小豆に虫が湧いた…駆除方法は?害虫対策できる保存法も紹介!
小豆にはどのような虫が湧くのかを知っていますか?今回は、小豆に湧く<アズキゾウムシ・マメゾウムシ>などの小さい虫や、小豆に虫が湧かないための対策方法を紹介します。小豆に虫が湧いた・発生した場合の駆除方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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小豆に虫が湧いた…
保存した小豆の袋を開封したら、虫が湧いていた経験がある人もいるでしょう。豆や米に代表される穀物類は長期保存が可能ですが、開封後は虫が湧くリスクも高いので注意が必要です。ここでは小豆にはどのような虫が湧くのかをはじめ、その理由や虫を取り除けば食べられるのかまで幅広く説明します。
小豆にはどんな虫が湧くの?
小豆に虫が湧いているかどうかを見極めるためにも、どのような種類がつきやすいのかを知っておきまょう。実は小豆につく虫は、2種類に限定されているのです。ここでは、小豆にはどのような虫が湧くのかについて説明します。
①アズキゾウムシ
小豆に湧く虫の筆頭はアズキゾウムシで、体長は2~3mm程度と小さいです。体表は茶褐色で背中に白と黒のまだら模様があり、小豆以外にエンドウ豆やササゲにつくこともあります。アズキゾウムシの成虫は1粒の小豆に5個ほどの卵があり、羽化すると幼虫が小豆の中身を食い荒らします。
1ヶ月ほどかかって成虫となり寿命は10日程度ですが、その間に50~60個ほどの卵を産むのです。アズキゾウムシの繁殖期は1年に5回あるため、自宅だけでなく農家でも害虫として認識されています。
②マメゾウムシ
小豆にはマメゾウムシと呼ばれる虫も湧きますが、体長は3~4mm程度です。体表は黒いですが羽根に毛がついており、光の加減によっては灰色に見えることもあります。小豆や大豆のほかインゲン豆やササゲ、緑豆、そら豆などにつく虫です。気温の影響を受けるものの平均寿命は1~2ヶ月程度で、成虫は小豆と小豆の間にまとめて卵を産み落とします。
孵化した幼虫は小豆の中に侵入し中身を食い荒らして成長し、成虫になると小豆から出てきます。マメゾウムシは1粒の小豆に5匹程度の幼虫が侵入する生態があるので、それが成虫になる時には小豆がスカスカになるのです。
小豆に虫が湧くのはなぜ?
小豆の袋を開封して虫を見つけた時、どこから侵入したのかの検討がつかない人もいるでしょう。実は小豆に虫が湧く理由は大きく2つに大別されるので、知ることで対処できることもありそうです。ここでは小豆に虫が湧く理由について、具体的に説明します。
①購入前に産卵されているから
小豆に虫が湧く理由の1つめは、購入前にすでに産卵されているからです。なかでもアズキゾウムシの場合は、栽培されている小豆に成虫が産卵することもあります。農家で栽培されている小豆の場合は農薬を使用しているので虫が湧く可能性が低いものの、家庭菜園では虫がつく可能性が高まります。
また収穫された後の小豆は農家でいったん貯蔵されますが、その際にアズキゾウムシやマメゾウムシが産卵するケースもあるのです。小豆は鞘から外して出荷されるのが一般的ですが、内部に卵が産みつけられていることに気づかずに流通することも珍しくないので覚えておきましょう。
②購入後の保存方法が悪いから
購入後の保存方法が悪いことも、虫が湧く理由となるので注意が必要です。特に開封した小豆の袋は口を輪ゴムなどでしっかり縛っておかないと、小さいアズキゾウムシやマメゾウムシが侵入してしまいます。開封した小豆の袋を戸棚などに入れっぱなしにしておくと、虫が侵入するリスクがあるので保存方法に配慮することが大事です。
小豆に虫が湧いた場合は食べられる?
小豆の袋を開封して虫が湧いていた場合、それを取り除くことはできます。しかし一度虫が湧いた小豆をそのまま食べて、体に問題がないのかは気になるところです。ここでは小豆に虫が湧いた場合、それを取り除けば食べることができるのかについて説明します。