シーバス(スズキ)の刺身は寄生虫と雑菌に注意!美味しく食べる方法も紹介!
シーバス(スズキ)は刺身で食べられるかを知っていますか?味はまずいのでしょうか?今回は、シーバスを生刺身で食べる際の〈アニサキスなど寄生虫・食中毒〉といった危険性・対処法や捌き方を紹介します。シーバスの刺身をより美味しく食べられる時期・熟成の仕方なども紹介するので参考にしてみてくださいね。
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シーバス(スズキ)の生刺身は食べられる?
シーバスは、釣り人の間でスズキの愛称のことです。釣りでは美味しくないとリリースされることが多いのですが、高級魚として扱うところもあり、食べることができる魚です。では、シーバスは生刺身で食べることができるのでしょうか。以下で解説しますので参考にしてください。
シーバスの刺身の味わいはうまい?まずい?
シーバスは、河口で釣ると川魚のような臭みがつくため、まずいと言う印象を持たれています。しかし臭いと言われる反面、きれいな海域で釣れると味も良く、知らなった人には料理すると美味しいと驚かれることも多いです。ただし、釣った場所にもよるので判断は難しいかもしれません。
それだけでなくスズキとして見ると種類があり、水の綺麗な磯場を好むヒラスズキと言う種類があります。この種類ならば生息域から見ても臭みが少ないため、スズキの中でも美味しく食べられるでしょう。
Twitterの口コミ
この前釣ったシーバスを刺身に、
普段は持ち帰らない事が多いけど、この前食べた居酒屋の刺身が醤油代わりにごま油と塩で出てきたのが美味しすぎたのでやってみました〜
これめちゃくちゃ美味しいですおすすめ〜👌
ネギ入れたらもっと美味しくなるかも
シーバスの生刺身を食べる際の危険性と対策
魚を刺身で食べる時に心配されるのが、寄生虫です。寄生虫は、川と海では川魚の方がいる確率が高いと言われています。シーバスは、生息している場所や水質で見ると寄生虫がいる確率は高めです。シーバスを刺身で食べる際の危険性を、対策を含めて説明します。
①アニサキスなど寄生虫
他の魚にも言えるのですが、シーバスに潜んでいると考えられる寄生虫がいくつかあります。
・ウオノコバン
・粘液胞子虫
・アニサキス
この中で一番心配される寄生虫が、アニサキスです。アニサキスは、白くて糸のような形状をしています。サバやイカに潜んでいることで有名ですが、シーバスにいる可能性も大きいです。本来は内臓付近に潜んでいるものの、魚が死ぬと筋肉の方へ移動する性質があります。
アニサキスに気づかずに生刺身を食べて酷い腹痛を起こしたと言う話を聞いたことがあるかもしれません。アニサキスで激痛に襲われるのは、少なくとも人間の体内に2~3日生き、その間に胃や腸に穴を開けるからです。
対策としては、加熱が一番効果的ですが、-20℃で24時間以上の凍結でも死滅します。生刺身で食べるときには内臓の回りを中心によく見て取り除くこと、肉も変色しているところは避けてください。
(*アニサキスの見つけ方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②雑菌による食中毒
シーバスだけではないのですが、生刺身の危険性として雑菌による食中毒があります。まな板や包丁を丁寧に洗ったり消毒したりしながら魚を捌いていけば問題はありません。しかし、洗わずに刺身を切れば、うろこなどについていた細菌が包丁などを経由して刺身についてしまう可能性が高くなります。
魚を捌く時と刺身を切る時でまな板の面を変える、ウロコや内臓を取った後はまな板や包丁を充分に洗ったり消毒したりする、これらの対策をすることで食中毒を避けることができます。
シーバスの捌き方は?
シーバスまたはスズキの捌き方の動画はいくつかありますが、この動画は素人が教えてもらいながら捌き、説明も入っているためポイントや注意点がわかりやすくなっています。
1. ウロコを取る
2. 腹からエラのところまで包丁を入れて開いて、エラと内臓を取る
3. 水で血をよく洗い流す
4. エラについている内臓をハサミで切り取る
5. 胃袋や浮袋、肝を取り、綺麗にあらう
6. 頭を切り取る
7. 骨に沿って包丁を入れて身を切り取る
8. 反対側の身も切り取る
9. 腹骨を切り取る
10. 中骨を切り取る
まず、始める前にまな板は濡らしておくと良いです。ウロコは、ガラまで使う時は頭の部分も取るようにします。エラを取る時は、手をケガしないように気をつけてください。内臓を取り洗う時は、特に肝臓のあたりから寄生虫が出てくることがあるため注意してください。内臓は、湯がいてポン酢で食べると美味しいです。
三枚におろす時は、骨の上に斜めに包丁を入れるのがポイントです。また、切る時は包丁を押すのではなく、包丁を引いて切ると綺麗に切れるでしょう。ガラはお吸い物などに使えるため、捨てないでください。動画では素手で捌いていますが、エラやヒレでケガをしないように、場合によっては軍手をつけることをおすすめします。