さつまいもの輪切りをレンジで柔らかくする方法｜時間は何分？

さつまいもは蒸し器の調理だと準備や時間に手間がかかることもあり、輪切りにして手軽にレンジで加熱する人も多いでしょう。しかし、レンジで加熱すると、食感が硬くなることがあります。この記事ではさつまいもの輪切りをレンジで柔らかくする方法を詳しく紹介します。

さつまいもをレンジで加熱しても硬くならず、ねっとり甘く、柔らかくするにはポイントがあります。材料や方法も非常に簡単で、わずかな一手間で仕上がりを変えることができます。

次に気になるのは、レンジのワット数や加熱時間でしょう。レンジで何分加熱するべきか、蒸す時間やワット数などによって味や食感がどのように変わるのか説明します。

さつまいもを時短で柔らかくしたい場合は、600Wで5分程度加熱します。輪切りにしたさつまいもの厚みや大きさによって火のとおり方が違うので、さつまいもの様子をみて足りないときは加熱時間を30秒ずつ追加するとよいでしょう。

ただし、この方法ではねっとりせず、甘くない場合もあります。さつまいものでんぷん質は時間をかけて麦芽糖へ分解されます。麦芽糖に分解されやすい温度は約50〜75度で、石焼き芋が甘くねっとりしているのはこの原理に適っているからです。以上の理由から600W5分では時短にはなるものの、糖分が増す前に火が入ってしまい甘さは少なくなります。

レンジを使ってさつまいもを石焼き芋のように甘く、ねっとりした食感にしたいときは200Wまたはワット数の低い解凍モードで15分ほど加熱しましょう。ワット数を下げて時間をかけて加熱することでゆっくりと熱が入り、麦芽糖を多く含んだ甘くねっとりしたさつまいもになります。

ねっとりと甘く、柔らかくなったさつまいもはそれだけでも美味しいですが、毎日のように食べていると飽きてしまうかもしれません。さつまいもの輪切りを美味しくアレンジする方法を紹介します。