ナマズは食べられる?味は美味しい?刺身の寄生虫の危険や食べ方も紹介!
ナマズは食べることができるのでしょうか?寄生虫が心配ですよね。今回は、ナマズは生刺身も含めて食べられるかや、〈味わい・美味しい食べ方&料理〉を寄生中の危険性とともに紹介します。ナマズの安全に食べるための下処理・捌き方も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
味がうなぎに似ていると聞くと、ナマズを食べてみたいと思うかもしれません。しかし寄生虫の感染を避けるためにも、臭みを取るうえでも下処理をしっかり行うことが大切です。ここでは、ナマズを安全に食べるための下処理方法について説明します。
下処理①ナマズの泥抜き
ナマズの泥抜き方法はうなぎと同じで、以下の手順で進めます。
①クーラーボックスにナマズを入れる
②ナマズが浸かる程度の水を入れる
③②にホースを差し込み、少々の水を流し続ける
④餌を与えずに③を3日から1週間ほどおく
ナマズはクーラーボックスの中に泥を吐くので、水を流し続ける必要があるのです。また自宅にエアーポンプがある場合は、クーラーボックスに入れて酸素を送ることで泥吐きさせることもできます。ナマズが酸素不足にならないように、十分注意しましょう。
下処理②ナマズの臭み取り
ナマズの臭みを取る方法は、以下の通りです。
①ナマズに粗塩をふる
②粗塩をナマズにすり込む
③②を流水で洗い流し、ヌメリを取り除く
日本ナマズもアメリカナマズも体表がすべりやすいので、軍手をはいて作業するのがおすすめです。ナマズが臭い原因は体表のヌメリなので、しっかり取り除きましょう。また臭み取りは必ず、ナマズの泥吐きを終えてからおこなってください。
ナマズの捌き方
ナマズの捌き方の手順は、以下の通りです。
①包丁の背を使って頭を叩き、気絶させる
②背を手前側にして、うなぎを捌く時のように両目を通して目打ちをする
③胸鰭の下から包丁を入れて、腹骨を切り離す
④③の中骨の上に包丁をのせ、滑らせるイメージで割く
⑤④から頭と生骨を切り離す
⑥中骨の下に包丁を入れてはがす
⑦はかした中骨を、尾とともに切り落とす
⑧⑦から頭を切り落とす
⑨⑧から内臓と卵を切り取る
⑩腹びれを中央に残すイメージで切れ目を入れる
⑪⑩の体表を包丁で抑えながら、切れ目から半身に分ける
⑫腹びれを中央に残すように、切れ目を入れる
⑬下びれの骨にそって、腹から尾にかけて助け包丁を入れる
⑭包丁で中骨を抑えながら、切れ目から中骨と裏側の身を分ける
⑮裏側の身と腹骨の間に包丁を入れて、骨をすく
⑯表側の身と腹骨の間に包丁を入れて、骨をすく
寄生虫の心配がない養殖のナマズなら、そのまま刺身にして食べると美味しいです。野生の日本ナマズやアメリカナマズの場合は寄生虫の感染を避けるため、しっかり加熱調理してから食べることをおすすめします。日本ナマズやアメリカナマズの美味しい調理方法は、次章で紹介します。
ナマズを食べる際のレシピ・美味しい食べ方を紹介!
日本ナマズとアメリカナマズは形状が異なるものの、美味しい白身魚であることに変わりはありません。ここではナマズを安全に食べられる、美味しいレシピを紹介します。下処理をしっかりしたナマズはクセがなく食べやすいので、ぜひ試してみてください。
①ナマズのフライ
アメリカでよく食べられている、ナマズのフライを再現したレシピです。このレシピではナマズを食べやすい大きさに切って洗ってから水気をきったものを、フィッシュフライの素をつけて高温で揚げて仕上げています。
②ナマズの蒲焼き
ナマズの身だけでなく、中骨やカマまで活用するレシピです。中骨やカマをタレを作る際に使い、白焼きにしたナマズの切り身に塗って焼きます。仕上げに、タレで切り身を2~3分煮込むのがポイントです。