寿司ネタ「コハダ」の人気レシピ7選!捌き方〜美味しい食べ方を紹介!
【料理ブロガー監修】寿司ネタ「コハダ」はどんな魚か知っていますか?今回は、コハダの〈旬・味わい・値段〉など特徴や美味しい食べ方を、捌き方・下処理の仕方とともに紹介します。〈唐揚げ・酢締め〉など、コハダの美味しい人気レシピ7選も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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寿司ネタ「コハダ」とは?どんな魚?
コハダは江戸前寿司の人気のネタの一つで、光り物の代表的な魚です。しかし、コハダは家庭で食べる機会が少ないため、どのような魚なのかよく知らない人もいるかもしれません。ここでは、コハダの特徴を詳しく紹介します。
コハダの生態・見た目など特徴
コハダはニシン目ニシン科コノシロ属の魚で、アジアの海や汽水域に広く生息しています。遠距離を回遊することはなく、一生同じ水域で生活します。日本では新潟以南の日本海沿岸と、宮城の松島湾以南の太平洋沿岸の内湾や河口近くの汽水域に生息しており、静岡県の浜名湖や瀬戸内周辺などが主な産地です。
木の葉のように平たい身体の背中は銀色で黒っぽい斑点があり、腹は白く口は小さいです。背びれの後部が紐状に伸びている、個性的な特徴もあります。新鮮なコハダは腹と目が銀色に輝いているので、購入する際は参考にしてください。
コハダの名前の由来と別名
コハダは成長とともに名前が変わる出世魚で、関東地方では下記のように呼ばれています。
・シンコ(5センチまで)
・コハダ(10センチまで)
・ナカズミ(13センチまで)
・コノシロ(15センチまで)
5センチくらいまでのコハダは、新物であることが由来してシンコと呼ばれます。コハダは漢字で「子肌」と書き、子供の肌のようにつるんとしているところから名付けられました。コハダは成長に伴い、ナカズミやコノシロと変化していきます。コノシロは漢字で「鰶」と書き、祭事に使われることもある神聖な魚です。
また、生贄となっていた子供を助けるために、身代わりに棺桶に焼いたコノシロを入れたことから「子の代」と書くようになった説もあります。なお、コハダは関西ではツナシ・佐賀県ではハビロ・高知県ではドロクイやジャコといった名前で親しまれています。
(*コハダが出世魚かについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
コハダの旬の時期と値段
コハダはシンコからコノシロになるまで、初夏から冬にかけて楽しめる魚です。6月ころからシンコは市場に出回るようになり、コハダは8月後半から9月頃・コノシロは11月~2月に旬を迎えます。
コハダは小さければ小さいほど値段が高い珍しい魚で、シンコは1キロ当たり数万円の値がつけられることもあります。コハダの値段は1キロ当たり2000円前後が相場で、大きくなると値段が下がっていくのも特徴です。
(*コハダの旬について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
コハダの味わいや美味しい食べ方は?
コハダは寿司ネタとして人気の魚であるものの、自宅で調理したことのない人がいるかもしれません。ここではコハダの味や美味しく食べる方法について紹介します。
コハダの味わい
コハダはニシンのように引き締まった白い身を持ち、旨味が強い魚です。寒くなればなるほど脂がのって美味しくなる特徴もあります。コハダは小骨が多くてサイズも小さいため、一般家庭では下処理が難しく敬遠されがちな一面もあるようです。コハダが成長しコノシロになると小骨をしっかりと取り除く必要がありますが、旨みはさらに強まっていきます。
吉祥寺 福寿司
@fukuzushi1618
新子です、獲れ始めの頃と比べかなり大きくなりましたがまだ身も柔らかくて美味しいです、小肌まで育つと少しずつ脂が落ちて身も締まってきますが、今ぐらいのは脂もあって柔らかく一番美味しいと思います