世界一硬い食べ物は日本の「鰹節」!2位以降もランキングで紹介!
世界一硬い食べ物は何か知っていますか?実は日本の「鰹節」です。今回は、世界一硬い食べ物「鰹節」が硬い理由や、硬い食べ物ランキングを紹介します。世界一硬い食べ物を〈お菓子・アイス〉などジャンル別にも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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世界一硬い食べ物は何か知ってる?
世界にはさまざまな食べ物がありますが、ギネス記録に登録される世界一硬い食べ物とは何でしょうか。ここでは世界一硬い食べ物や、ジャンル別に見た硬い食べ物を紹介していきます。他にも世界2位からの固い食べ物や、ジャンル別に見た硬い食べ物も紹介していくので参考にしてください。
世界一硬い食べ物は日本の「鰹節」!
世界一硬い食べ物は日本の鰹節と言われており、ギネス記録に登録登録されています。最近では丸ごとの鰹節を見ることはあまりなくなってしまいましたが、鰹節はどのように作っているのでしょうか。
世界一硬い食べ物「鰹節」が硬い理由は「カビ」にあり
鰹節はモース硬度で硬さを表すと、水晶や翡翠より硬い7.0~8.0前後と言われています。ここまで硬い鰹節にするには、以下の方法で作っていきます。
1.水揚げ
2.生切り:鰹を3枚におろし内臓を取り除く
3.籠立て:かごに並べてねじれないようにする
4.煮熟(しゃじゅく):80度前後のお湯でゆっくり煮る
5.骨抜き:皮や鱗などの汚れを取り除く
6.水抜き焙乾(みずぬきばいかん):鰹に含まれる水分を抜く
7.修繕:欠けなどがあれば直す
8.間歇焙乾(かんけつばいかん):乾燥
9.削り:表面の油分や焙乾時についたタールを取り除く
10.カビ付け:カビをつけてより硬く仕上げる
11.本枯節
鰹は7割近くが水分で、元々水分が抜けにくい性質を持っています。そのため普通に乾燥させただけでは硬くはならず、焙乾と呼ばれる水抜き作業を行います。6の水抜き焙乾では、何度も鰹をナラやクヌギで燻すことで乾燥させて固くさせていきます。
さらに8の間歇焙乾は最大で15回ほど行われ、職人が一つ一つ様子を見ながら作業を行い、この作業が終わった鰹節が荒節と呼ばれるものです。鰹節の表面には粉のような物が付着していますが、これはカビで間歇焙乾が終わるとカビ付けが行われます。
鰹節にカビが付着しやすいように表面についた油分やタールを削って取り除き、貯蔵と日干しをさせながら3~6回のカビ付けが行われています。このカビが内部に侵入し、中の水分を吸収させることで非常に固い鰹節に仕上がるのです。鰹節を作るのにおおよそ120日ほどかけることで本枯節が完成します。
鰹節でナイフを作った人も…
鰹節の固さを利用してナイフを作った人もいます。こちらの動画の中には鰹節でくぎを打ちつけたり木材を鰹節で叩いて折ったりしているシーンがあり、どれだけ鰹節が固いのかがわかります。切れ味もよく、出来上がった鰹節ナイフでも空き缶を突き破っているので、興味があれば見てみてください。
硬い食べ物ランキングは?2位以降は何?
世界一硬い食べ物は鰹節ですが、それ以降はどのようなランキングとなっているでしょうか。3位と2位を紹介するので、興味があれば参考にしてください。また、比較的手に入りやすいものもあるので、機会があれば食べてみましょう。
3位:干し肉
干し肉は世界に多く存在しますが、特に硬いと言われているのはヨーロッパ各地で作られている伝統的な干し肉で、日本でもビーフジャーキーが知られています。塩漬けにして乾燥させるため固く、長期の保存に向いています。食べるときは塩抜きが必須となりますが、肉のうまみをしっかり感じられる食べ物です。
お酒のお供としてもよく、日本でも簡単に自宅で作れるので、機会があれば作ってみてください。
2位:干し鮑
干し鮑は主に中国で食べられる高級食材で、カンパオと呼び主にお祝いの席で食べられています。ツバメの巣、フカヒレと並ぶ中国の三大食材に数えられ、スープや蒸し物に入れて食べられるようです。干し鮑も鰹節と同じく内部まで乾燥しているため非常に固く、食べるときには水分を加えた料理にするのが定番のようです。