泡盛の賞味期限は?未開封・開封後で違う?10年前でも飲めるの?
泡盛に賞味期限はあるのでしょうか?10年前に放置された古い泡盛でも飲めるのでしょうか?今回は、泡盛に賞味期限はあるのか・腐るのかを、泡盛に記載されてる数字の意味や〈未開封・開封後〉の保存方法とともに紹介します。〈カビ〉など泡盛で飲むのを避けるべき状態も紹介するので参考にしてみてくださいね。
・【お酒、飲酒は20 歳を過ぎてから】
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目次
泡盛の賞味期限はどれぐらい?10年前に放置されたのは腐ってる?
沖縄県で作られる焼酎である泡盛は、アルコール度数が高いお酒として知られています。特に沖縄県では自宅で梅酒を作る際に泡盛を使う家庭も多いようですが、開栓した後に残ったものの賞味期限が気になるところです。ここでは、古い泡盛の賞味期限について説明します。
泡盛に賞味期限はないので腐ることはない
沖縄焼酎である泡盛は蒸留酒の1種でありアルコール度数も40~50度と高いことから、賞味期限はありません。未開封の泡盛を正しい方法で保管していれば、保存期間は10年以上に及び熟成した古酒として楽しめます。アルコール度数が高いため開封後の泡盛も傷みにくいお酒ではあるものの、保存方法によっては飲めなくなることもあるので注意が必要です。
泡盛に記載されてる数字は詰口年月日などを表す
出典: @HARUKA_COCO1217
沖縄焼酎である泡盛のラベルには賞味期限の代わりに、以下の言葉が記載されています。
・瓶詰年月日
・詰口年月日
・瓶詰日
・蒸留年月日
上記の言葉はすべて、瓶に泡盛を詰めた日を表しています。泡盛は保存期間が長くなるのに比例して美味しくなり、瓶の中で熟成し古酒になることが特徴です。賞味期限がない泡盛は、瓶詰してから3年を過ぎると古酒になります。2003年以降に瓶詰された泡盛には上記の記載があるものが多いので、古酒かどうかをチェックして熟成された味わいを楽しみましょう。
泡盛で飲むのを避けるべき場合は?
未開封の泡盛に賞味期限はないものの、開封後は保存期間によって飲めなくなるケースがあると前述しました。開封後の泡盛は保存方法によっては傷み、飲むと食中毒を引き起こす可能性があるので注意が必要です。ここでは、飲むのを避けるべき泡盛の状態について説明します。
①容器の淵にカビのようなものが生えている
泡盛の容器の淵にカビのようなものが生えている場合は、飲まずに処分しましょう。焼酎メーカーが手順を守って瓶詰した容器や泡盛に、カビが生えることは基本的にありえません。保存場所や温度に問題があり、混入した雑菌が繁殖したことが原因と考えられます。アルコール度数が高くても賞味期限がなくても、保存方法を守らなければ傷むと覚えておきましょう。
②泡盛から異臭がする
開封後の泡盛だけでなく熟成させるつもりで寝かせておいた未開封のものであっても、異臭がする場合は飲まずに処分してください。泡盛を熟成させるためには直射日光が当たる、湿度や温度が高い場所を避けるのが鉄則です。保管場所が適切でなければ、アルコール度数が高く賞味期限がない泡盛でも腐ります。
泡盛の美味しさを保つ保存方法は?冷蔵庫はNG?
泡盛は賞味期限がなく瓶の中でも熟成すると聞くと、沖縄土産を寝かせようと考える人もいそうです。泡盛の美味しさを保つ保存方法を知り、実践すると古酒ならではの美味しさが楽しめるでしょう。ここでは賞味期限がない、泡盛の適切な保存方法について説明します。
①日の当たらない冷暗所で保存する
賞味期限がない泡盛は未開封でも開封後でも、日の当たらない冷暗所で保存するのが基本です。押し入れや台所の床下収納スペースなどで、泡盛を保存しましょう。開封後の泡盛の場合は、冷暗所で保存しても味の変化が起こることはあります。開封後の泡盛は冷蔵庫で保管したくなりますが、旨味成分が凝固したりオリが発生したりすることがあるので避けましょう。