パンの白カビは取れば食べれる?毒性あり?白い粉との見分け方も紹介!
パンの白カビは食べれるか知っていますか?毒性はないのでしょうか?今回は、〈食パン・フランスパン〉などの白カビを食べてOKかや、〈味わい・見た目〉など白い粉との見分け方を、黒カビの場合も含めて紹介します。カビの生えたパンを食べてしまった場合の対処法にくわえ、白カビが生える条件や生えにくくするポイントも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
パンをどのように保存すれば、白カビが生えにくくなるのでしょうか。ここでは、パンに白カビが生えにくくする方法や、カビの生えにくいパンの選び方について紹介します。
①パンを冷凍・冷蔵保存する
パンにカビを発生させたくない時は、冷蔵保存や冷凍保存がおすすめです。パンの冷蔵および冷凍での保存期間の目安は、以下の通りです。
・冷蔵保存:2~3日
・冷凍保存:3週間
パンは冷蔵庫で保存すると常温よりも温度を低く保つことができるので、カビの発生を抑えられます。しかし、冷蔵庫で乾燥したパンは乾燥しやすく風味が落ちるため、2~3日程度で食べ切ってください。
パンの美味しさを保ったまま保存したい時は、冷蔵保存より冷凍保存の方がおすすめです。パンを冷凍する際には食パンは1枚ずつ、フランスパンなどはカットしたものを1切れずつラップに包み、密閉できる保存袋に入れて空気を抜いて冷凍室で保存します。解凍する時は、冷蔵庫に移し替えて自然解凍した後に、トースターなどで加熱してから食べましょう。
(*パンの保存方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②防腐剤入りのパンを購入する
パンにカビが生えるのを防ぐだけでなく、カビが生えにくい防腐剤入りのパンを購入するのもひとつの手です。ただし、防腐剤が入ったパンは添加物によるアレルギー症状が出るリスクがあるため、おすすめはしない方法です。
健康面を考慮すると、防腐剤入りのパンを買うよりも、添加物が使われていない無添加のパンを選んで適切な方法で保存したほうがよいでしょう。
カビが生えたパンを食べてしまった場合の対処法は?
パンに生えるカビには白カビのほか赤カビや青カビなどがありますが、万が一これらのカビが生えたパンを口にした場合はどうすればよいのでしょうか。ここでは、カビが生えたパンを食べてしまった時の対処法を紹介します。
自然経過を見て症状が出たら病院へ行こう
カビを食べてしまった時は、自然経過を見て症状が現れたら病院を受診してください。カビが生えたパンを食べた時に起こりうる代表的な食中毒の症状は、以下の通りです。
・吐き気
・腹痛
・下痢
上記の症状は、赤カビが生えたパンを食べた時に現れる恐れがある症状です。毒性の強い赤カビを食べた場合、人の消化器系を刺激して吐き気や下痢、腹痛などの原因に繋がります。また、青カビが生えたパンを口にして下痢を発症した場合、アレルギー症状によるものである可能性が高いです。白カビには発がん性物質があるため、注意が必要です。
カビが生えたパンを食べた後に上記の症状が自然に治まるようであれば、まずは安静にして様子を見てください。しかし、激しい症状が続いて治まらない時は、早めに病院を受診しましょう。
パンの白カビを食べてはいけない
パンに発生する白カビは毒性をもつ恐れがあるため、食べてはいけません。パンを購入したらカビが生えやすい環境で保存せず、賞味期限内で食べきれない時は冷蔵または冷凍保存してください。パンに白カビが生えないように注意して、早めに美味しく食べ切りましょう。