生玉ねぎの美味しい食べ方は?辛味を抑える方法や人気レシピ5選を紹介!
【料理ブロガー監修】生玉ねぎの美味しい食べ方を知っていますか?今回は、生玉ねぎで食べるメリット・デメリットや、〈水に晒す・切り方〉など辛味成分を抑える方法を紹介します。生玉ねぎの美味しい食べ方・レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
玉ねぎは生で食べるのが美味しい?
玉ねぎは、スープや炒め物など多様な料理に活用できることで人気の食材です。今回は、玉ねぎを生で食べる場合のメリットや美味しい食べ方について紹介します。また、生玉ねぎを使った人気のレシピも併せて紹介するので、参考にしてみて下さい。
生玉ねぎを食べるメリット・デメリット
まずは、生玉ねぎを食べるメリットやデメリットを見ていきましょう。生玉ねぎに含まれる栄養素や、その効果についても紹介します。
生玉ねぎを食べるメリットは『より栄養を摂取できる』
生玉ねぎを食べると、加熱した場合に比べて以下の栄養素を多く摂ることができます。
・アリシン
・カリウム
・ビタミンB群
・水溶性食物繊維
上記に挙げた栄養素は水にさらすと流出する性質があるため、生玉ねぎを食べると効率よく摂取することができます。生玉ねぎに含まれる特徴的な成分はアリシンで、血液の凝固を防ぎ高血圧や動脈硬化を予防する効果があります。また、生玉ねぎに多く含まれるカリウムは体内の余分な水分を排出し、ビタミンB群は疲労回復などに役立つ成分です。
特にビタミンB1はアリシンの働きをサポートする効果があるため、生玉ねぎを食べることで相乗効果が得られます。また、水溶性食物繊維は腸内で水分を含んで便を柔らかくする働きがあるため、便秘の解消効果も期待できます。
(*玉ねぎの栄養素や効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
生玉ねぎを食べるデメリットは『辛味成分』
生玉ねぎを食べることで、以下のようなデメリットがあります。
・腹痛
・胸焼け
・辛い
・口臭
上記の症状は、全て生玉ねぎに含まれるアリシンに由来するものです。アリシンの強い抗菌作用によって、大腸の善玉菌を死滅させて腹痛や下痢などの症状を引き起こすことがあります。また、アリシンは胃の中で胃酸の分泌を促進する作用があるため、胸焼けなどの症状の原因にも繋がります。
さらに、玉ねぎの辛味や臭いの元となる成分のため、加熱した場合より辛く感じたり口臭が発生したりする点もデメリットです。
(*玉ねぎの生食について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
生玉ねぎの辛味成分を抑える方法は?
生玉ねぎは、下処理を工夫すると辛味成分を抑えることができます。ここでは、生玉ねぎの美味しい食べ方について紹介します。
①水や空気に晒す
玉ねぎの辛味成分であるアリシンは水溶性の成分なので、水に晒すことで流出し、辛さを抑えることができます。また、酢水に晒すとアリシンを流出させるほか、酸味によってより辛味を和らげることが可能です。ただし、水や酢水に晒しすぎるとアリシン以外の栄養素も流出してしまうので、晒す時間は15分から30分を目安にして下さい。
なお、アリシンには揮発性もあるため、スライスした玉ねぎを皿に広げて20分~1時間ほど空気に晒すのも効果的です。
(*玉ねぎを水に晒す理由について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②繊維に対して直角な切り方をする
玉ねぎの繊維に対して直角に切ると、組織が切断されてアリシンが空気に触れやすくなり、効果的に辛味を抜くことができます。また、なるべく薄く切るとより多くのアリシンが空気と接触するため、15分ほど放置するだけで美味しく食べられるようになります。