ほうれん草の根っこは毒?食べる・捨てるどっち?なぜ赤いかも紹介!
【HOURENSOU HOURENSOU HOURENSOU監修】ほうれん草の赤い根っこ・根元には毒があるって本当でしょうか?今回は、ほうれん草の赤い根っこを捨てずに食べるべき理由を、栄養素・効能やなぜ赤いのかとともに紹介します。ほうれん草に毒があると言われる理由や、根っこの食べ方・レシピのおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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ほうれん草の赤い根っこは毒がある?捨てるべき?
おひたしや白和え、味噌汁の具など幅広い料理に使われるほうれん草ですが、根っこの赤い部分は捨ててしまいがちです。ほうれん草の根っこは食べることができるのでしょうか。ここでは、根っこの部分に含まれる毒性や栄養、美味しい食べ方について詳しく紹介します。
ほうれん草の赤い根っこに毒はない!捨てずに食べるのがおすすめ!
ほうれん草の根っこの部分は毒を含んでいると誤解されることが多く、調理の際に捨てられがちです。ここでは、ほうれん草の赤い根っこの毒の有無や、含有される栄養について詳しく解説します。
ほうれん草の赤い根っこには栄養素が豊富
ほうれん草の赤い根っこには毒はなく、以下のような栄養が豊富に含まれています。
・マンガン
・鉄分
・ビタミンC
・ポリフェノール
ほうれん草の根っこが赤いのはなぜかというと、ベタシアニンという色素成分が含まれているためです。これはビーツやドラゴンフルーツにも含有されるポリフェノールの一種で、高い抗酸化作用を持っていることが特徴です。
根元の部分にはポリフェノールの他、鉄分やマンガンのようなミネラルも凝縮されています。特にマンガンは骨や皮膚の形成に強く関与しているため、成長期の子供や高齢者は積極的に摂取したい栄養素です。また、赤い部分には日頃不足しがちなビタミンCも多く含有されているため、アンチエイジングや美肌作りにも効果的です。
ほうれん草の根元は糖質が多く甘みも強い
赤い色をしていることや土が付着していることから捨てられがちな根っこですが、ほうれん草の根元は糖質が多いため、甘みが強いことが特徴です。植物は、光合成によって作ったでんぷんを根元に送る性質があるため、葉にはない甘さを楽しむことができます。
水野諒
HOURENSOU HOURENSOU HOURENSOU
ほうれん草の根っこは、葉っぱよりも好きというお客様もいらっしゃいます!甘くホクホクしていてオススメです!
ほうれん草の根っこに毒があると言われる理由は?
栄養が豊富で甘味も強い根元の部分ですが、毒があると言われるのはなぜなのでしょうか。ここでは、ほうれん草の根っこに毒性があると誤解されている理由について解説します。
ほうれん草に毒はないが「シュウ酸」が多く含まれる
ほうれん草には毒はありませんが、尿路結石の原因となるシュウ酸が含まれているため、食べ過ぎによって病気を誘発する恐れがあります。ただし、シュウ酸は加熱することで分解する性質がありため、茹でてアク抜きしたり、ソテーすることで摂取量を抑えることができます。
(*ほうれん草のアク抜きについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ほうれん草の根っこの白い粒の正体もシュウ酸
稀にほうれん草の葉や根っこに白い粒が付着していることがありますが、この正体もシュウ酸です。特に冬場の生育が遅れる季節に多く見られる現象で、ほうれん草が寒さや水分不足から身を守るために発生します。カビや腐敗とは異なるので、加熱することで問題なく食べることができます。