打ち粉とは?強力粉を使う理由は?薄力粉や片栗粉で代用できるかも紹介!
打ち粉とは何か知っていますか?薄力粉・片栗粉でもよいのでしょうか?今回は、打ち粉をする理由や<強力粉・薄力粉>のどちらが打ち粉に向くのかを紹介します。<片栗粉・コーンスターチ>など打ち粉に代用できる粉も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
薄力粉を打ち粉にする場合のコツ・ポイントは、以下の通りです。
・粉をしっかり落とす
・粉を冷やす
・湿度を避ける
打ち粉に薄力粉を使用する場合は、余分な粉をしっかりとハケで払うのがポイントです。薄力粉は粒子が細かいため生地の中に入りやすく、必要以上に粉の量を多くしてしまう懸念があります。また、粉を冷蔵庫または冷凍庫でしっかりと冷やしてから使用したり、高温多湿の環境を避けたりすることで、グルテンの粘りの発生を抑えることができます。
打ち粉に代用できる他の粉は?
打ち粉に使用できる粉の種類には、小麦粉以外のどんなものがあるでしょうか。ここでは、粉の特徴を踏まえながら、それぞれの打ち粉に合う料理を紹介します。使い道がなくて余っているときや、小麦粉が足りなくなったときに参考にしてみてください。
①米粉
打ち粉として米粉が適しているものは、以下の通りです。
・うどん
・そば
・米粉のお菓子、パン
米粉とは、一般的にうるち米を粉末状にしたものです。グルテンを含まないため、小麦アレルギーの人やグルテンフリー嗜好の人に人気の材料です。小麦粉の代わりとして、お菓子やパン作りに使われます。
②片栗粉
打ち粉として片栗粉が適しているものは、以下の通りです。
・餃子
・中華麺
片栗粉は、本来はカタクリという植物の地下茎から取れるデンプンから作られたものです。しかし市場に出回っている片栗粉は、ジャガイモのデンプンから作られたものです。料理では、煮汁のとろみ付けやつなぎとしてよく使われます。
③上新粉
打ち粉として上新粉が適しているものは、以下の通りです。
・餅
上新粉も米粉と同様にうるち米を粉末状にしたものですが、米粉よりも粒子は粗いです。もち米を原料とする白玉粉と比べて粘りが少ないため、歯切れのよい食感に仕上げるういろうや柏餅の材料として知られています。
④コーンスターチ
打ち粉としてコーンスターチが適しているものは、以下の通りです。
・マシュマロ
・グミ
コーンスターチは、とうもろこしを原料としたデンプンです。片栗粉と似たような性質ですが、片栗粉ほど強くとろみはつきません。お菓子作りではカスタードクリームのとろみ付けや、小麦粉の置き換えとして使われます。
打ち粉の使い方をマスターしよう
お菓子やパン作り、手打ちの麺等、打ち粉を使用する場面では上記のようなポイントを抑えておくだけで、失敗を防ぐことができます。打ち粉は、作業工程の中で重要な役割のため、ぜひ参考にしてみてください。