのが基本です。酒類は比較的腐りにくい食品ですが、蓋を開け閉めする際に空気中の雑菌が入るリスクがあります。また梅酒の保存容器の多くは透明なガラス製なので、光を通して内部の温度が上昇しやすいと言えるでしょう。

直射日光が当たる窓際などの場所は気温が上がりやすく、雑菌が繁殖しやすいので梅酒を置くのはおすすめしません。また自家製の梅酒を長期保存したい場合は、プラスチック製の容器は避けるようにしてください。これはガラス製の容器と比べると、プラスチックは空気を通しやすく雑菌が繁殖しやすいからです。

③火入れして殺菌する

自家製の梅酒を火入れして殺菌するのも、保存性を高める方法の1つです。火入れを行う際には鍋に入れた梅酒を火にかけ、ひと煮立ちしたら消毒済みの清潔な容器に戻しましょう。雑菌の繁殖を抑制し保存期間を延ばすうえでも有効ですが、加熱によって梅酒のアルコールが飛ぶ点は否めません。

④容器の口を清潔な状態にしておく

完成した梅酒を飲んだ後には容器の口を清潔な状態にしておくと、雑菌の混入リスクを軽減できます。容器の口は直接指で触らないようにして、清潔なふきんやキッチンペーパーで容器の口を拭く習慣をつけましょう。柄杓を使って梅酒を容器から取り出す際にも、清潔なものを使用するようにしてください。

梅酒が腐らないように正しく保存しよう

今回は梅酒が腐った時やカビが生えた時の特徴を、濁りや澱の見分け方と併せて紹介しました。梅酒はカビが生えても食中毒の原因となることは少ないようですが、腹痛や悪心の原因となるため飲むことはおすすめしません。梅酒を美味しく楽しむためにも、失敗しにくい作り方や腐りにくい保存方法を参考にしてください。

関連する記事