餃子の王将と大阪王将の違いは？兄弟喧嘩が裁判に発展？どっちが美味しいかも比較し紹介！

餃子の王将と大阪王将は、名前が似ており提供するメニューも中華のため、関係が気になる場合もあるかもしれません。二つの企業は裁判を起こしたこともありますが、その理由についてもここでは説明します。

餃子の王将と大阪王将は、どっちが先にできたかという疑問がある人もいるかもしれませんが、1967年に京都市に餃子の王将がオープンしたのが始まりです。価格が安く美味しいためすぐに人気店となりましたが、無料券や餃子を10人前食べたら無料など、当時ではまだ珍しかったアイディアで京都市を中心に店舗数を増やしていきました。

餃子の王将が創業して2年後の1969年に、餃子の王将の創業者である加藤氏は親戚である文野氏に、のれん分けという形で「大阪王将」の開店を認めることにしました。しかし、この時はまだ大阪王将と言う名前ではなく「餃子の王将」と言う名前で経営していたようです。

文野氏は大阪の京橋駅に1号店を開店させ、少ないメニューではあったものの価格と味の美味しさから、学生を中心に繁盛させていくことになります。

1974年に餃子の王将は18もの店舗を持つチェーン店となっていたことから、株式会社王将チェーンとして法人化し、さらに店舗を展開させていきました。翌年には大阪王将が積極的に店舗を展開させていた大阪府内にも、お店をオープンさせます。

1977年に次は大阪王将が大阪王将食品株式会社として法人化を決定、設立化させていきます。1982年には100店舗を超えるチェーン店にまで発展し、餃子の王将の本社がある京都府にも、店舗をオープンすることになります。

大阪王将は元々餃子の王将ののれん分けとしてスタートしたお店であるため、それぞれの王将が法人化してからも、一部の店舗を「餃子の王将」として経営を続けていました。このため商標の問題が起こり、餃子の王将側が大阪王将を相手取り、裁判を起こすことになります。

この裁判で、大阪王将側が明確に「大阪王将」と店舗を改めることで和解となり、業務関係がない別会社として決定づけられることになりました。

餃子の王将と大阪王将の、代表的な人気メニューを比較してみましょう。覚えておくとどちらに入店するか迷ったときに、好みの味のお店に入ることができるので便利です。

餃子の王将と大阪王将は、それぞれの餃子が大きく違います。餃子の王将の皮は厚いものの、焼き目をあっさりとしているためもっちりとした食感が特徴です。大阪王将は皮の厚さは薄くしっかり焼いているためサクッとした食感となっています。

具材は餃子の王将はニラが入っている分風味がしっかりしているものの、その分肉の量は大阪王将に比べて控えめで、あっさり食べられます。大阪王将の餃子の具は生姜が入っているため爽やかな風味ですが、肉の量が多くジューシーな味わいが特徴です。