はまぐりが開かない時は食べれる?危険?半開き・冷凍時など微妙な場合も紹介!
はまぐりの口が開かない場合でも食べられるのか否かを知っていますか?酒蒸し・お吸い物などにすると開かないことがありますよね。今回は、はまぐりが開かない場合は食べられるのかを<砂抜き中・加熱後>の状況別に、何分で開くかの目安とともに紹介します。はまぐりが半開きの場合は食べられるかや、冷凍はまぐりの口が開かない誤った解凍方法についても紹介するので参考にしてみてくださいね。
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- はまぐりは開かない場合でも食べられるの?
- はまぐりは開かない場合でも食べられる?生・加熱で違う?
- ①砂抜き中は完全には開かないので心配ない
- ②加熱しても開かない場合は食べられない
- はまぐりを加熱しても開かない原因は?
- ①死んでいるから
- ②蝶番の状態が悪いから
- ③貝柱の力が強すぎるから
- いずれにせよ加熱しても開かないはまぐりは食べない方が無難
- はまぐりが半開きの場合は食べられる?
- はまぐりが半開きの場合は腐っていなければ食べられる
- はまぐりが腐った場合の特徴・見分け方
- ただ冷凍はまぐりは解凍の仕方次第で開かないので注意
- 冷凍はまぐりは解凍せずにそのまま加熱調理しよう
- はまぐりを冷凍する際は砂抜きを済ますことにも注意しよう
- はまぐりを加熱しても開かない場合は食べないようにしよう
はまぐりは開かない場合でも食べられるの?
はまぐりを酒蒸しやお吸い物にして食べようとした時に、口が開かないものが混ざっていることがあります。また口の開け方が半開きのものも、食べて問題がないかが気になるところです。ここでは、口が開かないはまぐりでも食べられるのかについて説明します。
はまぐりは開かない場合でも食べられる?生・加熱で違う?
口が開かないはまぐりを食べても問題がないかを判断するにあたり、どのような状態にあるのかが重要なポイントです。はまぐりが生なのか加熱したものかによっても、口の開かない理由は異なるからです。ここでは、口が開かないはまぐりを食べても問題ないかを説明します。
①砂抜き中は完全には開かないので心配ない
はまぐりの砂抜きを行っている時には、完全に開くことはないので心配ありません。砂抜きは海水と同じ濃さの塩分濃度3%の食塩水にはまぐりを浸すのがセオリーですが、貝が生きていると口を閉じることが多いです。
また食塩水が冷たすぎると、はまぐりは驚いて口を閉めてしまいます。砂抜きの適温である15~20度の食塩水を用意し、新聞紙などで覆って暗くするとはまぐりの口が開き、舌を出し始めます。
(*砂抜きしたはまぐりの口が開かない原因について詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んでみてください。)
②加熱しても開かない場合は食べられない
はまぐりを加熱しても口が開かない貝は、食べられません。しかし、はまぐりをどれくらい焼けばいいのか、口は何分で開くかが気になるところです。アルミホイルで包んで網焼きにする場合、はまぐりが5cm程度であれば6分ほど焼き、そのまま1分ほど蒸らすのが基本です。大きいはまぐりの場合は、5cmのものの加熱時間を基準に時間を長めにします。
同じ時間で焼いたはまぐりの中に開かない貝があった時には、死んでいる可能性が高いので処分しましょう。またはまぐりをお吸い物にする際には茹でて30秒程度、酒蒸しの場合は蓋をして1分程度で口が開くのが一般的です。はまぐりの口が開かない原因については、次章で詳述します。
はまぐりを加熱しても開かない原因は?
はまぐりを加熱しても口が開かない場合、いくつかの理由が考えられます。その理由を知っておくことで、口が開かないはまぐりを食べてよいかどうかを正しく判断できそうです。ここでは、加熱したはまぐりが口を開かない原因について説明します。
①死んでいるから
死んでいるはまぐりは加熱しても、口が開くことはありません。加熱したはまぐりの口が開くのは、熱によって貝柱のたんぱく質が縮んでしまい殻から離れてしまうからです。しかし死んでいるはまぐりの場合は、こうした熱変性が起こらないので口が開かないのです。
②蝶番の状態が悪いから
はまぐりの蝶番の状態が悪いことも、口が開かない原因の1つです。二枚貝であるはまぐりは接合部分である蝶番は、貝を開こうと引っ張る役目を果たしています。しかし靱帯である蝶番の力が弱まっていると、加熱した際に開かなくなるのです。
③貝柱の力が強すぎるから
貝柱の力が強すぎることも、口が開かない原因となります。はまぐりの筋肉である貝柱は貝を閉じる役目を果たしており、蝶番とのバランスがよければ口が開きます。しかし貝柱の力の方が強いと、加熱しても口を開くことはありません。