ペストリーとは?パイ・パンと違いは?種類や作り方・レシピも紹介!
ペストリーとは何か知っていますか?パイなどの料理の総称です。今回は、ペストリーについて、パンとの違いや〈パフペストリー・セイボリーペストリー〉など種類を紹介します。パフペストリーの作り方・レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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ペストリーとは?パイ・パンと違いある?
ケーキやデザート、パンのレシピ本などの中で、ペストリーというメニューを見かけます。また、ペストリーシェフという名称を聞いたことがあるかもしれません。このペストリーとは、パイやパンとどのように違うのかを解説します。
ペストリーはパイ料理などの総称
一般的にペストリーと呼ばれる食べ物には、以下のようなものがあります。
・パイ
・タルト
・キッシュ
ペストリーとは、主に小麦粉にバターやショートニング等の油脂、その他塩、砂糖、卵などを加えて焼き上げたケーキやデザート、料理等の総称です。生地に油脂を多く含むので、焼き上げたときにサクサクとした食感に仕上がる特徴があります。
(*タルトやキッシュについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ペストリーとパンの違いは?
では、ペストリーとパンはどのような違いがあるのでしょう。パンは、主に小麦粉に水分を加えてこねて発酵させたものです。このように発酵の工程があることがパンの特徴で、ペストリーには発酵の工程はないことが基本的な違いです。
ペストリーの種類は?
ペストリーはパイ生地のお菓子やデザート、料理全般のことですが、ペストリーと呼ばれるものには様々な種類があります。それぞれに使用されている材料や製法の特徴について紹介します。
①パフペストリー
日本で一般的にパイと呼ばれるものが、パフペストリーにあたります。パフとは、膨らみという意味です。フランス菓子では、パートフィユテ(フィユタージュ生地)と呼ばれ、折り込みパイのことです。生地にバターの油脂分を多く含むため層ができやすく、サクサクした食感に仕上がります。
生地でバターを包んで伸ばして作るので難易度が高いため、冷凍パイシートで代用されることも多いです。主に、ミルフィーユやアップルパイの生地として知られています。
②ショートクラストペストリー
ショートクラストペストリーは、フランス菓子いうところの練り込みパイです。パフペストリーとの違いは、バターを生地で包むのではなく生地の中に練り込んむ製法で、パートブリゼやパートシュクレにあたります。ブリゼとは砕けるという意味で、シュクレとは甘いという意味です。また、パートとは生地を指します。
どちらかというと、いわゆるパイの食感に近いものはパートブリゼですが、砂糖を含まないため甘くありません。パートブリゼは、キッシュやリーフパイの生地が代表的な例です。一方、パートシュクレは、クッキーのような食感で砂糖も使用するため甘い生地です。クリームやフルーツをのせたデザート系ケーキのタルト生地として知られています。