あさりの砂抜きに失敗する原因・対策は?対処法や食べられる判断の仕方も紹介!
あさりの砂抜きに失敗する原因をを知っていますか?今回は、あさりの砂抜きに失敗する原因とその対策や、失敗したらどうすれば良いのか対処法を紹介します。あさりの砂抜きに失敗したかの<死んだ・臭い>などの確認方法や、<失敗しない・時短>などの砂抜き方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- あさりの砂抜きに失敗した…なぜ?
- あさり砂抜きで失敗する原因と対策は?砂を吐かせるには?
- 原因①塩分濃度|対策:海水を使うor濃度は3%
- 原因②水温|対策:20度前後に
- 原因③あさりが重なっている|対策:大きめの容器で砂抜きする
- 原因④明るさ|対策:新聞紙などで覆う
- 原因⑤水の入れすぎ|対策:あさりの頭が出る量に
- そもそもあさりに砂が残っていない可能性もある
- あさりの砂抜きが失敗したかの確認方法は?食べられる?
- ①底に砂が溜まっているか
- ②あさりが死んでいるか
- ③あさりが閉じたままなのが失敗とは限らない
- あさりの砂抜きに失敗したらどうすれば良い?対処法は?
- あさりの砂抜きに失敗したら加熱後に水管を切ろう
- あさりの失敗しない砂抜き方法は?時短できる?
- ①基本的な砂抜き方法
- ②お湯で時短する砂抜き方法
- あさりの砂抜きに失敗しないためのポイントを知っておこう
あさりの砂抜きが上手くできているかどうか心配な場合に確認する方法を紹介します。また砂抜きに失敗して死んでしまったあさりは、腐敗したような臭いがあって食べられないので、なるべく早く取り除きましょう。ここでは、死んでいるあさりを見分ける方法もあわせて紹介します。
①底に砂が溜まっているか
砂抜きをした容器に砂やごみが溜まっているなら、あさりの砂が出た証拠です。もし砂が溜まっていなくても、これまで紹介した砂抜きの方法を行っている場合は、元から砂がなかった可能性があるため、加熱調理してから確認してみましょう。
②あさりが死んでいるか
砂抜きをしたときに、臭いがあるならあさりが死んでいる可能性があります。死んだあさりの特徴は、以下の通りです。
・腐敗したような臭いがある
・砂抜きした水が白く濁る
・砂抜き中のあさりの口が開いたままになっている
・砂抜き後の水洗いで口が開いてしまう
・加熱したときに口が開かない
あさりは足が早いので、砂抜き前や砂抜き中に死んでしまうと、すぐに腐敗したような臭いが出てきます。臭いのあるあさりを食べてしまうと、食中毒を起こす可能性があるので、見つけ次第取り除きましょう。砂抜きした水が白く濁る場合は、死んだあさりが混じっている証拠です。
その場合はあさりの臭いを1つずつチェックして、食べられないものを取り除いてください。砂抜き中のあさりを触っても口が閉じないのも、死んでしまっている特徴の一つです。同様に砂抜き後の水洗いの時点で、口が開いているあさりも死んでいます。また、加熱調理後に口が開かないあさりも、加熱前に死んでいたものなので、取り除きましょう。
③あさりが閉じたままなのが失敗とは限らない
砂抜き中のあさりの口が閉じたままだと、砂抜きが上手くできずに、死んでいるのではないかと不安になるかもしれません。しかし、口が開かないからといっても砂抜きが失敗したとは限りません。あさりは水の中で口を開けたり閉じたりしているので、たまたま見たときに口を閉じているだけかもしれないからです。
(*あさりの砂抜きで開かないについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
あさりの砂抜きに失敗したらどうすれば良い?対処法は?
生きているあさりで砂抜きに失敗した場合も、もう一度正しい方法で砂抜きを行うことで、調理に使うことができます。ここでは、あさりの砂抜きに失敗した場合の対処法を紹介します。
あさりの砂抜きに失敗したら加熱後に水管を切ろう
あさりの砂抜きの方法を間違えて砂抜きに失敗した場合は、加熱調理後にあさりの水管を切ることで対処できます。水管はあさりの口のような部分で、生きているときには貝殻の外に出し、水とともに砂を吐き出す部分です。
この部分に砂が溜まっているので、ここを切り落とすことで、あさりとともに砂や汚れを食べなくて済みます。あさりの水管を1個ずつ切り落とすので、面倒な作業とはなってしまうものの、この作業をおこなうことで美味しく食べられます。
あさりの失敗しない砂抜き方法は?時短できる?
今一度、失敗なくあさりの砂抜きを行う方法を紹介します。通常、あさりの砂抜きには2時間から一晩ほど時間がかかりますが、時短できる方法も紹介するので時間がないときには参考にしてみてください。
①基本的な砂抜き方法
あさりの基本的な砂抜きの方法は、以下の通りです。
1. 洗った食器を入れておく水切りかごにあさりを重ならないよう並べる
2. 濃度3%の塩水(水1リットル当たり35g程度の塩を入れたもの)を作る
3. 1にあさりの頭がちょうど出るくらいの量の2を入れる
4. 3を新聞紙で覆う
5. 4を2時間から一晩ほど常温に置けば砂抜きは完了
あさりの砂抜きで最も大切なことは、あさりが生息している環境にいかに近づけるかです。それには塩水の濃度や温度・量に気をつけ、日光や室内灯の明かりを遮りましょう。
②お湯で時短する砂抜き方法
あさりの砂抜きは早くとも2時間くらいかかりますが、お湯を使うことで時短でできる方法を紹介します。
1. 洗った食器を入れておく水切りかごにあさりを重ならないよう並べる
2. ここにあさりの頭が出るくらいの量の50℃のお湯を入れる
3. 10分くらいすると口が開いてくるので少し揺らす
4. お湯を捨てて新しいぬるま湯で貝と貝を手で優しくこすりながら洗えば完了
お湯の温度が43℃以下だと雑菌が増えてしまうので、温度計で50℃を計ってから使ってください。この方法であれば、15分ほどで砂抜きが完了します。またお湯を使うことで時短になるだけでなく、あさりに含まれるうまみ成分のコハク酸が増えるので、より美味しいあさりを食べることができます。
(*あさりの砂抜きの時短方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)