サバの文化干しとは?開きと違いは?焼き方のコツや活用レシピも紹介!
サバの文化干しとは何か知っていますか?今回は、サバの文化干しについて<サバの開き・塩サバ>と違いを比較しながら、名前の由来とともに紹介します。サバの文化干しの焼き方のコツや活用レシピも紹介するので是非参考にしてみてくださいね。
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サバの文化干しとは?開きと違いある?
スーパーなどでサバの文化干しとサバの開きを目にした時、どちらを買うべきか悩んだ事があるかもしれません。見た目も似ているため違いが分かりにくい食材ですが、サバの文化干しとは何なのか、開きとの違いを説明していきます。
サバの文化干しは干物の1種
サバの文化干しはサバの開きと同じ干物の1種です。魚の干物の種類はいくつかありますが、乾燥方法にも違いがあります。サバの文化干しは、半身で売られていることが多く、文化干しという乾燥方法で作られます。機械を使って人工的に冷風を送って乾燥させたり、透水性のあるセロファンで挟み吸湿剤の中で乾燥させる方法が本来の文化干しです。
対照的にサバの開きは塩水に漬け込んだ後に天日干しで自然に乾燥させる方法が多いので、この点がサバの文化干しとの大きな違いです。また同じサバでもスーパーでよく見かける塩サバは、干さずに塩に漬け込んだサバのことなので干物ではありません。
サバの文化干しの名前の由来は?
干物の1種であるサバの文化干しは、なぜ文化干しと呼ばれるようになったのでしょうか。文化干しの由来を2つ紹介します。
説①
発泡スチロールや真空パックがなかった頃、サバの干物は新聞紙や木箱に入れて売られていましたが、ある水産業者がセロファンに包んで販売を始めました。セロファンを使用した梱包方法は画期的で見た目も美しく、今までになく最先端で文化的だと評判になりました。このようにして、セロファンに包まれている干物を文化干しと呼ぶようになったと言われています。
説②
干物は天日干しでも作られますが、現在は冷風をあてて水分を蒸発させる乾燥方法で大量生産される事も増えてきました。冷風乾燥が広まりだした頃、機械を使用し人工的に作る方法が画期的に見え、これは文化的だということで文化干しと呼ばれるようになったとも言われています。
どちらの説も今までにないような文化的に見える事が理由ですが、現在の水産加工業界では天日干しの対義語として冷風乾燥機で人工的に乾燥させたものを文化干しと呼んでいます。
サバの文化干しの焼き方は?ふっくらにできる?
サバの文化干しを購入しても、焼き方を知っていないと美味しく食べることはできません。ここでは、焼き方のポイントを調理道具別に説明していきます。干物全般に対応している焼き方なので、サバの文化干し以外でも参考にしてみてください。
①フライパンで焼く場合
後片付けが楽で、焦がす心配も少ない簡単な方法です。
1.フライパンを熱する
2.フライパンにクッキングシートを敷く
3.身の部分を先に焼く
4.裏返して皮目を焼く
身の部分を焼く時には中火で少し焦げ目がつくくらいまで焼き、皮目は弱火で良い焼き色になるまでじっくり焼くのがポイントです。身が肉厚な場合は、フライ返しなどで押し付けながら焼くと火が通りやすくなります。焼き過ぎると旨味や風味を損なうので注意しましょう。
②グリルで焼く場合
①のフライパンとほとんど手順は同じですが、旨味がより凝縮された仕上がりになります。
1.グリルにサラダ油を塗る
2.グリルを熱する
3.身の部分を先に焼く
4.裏返して皮目を焼く
グリルで焼く場合は、焦げやすいので火加減に注意しましょう。また、グリルを使うと冷凍のサバの文化干しでも美味しく焼けます。冷凍の干物は基本的に冷凍したまま焼いて下さい。余分な脂も落ちるので、手間を惜しまない時はグリルで焼くのがおすすめです。