シュークリームが膨らまない…原因と対処法は?失敗しない作り方も紹介!
シュークリームの生地が上手に膨らまないことはありませんか?一度膨らんだ後にしぼむこともあります。今回は、シュークリームが膨らまない原因・理由と対策を、膨らまなかった時の対処法やしぼんだ後に復活できるのかも紹介します。上手に膨らむシュークリームの失敗しない作り方や失敗した時のリメイクレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
- シュークリームの生地が上手く膨らまない…失敗?
- シュークリームの生地が膨らむ理由・仕組み
- シュークリームが膨らまない原因・理由と対策は?
- 原因①生地の水分量が少ない
- 原因②材料の温度が低い・高い
- 原因③卵の量が多い・少ない
- 原因④生地の硬さが不均一
- 原因⑤表面が乾燥してる
- シュークリームが膨らんだ後にしぼんだ時の原因・理由と対策は?
- シュークリームの生地が焼き固まる前にオーブンを開けたのが原因
- シュークリームが膨らまなかった時の対処法は?しぼんだ後に復活できる?
- しぼんだシュークリームが膨らませることはできないのでリメイクしよう
- シュークリームが上手に膨らむ失敗しない作り方を知っておこう
- 材料
- 作り方・手順
- 失敗した膨らまないシュークリームのリメイクレシピも!
- ①シューの生クリームサンド
- ②シューのラスク
- ③ダマンドシュー
- シュークリームが膨らまない原因と対策を知っておこう
シュークリームの生地が上手く膨らまない…失敗?
出典: @shinshin_cas_
シュークリームを手作りしていて、生地が膨らまない失敗をした経験がある人は多いです。しかしシュークリームの生地が膨らむ仕組みを理解すると、失敗を回避できるようになります。ここでは、シュークリームの生地が膨らむ理由を説明します。
シュークリームの生地が膨らむ理由・仕組み
シュークリームの生地が膨らむのは、オーブンで加熱することで生地に含まれている水分が水蒸気となる際に押し上げることが理由の1つです。またシュークリームには卵を使用しますが、含まれているタンパク質も生地を膨らませる働きを担います。さらにオーブンで焼く際にシュークリームの生地が適温であることも、膨らませるために大事なポイントなっています。
シュークリームが膨らまない原因・理由と対策は?
シュークリームの生地が膨らむ仕組みを理解すると、作る過程で失敗の原因に気をつけることが可能です。生地が膨らまない原因に合わせた、対策を知っておくと失敗しにくくなるでしょう。ここでは、シュークリームの生地が膨らまない原因と理由を説明します。
原因①生地の水分量が少ない
シュークリームの生地の水分量が少ないことが膨らまない原因で、以下のようなケースが考えられます。
・生地を練っている間に水分が飛んだ
・シュークリームの生地が乾燥した
シュークリームの生地を作る際にはバターと水の両方を沸騰させたものに、小麦粉を加えて練るのが鉄則です。しかし、冷たいままのバターを使うと溶けるまでに時間がかかり、バターの水分が飛んで膨らまない原因となります。溶けやすいようにあらかじめ細かく切ってから、常温に戻しておくのがポイントです。
それでも上手く膨らむ生地を作れないといった場合には、バターをマーガリンで代用してみましょう。マーガリンはバターより溶ける温度が低いため、生地を練る際に熱を加えすぎる失敗を防ぐことができます。さらに、シュークリームの生地が乾燥することも失敗の原因となるので、作業は手早く行いましょう。
原因②材料の温度が低い・高い
以下の理由で材料の温度が低いあるいは高いことも、シュークリームの生地が膨らまない原因となります。
・バターと水を沸騰させていない
・温めたバターと水の温度が下がってから小麦粉を加えた
・生地を絞る時にすでに冷めてしまった
・オーブンを予熱していない
シュークリームを膨らませるためには、生地の温度管理を徹底することが大切です。鍋にかけた水とバターが完全に沸騰しない状態で小麦粉を加えると、糊化(こか)が進まず生地に粘り気が出ません。小麦粉に含まれているアミノペクチンと呼ばれるデンプンが糊化するためには、87℃以上の温度が必要です。
また練った生地の温度が下がると、オーブンに入れても膨らむ前に生地が乾燥してしまいます。シュークリームの生地が35~40℃を保っているうちに、生地をオーブンに入れましょう。シュークリームの生地が41℃以上になっても膨らまない原因となるので、注意が必要です。
原因③卵の量が多い・少ない
卵の量が多いまたは少ないことも、シュークリームの生地が膨らまない原因です。シュークリームの生地において卵は水分と油をつなぐ役割を果たすとともに、水蒸気となる水分を補う役割を担っています。卵の量が多いと生地がゆるんで膨らみにくくなり、少ないと伸びにくく厚くなります。
練り込んだ生地に卵を加える時には、4回程度に分けて少しずつ入れましょう。1回目は卵液を多めに入れて、生地がホロホロになるまで混ぜてから再び加えます。生地の硬さを確認しながら、加える卵液の量を調整してください。
原因④生地の硬さが不均一
生地の硬さが不均一なことも、シュークリームが膨らまない原因です。ボウルに移した生地に卵液を混ぜる際に、側面に渇いたものが残ったまま作業すると硬さにムラが出てしまいます。卵液を加えて生地を練り込む際には、ボウル側面についているものもしっかり払うよう心がけましょう。
原因⑤表面が乾燥してる
生地の表面が乾燥していることも、膨らまない原因となります。手早く練って水分を飛ばさないだけでなく、オーブンに入れる前に霧吹きで水を吹きかけるのがおすすめです。保水することで生地表面がパリッとしますが、湿度の高い夏場に水をかけすぎると柔らかくなるので注意が必要です。